[Reviews]Vol.03 固定翼機の魅力をParrot DISCOでご紹介!

2016-10-28 掲載

Parrotの固定翼機「DISCO」

1月にラスベガスで開催されたCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)で試作機が発表になったParrotの固定翼機DISCO。ついに今月、国内でも発売となりましたのでDJI MAVIC PROのレビューに引き続き「ドローン女子」で活躍中の福原艶香(ふくはらつやか)ちゃんに手伝ってもらいながらさっそく試してみたいと思います。場所は引き続きシーズンオフのスキー場。スキー場の広々とした空で思いっきり飛ばしてみたいと思います。

さっそくDISCOを組み立ててみる

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なかなか機体サイズが大きいDISCOですが、翼を外して分解できるので意外とコンパクトに持ち運ぶことができます。コンパクトになったSkyController2もバッチリです。SkyControllerが小さくなることをどれだけ待ち望んでいたか…。Bebop Drone2時代から待ち望んだControllerです。

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では、さっそく組み立ててみたいと思います。まずはバッテリーを本体に挿入したいと思いますが、これがまた小さい!これぞ、固定翼機の魅力ですね。こんなコンパクトサイズのバッテリーで45分のフライト時間を確保しています。しかも最高速度は80km/h。本体上部が蓋状になっていますので、そちらをはずし、コネクターに差し込むだけ。あとは左右の翼を本体に差し込めば完成です。

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DISCOが完成しましたので、高原を背景にポーズを決めてみます。

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ついに固定翼機DISCOの初フライト!

review_disco_06_2 バージョンアップしたアプリ画面

さあ、ついに初フライトです。SkyController2にタブレットを設置し、SkyController2とタブレットをUSBケーブルで接続します。旧型はWi-Fi接続だったので、ちょっと変わりましたね。接続後は、今まで通りWi-FiでDISCOとタブレットを接続し、アプリから「FreeFlight Pro」を立ち上げると操作画面に移行します。

review_disco_06_3 review_disco_06 マルチコプター型のドローン同様、いろいろな設定が可能

今回は固定翼機なので、離陸と着陸がマルチコプター型のドローンとはちょっと違います。DISCOの離陸はSkyController2の中央にある小さな「離着陸ボタン」を押し、プロペラが回りだしたら離陸準備、そのプロペラが強く回りだしたらフリスビーを前に投げるようにDISCOを前に投げ出します。すると、地上50mまで自動航行で上昇しする…という手順です。さて、艶香ちゃんにやってもらいましょう…。

スゴイッす!ギューンって飛んで行きました!!ちょっと斜め上に投げるのがポイントです。それと、あくまで正面に投げる。横に投げてしまうとちょっと危ないです。

上空をギュンギュン飛ばしてみる

※ちょっとレンズが汚れています

離陸したDISCOを上空でギュンギュン飛ばしてみます。これはマルチコプターにはない爽快感。風をつかむ、風に乗る、風と一体になる…。何とも言えない感覚になります。マルチコプター型のドローンと同じく、各種センサー(ジャイロ・高度センサー・加速度センサー等)がフライトをサポートしますので、ゲームで飛行機を飛ばすようにコントロールすることができます。

ただ、ちょっと注意しなくてはならないのは、マルチコプター型のドローンを普段操作する方はスロットルが上が上昇、下が下降となるのですが、固定翼では下が上昇、上が下降となります。ちょっとしたときに混乱するかもしれないので、始めはある程度高度を保った上空で練習するのがよいかと思います。

FPVを楽しむ…こともできますが、改正航空法の範囲内で楽しみましょう

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このDISCO、何より楽しいのは空撮映像をリアルタイムで楽しむことができるFPV(ファースト・パーション・ビュー:一人称視点)の映像。専用のゴーグルが付属していますので、こちらにSkyController2と接続したスマートフォンを挿入してゴーグルをかければ、あたかも空を飛んでいるような感覚で映像を見ることができます!

ただ、改正航空法によって目視外飛行(機体を直接見ずにドローンを飛行させること)は禁止されていますので、今回は艶香ちゃんにゴーグルをかぶってもらい、ボクがDISCOを操作する…ということをやってみたいと思います。た、楽しそう…。

アクシデント発生!トンビ・パイセンに追いかけられる

しばらくDISCOで風に乗っているとアクシデントが発生!なんと、このスキー場周辺を縄張りにしていると思われるトンビにDISCOが追いかけられる事態に…。鳥と同じような動きをするので縄張りを荒らしに来た敵と思ったのかもしれません。衝突してしまってはお互いにイイことがありませんので何とか逃げようと旋回しますが、トンビもまた追いかけてきました。

今回は事なきを得ましたが、春先の巣作りの季節などは特に注意が必要です。

少しコツが必要なDISCOの着陸

DISCOを着陸させるには、飛行機と同じように滑空させるように地面に着陸させます。80~100mほどの距離を確保し、できれば向かい風がベストです。今回は向かい風というわけではありませんでしたが、ゲレンデでちょうど着陸させるだけの距離を確保できそうです。DISCOを正面に捉え、まっすぐ自分に向けてスピードを落としながら高度を下げます。そして、高度が10mほどになったら離陸時にも使用した「離着陸ボタン」を押すと、一度プロペラが止まりまり、数秒後にプロペラが逆回転、勢いを殺してそのまま胴体着陸!

こちら、滑走路が短いと高度を落としきれずに自分のアタマの上を通り越してしまうこともありますのでご注意ください。後ろに人がいたり、構造物があるとちょっと危険です。自分も、ちゃんと手前で着陸できるようになるまで2~3回ほどの着陸練習(失敗)がありました。滑走路が向かい風だと、着陸までの距離を縮めることもできます。ただ、仮に何かにぶつかっても本体は発泡素材でできていて軽いうえ、翼も外れて衝撃を吸収しますのでダメージは最小限に済みますのでご安心ください。

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コツは、まず確実に何も障害物がない滑走路を確保すること。そして、まっすぐ滑走路に向かって下降し、最後は無理をしないこと。着陸が無理そうだな…と思ったら、早めに再浮上して着陸態勢を取り直すくらいの気持ちで着陸させるのがよいかと思います。そのためにも、バッテリー残量ギリギリで着陸をせず、余裕を持って着陸させましょう。

正直、場所を選ぶ機体ではありますが、マルチコプター型にはない、あの大空の滑空感、ワクワク感は病みつきになります。ぜひ広い空をFPV飛行で試してみたい機体です。

協力/モデル:福原艶香 (ドローン女子)スチールモデル、ショーモデル、栄養士

WRITER PROFILE

田口厚
株式会社Dron é motion(ドローンエモーション)代表。観光PR空撮動画制作、ドローンの活用をテーマにした講習等の企画・ドローン操縦士スクール講師、ドローン導入支援等も行う。JUIDA認定講師。DJIインストラクター。
[Writer:田口厚]
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