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コラム小林啓倫

Vol.67 生成AIはドローンにどのような影響を与えるか[小林啓倫のドローン最前線]

生成AIが人間に代わり、コンテンツを生成する能力によりブームとなっている。ChatGPTはこの生成AIの一種で、ドローンにも影響を与える。映像データの解析・生成、飛行パターンの生成、ドローン設計の生成、飛行シミュレーション作成等に利用可能で、AIの進化とともにその価値が高まる

2023年7月20日
KK
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Contents
ブームとなる生成AI生成AIとドローン

ブームとなる生成AI

どれほど注目される新技術や新サービスであっても、それが普及するには一定の時間が必要になる。たとえば、いま何かと話題のTwitterも、2006年に立ち上げられてからアクティブユーザー数が1億人を突破するまで、5年の月日を要している。しかしいま、昨年発表されたばかりのあるサービスが、急速にユーザーを獲得している。人間の問いかけに対し、自然な文章で回答してくれると話題のAI「ChatGPT」だ。

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ChatGPT reached 100M users in 2 months.

"In 20 years following the internet space, we cannot recall a faster ramp in a consumer internet app." ~ UBS pic.twitter.com/60L28rtQIW

— App Economy Insights (@EconomyApp) February 5, 2023

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上のツイートは、App Economy Insightsという調査会社が、最近のウェブサービスがどれほどの速さでアクティブユーザー1億人を獲得したかを整理したものだ。それによると、Spotifyが55か月、Instagramが30か月、TikTokですら9か月かかっている中、ChatGPTはたった2か月で1億ユーザー獲得を成し遂げている。ChatGPTに対する期待度がどれ程のものか、この数字によく表れているだろう。

ChatGPTは生成AI(Generative AI)というカテゴリーに分類される技術だ。生成AIとは文字通り、何らかのコンテンツを「生成」するAIである。ChatGPTのように文章を書いてくれるものだけでなく、入力したテキストから画像を生成してくれるAI(いわゆる「お絵描きAI」)、同じくテキストから動画を生成してくれるAI、音楽を生成してくれるAIなど、さまざまな生成AIが登場している。それらを合わせれば、生成AIは史上稀に見る速さで私たちの生活に浸透しつつあると言えるだろう。

なぜ生成AIは大きなブームとなっているのか。それは生成、すなわち「何かをつくり出す」という、これまで人間しかできないと思われていた行為を自動化してくれる可能性があるためだ。たとえばどんな企業でも、その業務を進める上で大量のデータを集め、大量の報告書や申請書が作成される。生成AIはそうした事務作業を代行してくれるわけである。それだけでも大きな効率化となるが、ときに生成AIは、私たちが答えを出す前にさまざまな気づきを与えてくれる。

実際に試してみよう。いまChatGPTに、「民間人が使用する小型のUAV、いわゆる『ドローン』に対して、生成AIはどのような影響を与えるでしょうか?」と問いかけてみたところ、こんな答えが返ってきた。(ちなみに現在のChatGPTでは、OpenAIの有料ユーザーとなっている場合に「GPT-4」という最新のAIモデルに基づいた回答をさせることができるが、ここではそのGPT-4を使用して答えを生成している。)

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生成AIとドローン

それでは生成AIは、ドローンにどのような影響を与えるのか。いままさに、ChatGPTが先に答えを考えてくれたわけだが、それについて少し補足しておこう。

  • 1.映像生成と解析:
    生成AIは、ドローンから送られてくる映像データの解析と処理に利用することができます。このAIは、映像データを理解し、特定のパターンや形状を識別する能力があります。さらに、生成AIはドローンが撮影した映像から新たな映像を生成することも可能で、これにより仮想的な飛行訓練などが可能となります。
(当然ながら、ドローンが収集するのは映像だけではない。さまざまなセンサー類を通じて、多種多様なデータが収集される。その分析とパターン把握にも、生成AIが役立てられるだろう。)
  • 2.飛行パターンの生成:
    生成AIは新たな飛行パターンや行動パターンを生成することも可能です。これにより、ドローンは難易度の高い飛行状況に対応したり、効率的な飛行ルートを作成したりすることができます。この技術は、ドローンが未知の領域を探索する場合や、救援活動などでドローンを利用する際に特に有効です。
(新たな飛行パターンでなくても、従来通りのパターン、すなわち人間のパイロットが考えそうな飛行ルートを生成させるだけでも十分に役立つだろう。たとえば農薬散布など毎回の飛行パターンが大きく変化しないケースでは、飛行計画から自律飛行・散布まで、プロセスのほぼ全体を自動化することが可能になるかもしれない。)
  • 3.ドローン設計の生成:
    生成AIは、ドローンの新たな設計を生成することも可能です。AIは、既存のドローン設計からデータを学習し、それに基づいて新たな設計を提案します。これにより、人間が想像することのできないような革新的なドローンの設計が生まれる可能性があります。
(どのくらい「革新的」なアイデアを盛り込むかは、生成AIの微調整を行うことで設定可能だ。あまりに突飛なアイデアを生成させては現実性が乏しくなるかもしれないが、そこから人間には思いつかなかった、画期的なヒントが見つかるかもしれない。)
  • 4.シミュレーションとトレーニング:
    生成AIは、ドローンの飛行シミュレーションを作成し、ドローンのパイロットが訓練を受けることができるようにします。これらのシミュレーションは、実際の飛行状況を忠実に再現することができ、パイロットは様々な状況に対する対応方法を学ぶことができます。
(プログラミングやリスク管理の分野では、さまざまな意味での「テストケース」や「リスクケース」を生成AIに想定させるということが実際に行われている。ドローンに関するシミュレーションにおいても、そうした各種の状況を想定したテストケースを生成させることに役立てられるだろう。)

括弧内でChatGPTの回答を補足してみたが、蛇足だったかもしれない。皆さんがそう感じられたとしたら、それはまさに、生成AIの実力が示されたということだろう。生成AIはまだまだ進化を続けており、その性能を向上させている。これからさらに、ドローンを含めたさまざまな分野や産業に対して、大きな価値を提供してくれるはずだ。

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TAGGED: AI, ChatGPT, ドローン, 小林啓倫, 小林啓倫のドローン最前線
kawai 2023年7月20日
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