[Reviews]Vol.02 最強のコンパクトなドローンDJI Mavic Pro、その真価はいかに?

2016-10-19 掲載

画期的なドローン「Mavic Pro」を解剖する

春に画期的なホビードローンPhantom4をリリースしたばかりのDJIから、9月末にまたもや画期的なマシン「Mavic Pro」(以下:MAVIC)」が発表になりました。発表会の様子はこちらからご確認いただくとして、解像度4Kのジンバル付きカメラを搭載しながらもコンパクトにおりたためる約700gのボディと、進化したアクティブトラッキング(自動追尾)や、おなじみのスポーツモードの機動力を持ったフライト性能はぜひとも試したいところ。

ということで、発売直前のMAVICをお借りすることができたので、MAVICをネタに今度は「ドローン女子」で活躍中の福原艶香(ふくはらつやか)ちゃんをドライブデートにお誘いしました。シーズンオフのスキー場で思いっきりデート、いや、MAVICを楽しみたいと思います!

すっぽりカバンに入るコンパクトサイズ

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誰もいないゲレンデに到着すると、天気も気持ちいい快晴!荷物が多かったので艶香ちゃんのカバンに入れてもらっていたMAVICを取り出してもらい、さっそく飛ばしてみようと思います。

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艶香ちゃんも新型機に興奮気味なのですが、飛ばす前にはもちろん変形です。男の子のココロをくすぐります。本体は前のアームを水平に、後ろのアームを垂直に展開すればOK。プロペラは遠心力で広がるタイプ。小さなジンバルにはジンバル固定用のスペーサーがはさまっているので、最後にこちらを外します。特長的なカメラ部分を覆う球体型の透明カバーですが付けたままでも撮影できるか、後ほど試してみたいと思います。

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MAVICはプロポもすっかりコンパクト。アンテナを立て、スマホを固定するアームを広げ、左右のアームの間にiPhoneを挟み込めば完成です。ライトニングケーブルの端子もスマートに収まっています。

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実は、この日のためにiPhone7を買ってしまいました。ぴったりです。ちょっとiPhoneのサイズでは画面が小さいな…と思われる方は、iPhone Plusも入りますのでそちらを使うと良いかもしれません。しかし、それにしても軽い!これはしばらくフライトさせていても疲れる気がしません。ポイントは少し硬いスティック動作。これが操作にどう影響するかフライトさせて検証したいと思います。

DJIシリーズならではの抜群の安定性

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艶香ちゃんも興味津々なので、さっそくフライトさせてみたいと思います。コンパスキャリブレーションやフライト方法は今までのDJIシリーズと同様。スティックを逆ハの字に倒してプロペラをアイドリングさせ、ゆっくりとスロットルを上げて緊張の初フライト!動きはPhantomシリーズと比べると軽いためか機敏です。ギュンギュン動きます。

しかし、フライトの安定性はDJI製品ならでは…という感じです。思ったところにまっすぐ進み、止めたいところにピタッと止まるイメージです。ホバリング高度も見事なまでに固定されます。先ほどのプロポの硬い動作のスティックは、直線的に動かす場合(真正面や真横、真上など)は意図せず斜めにスティックを倒してしまうということがないため、非常に楽ちんです。ただ、斜めにスティックを入れたい場合は少しやりにくく、少し慣れが必要ですね。

Phantom4とカメラ画質比較

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4Kレベルの高解像度カメラを積んでいるMAVICとPhantom4ですが、画質はどうなのでしょうか?空撮映像の検証をする前に、カメラの画質チェックをしたいと思います(MAVIC、Phantom4ともに解像度4K、設定をAUTOに統一)。

では、フライトをさせず、艶香ちゃんに「自撮りカメラ」としてドローンを手に持って自撮りしてもらいましょう。

下がそのサンプル映像です。いかがでしょう?MAVICは艶香ちゃんにピントが合い背景はほどよくボケていますね。色もビビットな感じです。比べてPhantom4はシャープな画質で画面全体がピントが合っている感じです。色合いも自然ですね。

次は、実際にフライトさせながら画質を比較してみたいと思います。艶香ちゃんに木の下に立ってもらって、艶香ちゃん→木→背景…と撮影したいと思います。MAVICのほうがやはりビビットな色でマイルドな味付けという感じでしょうか?Phantom4は画面全体がシャープです。艶香ちゃの上にある木の葉の表現を見ると、違いがよくわかるかもしれません。

人物を主役にした映像を撮影する場合、手前の人物にフォーカスを合わせて背景をぼかすことができるMAVICで、味のある画づくりができそうです。ただ、風景などをメインにした映像の場合、好みが別れるかもしれませんね。

参考に、球体状のカバーを付けたままの映像も撮影してみましたが、角度によって光が変に反射して映り込むこともあるようです。キズも付きにくい素材ではないようなので、レース的に飛ばすことをメインにしたフライトをするなどの理由がない限りは、外して撮影したほうがよいでしょう。

新しくなったアクティブトラッキング(自動追尾)

艶香ちゃん、実はファッションショーのモデルもこなすデキるコなんです。今回は足場が悪くてウォーキングできないのですが、せっかくなので、艶香ちゃんが歩く姿をMAVICで撮ろうということになりました。こんなときはアクティブトラッキング機能を使い、MAVICを自動追尾させるのが便利です。

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アクティブトラッキングとは、画像解析技術を使って、被写体を自動追尾する機能です。設定は被写体を写した状態のスマートフォン上で行います。画面左側のドローンマークをタップし「アクティブトラッキング」を選択すれば準備完了。被写体を斜めになぞるように指を動かすと黄緑色の四角い囲みができるので、その囲みで被写体を囲って「GO」をタップしてスタート。

Phantom4にもシンプルに追尾する機能は付いていたのですが、今回は新しい機能も追加されたのでそちらを試しながら艶香ちゃんを魅力的に撮ってみたいと思います。

横にスライドしながら追尾する「Profile」

今回新しく追加された機能が横にスライドする「Profile」。今まではPhantom4におまかせで追尾させ、後ろからついていく機能でしたが追尾方法を選べるようになりました。この機能では基本動作が「横スライド」になり、遠くへ(画面奥へ)離れていくと、MAVICは直進してついてきてくれます。今回は時間の関係から寄れませんでしたが、海辺などで波打ち際を歩く艶香ちゃんを撮ってみたい…。

機体を固定させたままカメラのチルトで追尾する「Spotlight」

もう一つ追加された機能は、カメラのチルトだけで追尾する機能。これ、意外と使えるかもしれません。MAVICに近づいてくる艶香ちゃんがかわいく撮れました!撮影者がいる場合は必要ないかもしれませんが「自撮り」の機能として使うと非常に便利です。

簡単にできるようになったノーズインサークル

ドローンで空撮をする人なら誰しもがやったことがある「ノーズインサークル(常に被写体を中心に捉えながら周囲を周回する)」。今回のアクティブトラッキングのアップデートで、より簡単になりました。設定はアクティブトラッキング設定時に被写体の下に出てくるスライダーを左右どちらかにスライドされるだけ。しかもパーセンテージの値でスピードを変えることができます!抜群の安定性で円を描くようにフライトしますので、映像もキレイです。これでキレイな花のジュウタンの中にいる艶香ちゃんを撮影できたら最高の映像がとれることでしょう。

MAVICをジェスチャーで操作する「Gesture」

もうひとつ、ちょっと楽しい機能が「Gesture」。MAVICのカメラに向かって両手を大きく振るとMAVICがこちらを向きます。そして、両手を使って「」(カギカッコ)をすることで、数秒後にMAVICがシャッターを切るので自撮りができちゃいます!ああ、いっしょに撮ればよかった…。

人物撮影や自撮りに最適なMAVIC

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いろいろ遊んでみましたが、MAVICは人を撮影するカメラとして最適なドローンなのではないかと感じました。背景をぼかすフォーカス機能、マイルドな画質とビビットな色、撮影をサポートするインテリジェント機能。そして何より、カバンに収まるコンパクトなサイズ。旅行に、イベントに、MAVICをカバンに入れて出かけて行くと外出がいつも以上に楽しくなりそうです。

協力/モデル:福原艶香 (ドローン女子)スチールモデル、ショーモデル、栄養士

WRITER PROFILE

田口厚
株式会社Dron é motion(ドローンエモーション)代表。観光PR空撮動画制作、ドローンの活用をテーマにした講習等の企画・ドローン操縦士スクール講師、ドローン導入支援等も行う。JUIDA認定講師。DJIインストラクター。
[Writer:田口厚]
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