[ドローンレースへの道]Vol.01世界同時多発的にドローンレースが激アツ!

2016-04-22 掲載

10歳の誕生日にもらったプレゼントがきっかけで、まさか自分の息子が5年後、世界トップレーサーになることをお父さんは想像してなかっただろう。 今年の3月にドバイで行われたドローンレース、世界中から多くのチームが参戦した。難しいコースレイアウト、ハイレベルなパイロット達の中、優勝したのは英国のルーク・バニスター(Luke Bannister)さん15歳。

ykota_01_luke_award WORLD DRONE PRIX IN DUBAIで優勝した15歳のLukeさん

今、ドローンレースが激アツ!

Google GlassやOculus Rift(オキュラス リフト)など、メガネ・ゴーグル型のヘッドマウントディスプレイが増えてきた昨今、ドローンレースでも専用のゴーグルを装着する。そして、そのゴーグルに映し出されるのは、ドローンから見えるリアルタイムの飛行映像である。このドローンからの映像を頼りに時速100kmを超えるスピードで様々な障害物を回避しゴールに向かう。現在開催されているドローンレースの多くは、このようなドローンからの映像を見ながら操作するFPV(First Person View)飛行を行いながら、予め設定されたコースレイアウトをより早く突破するというタイプが主流だ。百聞は一見に如かず、以下の動画を見ていただきたい。

圧巻のスピードだ。ちなみに、こちらの動画のパイロットは韓国のMinchan Kimさん(なんと12歳!)。前述したドバイレースのフリースタイル部門で優勝したパイロットだ。

2016年に行われる大規模ドローンレース in ハワイ

yokota01_cource_dayright ドバイレースでパイロットがドローンを飛行させたコース。可動式のスタンドや高低差の激しいバンクのあるコースには大掛かりな照明や仕掛けが施してある

ドバイレースは、ドバイ首相が本腰を入れた国を挙げての取り組みであり、豪華絢爛なレースコース、賞金も1億円を超えるなどドローンレースへの力の入れ具合は世界的にも加速している。今年の10月には、ハワイで大規模なドローンレース世界大会が開催される予定だ。

このハワイで行われるドローンレースでは、これまでの主流なレースタイプである、タイムアタックやフリースタイル(ドローンによる演技)に加えて飛行機型(固定翼)やマイクロサイズなど多種多様なドローンによるレースや、選手村が設けられ、各種イベントが行われるとのこと。なお、このハワイドローンレース世界大会の日本予選は、日本ドローンレース協会が主催しており、6月11日-12日に宮城県仙台市で行われます。詳細や今後の情報についてはこちらを。JAPAN DRONE NATIONALS

ドローンレースにはチャンスがたくさん?

yokota_top_fpv FPVドローンレースに必要な、ドローン・ゴーグル・プロポ(リモコン)は誰でも揃えることができる

ものすごいスピードでゲートや障害物をくぐり抜け、追い越し追い越されを繰り返すドローンレース。誰でも最初からこのような飛行ができるかといえば答えはもちろんNOだが、ドローンレースが始まったのはこの1,2年であるところに注目して欲しい。ドローンレース自体、スポーツとしての日が浅く発展途上であることは間違いないが、先のドバイレースで優勝した青年二人の年齢が物語るように、何年間もの練習や大きな経験が必ずしも必要なわけではない。

また、野球やサッカーといった現代のメジャースポーツと異なり、人間自身の身体能力に大きく依存せずに、ドローンを中心とした最新技術や知識をいかに活用するかがとても重要となる。私が、ドローンレースに魅了され、30歳を過ぎた今、FPVドローンレースに真剣に参加する理由の一つはここにあります。(一番の理由はFPV飛行を仲間とやるのが純粋に楽しいから!)あなたも一緒に、ドローンレース、始めてみませんか?今後、数回にわけて「ドローンレース」について、世界動向やドローンレースの始め方など連載していきます。これを読んだ方々の中から未来のレーサーが出てくることを信じて!

WRITER PROFILE

 Atsushi YOKOTA
大手企業向けECシステムのプロマネ、Webマーケティングアプリのエンジニアを経て独立。ドローン入門者向けサイト BE INTO DRONE運営。ドローンスポーツの開発やドローンレースにも参戦。

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