[ハワイ ドローン観光案内]Vol.31 新しいチャレンジ、VR360°カメラ×ドローン

2018-03-30 掲載

アロハ!クリエイティブ・ディレクター長澤宏樹です。前回のコラムでちらっと触れましたが、昨年の秋頃、音楽家・安田寿之新曲「Landfall」のミュージッククリップの制作に陸海空の撮影で参加しました。山崎監督によるこだわりの長い編集期間を経て、先日これが無事完成しました。

そして、この作品が一つのきっかけとなり、おかげさまで新しいチャレンジが生まれたのですが、今回のコラムではこの新しいチャレンジについて書きたいと思います。新しいチャレンジ、それは何かと言うと、「VR360°カメラ×ドローン」です。

ことの発端は、筆者が、安田寿之の「Landfall」のミュージッククリップの完成をSNSを通じて告知したことでした。この投稿が、100万人のフォロワーを持つVR MUSIC LIVE というfacebookページを運営するVRGATEWAYさんのアンテナにひっかかり、同社が運営するfacebookページ「VR Music Live」でも紹介してもらえることになったのです。

(このページは本来は、VR映像をメインに流しているのですが、安田寿之のMVがすごく気に入ったとのことで、そのサイトでも流してもらうことになったわけです)。

そうしたら、その後の反響が想像していた以上にスゴかったんです。あっという間に、29万再生、209シェア、6496いいね(3/10現在)。特に、日本のVRコンテンツはアジア圏でとても人気なのだそうです。 「今VRってやっぱり熱いんだなあー」と改めて感心していたら、その後、VRGATEWAYさんからVRカメラを届きまして、これをドローンに取り付けて、360°映像をドローンで撮ってみてもらえないか?という相談をうけました。

このコラムを読んで下さっている読者ならもうすでにおわかりでしょうが、筆者は「面白いアイデア」というのに貪欲でして(笑)、面白いアイデアはとことんカタチにしてみないと気が済まないたちでして、二つ返事で引き受けました。

そんなこともあり、早速、景色の良いロケ地へ出向き、撮影してきた、というわけなんです。しかーし!結論から言うと、これがなかなか難儀でして…。細かくは、映像をご用意したので、こちらを見てほしいのですが、以下、文章でも説明しますね。

まずは、360°カメラをMavicProに取り付けるにはマウントが必要です。カメラを、下向きに設置することを前提にマウントを選んだら手頃のものがありました。取り付け方はいたって簡単で、スナップで取り付く感じになっています。

Amazonで購入可能です!

しかし、ハードルその1としては、マウントの下にカメラがぶら下がることになるので、つまり、普通の地面からの離発着ができない=離発着はすべて、ハンドリリース&キャッチをしないといけない、ことになります。 著者は実はこのハンドリリース&キャッチが怖くて避けてきたのですが(笑)!

今回はそうも言っていられない、ということで、この方法を早速勉強。色々とYouTubeの映像を見て研究しましたが、小鉄製作所さんの映像がわかりやすくてためになりました。おかげさまで、ハードルその1であるハンドリリース&キャッチができるようになりました。ハンドリリース&キャッチをしたいと考えている読者の方のためにも、リンク貼っておきます。

さて、では、ここからがいよいよ本番です。実際、VR360のカメラをドローンに取り付けて飛ばしてみます。取り付けるカメラは2種類です。RICOHのTHETA VとSamsungのGear360。以下に、実際ドローンに取り付けて撮影した360°映像をアップしましたので、グリグリと動かしながら、どのように写っているのか皆さんの目でお確かめください。

まずは RICOHのTHETA V をつけてのフライト

■VR 360 Test 01 | Mavic Pro x THETA V

印象:映像自体は綺麗なのですが、カメラの構造上(平たく長いので)風を受けやすいのか、画像に結構なブレが生じてしまっています。 次に、

■VR 360 Test 02 | Mavic Pro x Gear360

印象:THETA Vを飛ばした映像よりブレはないものの、若干スティッチ部分が甘いような印象を受けます。特に、撮影したようなマジックアワーだとスティッチ部分が目立ちますね。ちょっとカッコつけて、一見サクッと取れたような感じで書いてしまいましたが、実は、このレベルを撮影するのも、かなり苦労しました。

先ほど紹介したマウントに、カメラをただ設置するだけだと、ジンバルの異常振動エラーをはじめ、いろいろなエラーが出てしまうことがわかりました。さらには、少しでも風があると、下にぶら下がっているカメラが風を受け、機体のブレが大きくなります。

このような感じで、課題は山積みではありますが、まずは、最初のステップとしては、大きな可能性を感じることができました。映像的にはブレが凄かったりするので、今後どう改善していくか?ですね。まあ、そのうちサクッと、ドローンに360°カメラが取り付けられた機種が発売になると思うのですが(MavicAirのリトルプラネットなんかはそれを示唆しているように思うんです)、それが出てくるまでは、地道にトライしてみようかと思っています。もし読者の皆さんで、良いソリューションがあれば、ぜひ教えてくださいね。m(_ _)m

次回はどこからお届けしようかな(笑)。またお会いしましょう〜!マハロ!

ちょこっとPR

■これまた昨年の秋にドローン撮影でちょこっと参加させて頂きましたアマゾンプライムビデオ「しろときいろ 〜ハワイと私のパンケーキ物語〜 」の配信がスタートしました。毎日15分配信、全25話です。

■湘南・茅ヶ崎駅の南口と海を一直線に繋ぐ「雄三通り」を中心に、茅ヶ崎で「働く人」と「住む人」を繋ぐWEBサイト「エキウミ」に取材頂きました。茅ヶ崎の海でドローンを飛ばす変わった人として、取り上げてもらいました(笑)

■新しいことに挑戦します!子ども向けの英語とプログラミングの教室『SCRATCH x ENGLISH』を4月から開講します! ただいま無料体験教室受付中です。お気軽にお問い合わせください。詳細はこちら

■本編に登場するHIROKI NAGASAWA VLOGはこちらから。定期的に更新していますので、ぜひチャンネル登録をお願いします。

0book

■長澤宏樹の初著書 「思いが伝わる!心を動かす!アイデアを「カタチ」にする技術」がアマゾンにて販売中!選ばれる企画をつくるにはどうすれば良いのか。博報堂グループで数々の実績を上げてきたクリエイティブ・ディレクターの著者が、企画のつくり方について、解説している一冊(Kindle版も同時発売中)。

WRITER PROFILE

長澤宏樹
ホノルル在住。慶応大学卒。博報堂DYインターソリューションズプロデューサー、クリエイティブディレクターとして13年間勤務。独立後、Aloha Branding 合同会社を日本に設立。Aloha Branding Hawaii Inc.を米国に設立。

関連する記事

[ハワイ ドローン観光案内]Vol.37 様々な問題勃発!マイクロドローンパイロットへの道は険しい

マイクロドローンパイロットへの道。また新たな悲報?? アロハ!クリエイティブ・ディレクター長澤宏樹です。 マイクロドローンパイロットへの道。また新たな悲報です…... 続きを読む

[ハワイ ドローン観光案内]Vol.36 マイクロドローンパイロットへの道その2〜まずは心に余裕を持とう

マイクロドローンはつらいよ アロハ!クリエイティブ・ディレクター長澤宏樹です。今年は台風がもの凄いことになってますね。昨夜24号が通りすぎていったと思ったら、南の海上に25号... 続きを読む

[ハワイ ドローン観光案内]Vol.35 この夏マイクロドローンはじめました

トイドローンの可能性に行き着くアロハ!クリエイティブ・ディレクター長澤宏樹です。暑い日が続きますが、みなさんいかがおすごしでしょうかー?前回コラム、お休みさせていただきましたが、そ... 続きを読む

[ハワイ ドローン観光案内]Vol.34 勢いづくハワイの不動産を空から見てみる

ハワイの不動産ならではの面白い映像を アロハ!クリエイティブ・ディレクター長澤宏樹です。前書きました通り、ハワイでの撮影の仕事(+半分遊び)から戻ってきましたー。 筆者... 続きを読む

[ハワイ ドローン観光案内]Vol.33 改めて感じるトイドローンの一つの方向性は、「小型化&静音化」

手軽に飛ばせるトイ・ドローンTELLO アロハ!クリエイティブ・ディレクター長澤宏樹です。前回は、RYZE社のトイドローンTELLOについて書きましたが、やっぱり手軽... 続きを読む