農業用ドローンを身近なものに!ヒュームが85万円の中型農薬散布用ドローンを発売

2017-03-15 掲載

TOKYO DRONE Academyを運営する株式会社ヒュームは、オリジナルドローン販売ブランド「東京ドローンプラス」を設立するとともに、低価格の農薬散布用ドローン「Helios(ヘリオス)10」を発売する。価格は税抜85万円。価格の中には機体だけでなくユーザーのレベルに合わせたマンツーマンの技能講習付き。

機体は、農家の方が自分で空中農薬散布するための機体を作るというコンセプトで制作され、市販のパーツを組み合わせて低コスト化と高メンテナンス性を持たせた。とはいえ、10Lのタンクを積んだ機体にはDJI社フライトコントローラー「N3」を搭載しているため、機体の飛行安定性は非常に高いという。

タンクは角がなく丸型で中の液体がスムーズに移動する

プロペラは4枚のクアッド型を採用。テストを重ねた結果、10Lのタンクを運ぶにはクアッドにして、大型高トルクモーターを搭載した方がエネルギー効率が良かったとのこと。アームは折りたたみ式で、1380mm(DJI社AGRAS MG-1は1471mm)の機体は折りたたむと600mm(同780mm)程度になる。

折りたたむと一人でも持ち上げることができる

そのほかにも、本体の簡単な物理スイッチで電源を管理したり、タンクにアダプターを付けると粒体に対応できるなど細かい工夫も随所に見られる。

フライトコントローラーはDJI「N3」。物理スイッチを入れると初めて通電する 粒体用アダプタを装着したところ。簡単に装着できる

また、サポートを兼ねたユーザーグループ「Heliosクラブ(初年度無料)」を設置予定で、クラブ内では飛行申請書の作成支援や保険の紹介、補助金情報の提供なども行う。

産業用無人ヘリコプターの独壇場だった農薬散布の市場に今年は農薬散布用ドローンが食い込んでくることは間違いないだろう。そのような中で「Helios(ヘリオス)」のような最低限の機能に絞った機体も選択肢のひとつとしておもしろい。

※農林水産航空協会の承認は未取得の機体

■Helios10の特長と仕様

  1. 農薬散布に必要な直進性・高度維持を実現したフライトコントローラーDJI製「N3」を搭載
  2. 業界屈指の10L散布可能*オプションで粒剤散布との兼用可能
  3. 液剤のゆれに強い円錐タンクを採用
  4. バッテリーには、余裕のフライトを可能にした12セルを採用と共に安全面を考慮して本体機体側に電源スイッチを装備
  5. 剛性の強いフレームと大きなプロペラ・大きなモーターでの安定飛行を実現
  6. 各パーツ単位で修理や交換が行えるスピーディーで優れたメンテナンス性
  7. 業界屈指の飛行時間
    タンク空:24分
    10L散布:8分
  8. 業界屈指のノズル4頭で散布幅最大7m(高度約3mの場合)
  9. 折畳み式アームで車の助手席にすっぽり収納
  10. マンツーマンでの経験豊かな講師による講習付
東京ドローンプラス