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Vol.23 次の旅にはDJI FPVとDJI Air 2Sで行こう![田路昌也の中国・香港ドローン便り]

Vol.23 次の旅にはDJI FPVとDJI Air 2Sで行こう![田路昌也の中国・香港ドローン便り]

DJIドローンの組み合わせ

前回Vol.22のコラムで「DJI FPVとDJI Mini 2は完璧な組み合わせ」、空撮はこの組み合わせで一生行ける!と確信したのもつかの間、今回発売と同時にDJI Air 2Sを購入してしまいました。

これには伏線があって、旅行に行けないことでストレスが溜まっていることからコロナ開けにはDJI FPVとMini 2の二台を持って旅行に行こうと決め、それならば二台まとめて運べるカバンを準備しておこうと色々と悩みに悩んで最終的にPelican Air 1535 with TrekPakを選択したのです。

Pelican

Pelicanは人気があり多くの人が使っていますが、私が選んだこのTrekPakというのがこれまたスグレモノで、これまで一般的だったウレタンの塊に穴掘るタイプとは違って、1.収納性が上がる、2.デザインが美しい、3.何度でもレイアウト変更ができる、といい事ずくめなのです。欠点は少しお高いくらい。

ということでMini 2とDJI FPVを二台入れてみたのがこれです。

Mini2_FPV

しかしよくみると左上やDJI FPVのボディ横にはまだ余裕がある。そうMini 2はもちろんですがAir 2でも入りそうです。試しに入れてみたところ入った姿が美しい。

Air2_FPV

こうなるともう夢想がとまりません。中国桂林あたりの週末で行ける旅行ならMini 2+DJI FPV、相当気合を入れなければ行けないような中国・張家界やアイスランド、ノルウェー・ロフォーテンまでいくならAir 2+DJI FPVだなとか。いや、まてよ張家界や北欧までいくならAir 2ではなく1インチセンサーのMavic 2 Proにすべきだな、しかし流石にMavic 2 ProとDJI FPVをこれに収納することは難しい。

そう悩んでいるときに出てきたのが今回のDJI Air 2Sです。1インチセンサーで5.4k/30fps、4k/60fpsまで撮影可能、DJI FPVと同じOcuSync3.0しかもAir 2とサイズは同じ、多くの機能がMavic 2 Proを上回っており、これはもう私のために開発されたものだと思ったわけです。

all

しかも嬉しいことにAir 2SとAir 2の電池は共用ということで手元には電池が6個あります。

Complete

これがDJI FPVとその電池3個、Air 2Sとその電池6個にそれぞれの送信機、チャージャー類をすべて収納した荷姿です。上蓋部分にイージークリックモールパネルを装着してそこに充電関連機材は収納するようにしています。

わかっていたこととはいえ入手してその5.6Kと1インチセンサーのパフォーマンスと飛行安定性や通信安定性に改めて感心しました。

https://www.drone.jp/wpdronenews/wp-content/uploads/2021/05/tohzi23_Sunset.jpg
※画像をクリックすると拡大します

Mini 2では朝日や夕日など暗いシーンでの撮影時にノイズが気になっていて2021年初日の出はAir 2で撮影し満足していたのですが、Air 2S入手後すぐに香港の夕日スポットで沈みゆく夕日を撮影して1インチの素晴らしさを実感しました。

先日、友人とカヤックで香港の無人島に行きDJI FPVやAir 2Sで島周辺のヨットやディンギーを撮影していたところ警備艇のようなボートに乗った謎の白人が浜辺へ寄ってきて同行していた仲間と話し込んでいました。まずいことになるのかと思ったのですが、なんのことはない映像が見たいとリクエストがあり連絡先を交換、翌朝ボートクラブの会長だと名乗って連絡がきたそうです。

早速YouTubeリンクの動画を送ったところ、ボートクラブのチャットグループでシェアして盛り上がったようで、今度は俺を撮ってくれ!俺だ!と動画にコメントがついたそうで撮影冥利に尽きますね。

そのヨット撮影にはAir 2SのアクティブトラッキングPOI(Point-Of-Interest)機能を使ったのですが、その追従性と操作の簡単さに驚きました。疾走するヨットを追走しながら、ヨットを中心にキレイに旋回して撮影するというのは高度なスキルを要求されます、しかしこの動画の操作画面をご覧いただければわかると思いますが回転の途中で逆回転を指定しても瞬時に反応し、綺麗な円弧を描きながら撮影を続けてくれます。

YouTubeにアップした映像をご覧いただくと、ヨットとの距離があるにもかかわらず1インチ4K映像のおかげで乗組員の動きまでしっかりと確認できることがわかっていただけると思います(ぜひ4Kモニタでご覧ください)。

ということで、DJI Air 2Sが撮影技術のハードルを一気に下げてくれたことに感謝感激ではあるのですが、一点リクエストとしては、DJI FPVのゴーグルをAir 2Sでも使えるようにファームウェアアップグレードを早急にお願いしたいです。

DJI FPVのアクロバット的映像とはまた違うAir 2Sの高画質映像をゴーグルを通して見ることで没入感が増すと思うのです。そしてそれこそがAir 2Sの完成形ではないでしょうか。

ということでMavic 3 Proがマイクロフォーサーズセンサーで出てくるまでは、DJI Air 2SとDJI FPVで一生生きていくと誓った私です。

Writer : 田路昌也

⾹港在住25年、IT関連企業勤務の傍ら、スマートフォンやドローンをこよなく愛し、YouTubeを通じてそれらのレビューを公開中。 http://www.youtube.com/TJVLOG

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