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コラム田路昌也

ホーチミンでのドローン撮影断念―厳しくなる規制とその現実[田路昌也の中国・香港ドローン便り]Vol.49

7年前には自由にドローンを飛ばせたベトナム・ホーチミン。しかし、今や厳しい規制が敷かれ、飛行は困難に。「飛ばせる時に飛ばしておく」ことの重要性を再認識しました

2025年2月25日
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Contents
ホーチミンでのドローン撮影を試みるも…ホーチミンの厳しいドローン規制消えていた「ドローンカフェ」過去のホーチミンとの対比ドローン規制はますます厳しくなるまとめ:飛ばせるうちに飛ばしておくべき参考動画:2018年の撮影データ

ホーチミンでのドローン撮影を試みるも…

1月には台湾でのドローン撮影について執筆しましたが、今月はベトナム・ホーチミンでのドローン事情についてお伝えします。

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ホーチミンは7年前に2度訪れ、ドローンを飛ばした経験があります。当時はまだ規制が曖昧で、念のため軍関係者に同行してもらい撮影を実施しました。特に問題なくスムーズに終えることができたため、今回も同様の感覚で考えていました。しかし、現地の状況は大きく変わっていたのです。

せっかく持ってきたのに飛ばせないという悔しさが込み上げました。カバンの中にあるドローンは、その重量以上に重たく感じます。せめて、ホーチミンのドローン事情を知ろうと、現地の人に話を聞こうとしましたが、それすらも叶いませんでした。

ホーチミンの厳しいドローン規制

ホーチミンの厳しい規制の背景には、軍事的な機密保持や治安維持といった理由があると言われています。特に政府機関や空港周辺のセキュリティを理由に、ドローン飛行が厳しく制限されているのだと思います。

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また、2019年には韓国・ベトナム航空機がドローンと接触し、機体が損傷する事故が発生。この出来事をきっかけに、規制がさらに厳格化されたとも言われています。我々が飛ばしたのは、その前年の2018年1月と6月。今思えば、規制が厳しくなる前の最後のチャンスだったのかもしれませんね。

現在、100g以上のドローンはすべて許可が必要で、飛行予定日の14日前までに国防省へ申請し、許可を取得する必要があります。さらに、軍事基地や政府の建物の上空、空港周辺などでは飛行が禁止されており、日中のみ飛行が許可されています。

無許可での飛行や、禁止区域での飛行には、罰金が科されます。例えば、2024年10月、ハイズオン省で男性が無許可で人民委員会庁舎をドローンで撮影し、1500万VND(約9万円)の罰金を科された事例があるそうです。

短期間の旅行でこれらの手続きを完了するのは難しく、今回のホーチミンでのドローン撮影は断念せざるを得ませんでした。

実際、ホーチミンでは規制が厳しくなり、かつて一緒に飛ばしていた友人も、ついにドローンを売却してしまいました。

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消えていた「ドローンカフェ」

渡航前、ネットでホーチミンに「ドローンカフェ」があるという情報をみつけました。Googleマップで場所を確認し、「最新のドローンが並び、愛好家たちが集う空間」が待っていると期待しながら向かいました。

しかし、そこにあったのは、普通のレストランでした。店員さんに「ドローンカフェは?」と尋ねると、「もう閉店したよ。その住所が今のこの店だよ」と、あっさりと返されました。

未来を感じる場所だと思っていたのに、そこには何の痕跡もなく、ただ普通のレストランがあるだけでした。

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過去のホーチミンとの対比

7年前、ホーチミンの空は今よりずっと自由でした。
ホイアンを流れる川やムイネーの壮大な砂漠を、ドローンで思うままに撮影できました。

軍関係者が同行してくれたとはいえ、特に大きな問題もなく、空は広く開かれていました。
しかし今回は、その同じ空を見上げながら、飛ばせない現実を噛みしめるしかありませんでした。

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ドローン規制はますます厳しくなる

今回、ホーチミンでのドローン撮影を断念せざるを得なかったことで、改めて「飛ばせるときに飛ばしておくことの重要性」を痛感しました。

世界的に見ても、ドローン規制は年々厳しくなっています。国によってルールは異なりますが、特に社会主義国や軍事的な警戒が強い国では、ドローンに対する規制が厳格化される傾向にあります。

例えば、今回のホーチミンのように「100g以上ならすべて許可が必要」という規制は、日本と同様に厳格なものです。ただし、日本では100g以上のドローンは事前登録が必須ですが、申請自体はオンラインで完結し、比較的スムーズに進められます。

他国もこのようなシステムを導入すれば、適切に管理しながら飛行の自由度を確保できるのではないでしょうか。

まとめ:飛ばせるうちに飛ばしておくべき

ドローン規制が緩い国や、寛大な国は、今後ますます貴重になっていくでしょう。
日本・香港・中国のように政府がオンライン登録システムを整備し、適切なルールのもとで飛ばせる環境を作ることが理想かもしれません。

「飛ばせるときに飛ばし、撮れるうちに撮る」。

その一瞬一瞬が、未来のどこかで「あの時撮っておいてよかった」と思える貴重な記録となるでしょう。規制が厳しくなる一方で、私たちがどのように対応するかが、今後のドローン文化を左右するといえるかもしれません。

ホーチミンの空を飛ばせなかった今回の旅が、そのことを改めて教えてくれました。

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参考動画:2018年の撮影データ

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