降臨、パラシュート搭載ドローン Hubsan X4 Pro。ソフトシステムも冗長構成

2015-01-09 掲載

Phantomキラーと呼ばれているHubsan X4の新型RCクワッドコプタードローン「X4 PRO H109S」がCESでついに姿を見せた。Hubsan(深圳市哈博森科技有限公司、Hubsan Technology Co., Ltd.)のトップリーダー、サム・リーCEOをはじめ、開発チームは最初のプロトタイプに満足できず、1年かけて精錬させたというもので、昨年のクリスマスに新しい姿がサイトで披露された。既に「Drone of 2015」候補とまで巷では呼ばれており、CES開幕初日にはHubsanブースに真っ先に駆け付けたファンも少なくないだろう。

昨年末にリリースを延期したモデルでの飛行検証の映像。これでも満足できず発売を見合わせた

150109_hubsannew サイズは330mmクワッド(モーター間:260mm)。3Dコンパス(加速度・地磁気センサー)を採用。11.1V 7000mAh Lipoバッテリーパックで実時間30分程度飛べる(スペックシートには40分)

PhantomやiRobotのドローンと同じで、正確な高度位置で機体を保持でき、自動テイクオフ/ランディング、GPSによるRTH(Return to Home)が可能。最大の特徴は、機体にパラシュート格納ボックスがついていることだ。Phantomが最近発表したパラシュートボックスは機体の上にマウントするタイプだが、こちらは機体の足の間。つまり逆さまにして着陸させるようになっている。パラシュートも独立して電源を持っているため、ドローン側のバッテリーが切れても動く。パラシュート側のセンサーがドローンの不動作を検知すると即座に起動、パラシュートを展開する仕組み。

150109_hubsanparachute 150109_hubsan_parashoot3 米国ではOEMされているようで、ORAブランドとしても発売されるという。こちらのディーラーでの説明によるとパラシュートボックスはオプションと説明しているが、Hubsanではパッケージ化されているようだ 150109_3rotation_02

1080pフルHDカメラ(20.2メガピクセル)と3軸ジンバルもドローンに組み込まれている。カメラからの映像は飛行距離が1km範囲であればリアルタイムにトランスミッター側で確認できるという。

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オペレーションは、ノーマルモードとエキスパートモードから選択できる。FPVトランスミッターには、デュアル周波数対応(2.4GHz帯/5.8GHz帯)のレシーバ、そしてAndroid OSベースのシステムと7インチタッチスクリーンがビルトインされている。

初心者用としてHubsanは説明しているが、ウェイポイント、高度、飛行経路をトランスミッターとビルトインされているタブレットスクリーンで設定し、スタートボタンを押すだけでX4 Proが離陸する。UAVオペレーションに慣れている人ならば、通常と同じくトランスミッター両脇にあるロータリースイッチで運用。スクリーンはマルチウィンドウに切り替えられ、ウェイポイントとドローンからの映像を同時に確認することができる。飛行中にマニュアルに切り替えて設定経路から脱線して撮影をし、またオートメーションに切り替えれば、脱線したウェイポイントに戻ることもスイッチ一つで操れる。ウェイポイントは記録しておけるので、現場で再度撮影するときに便利。

システムのデュアル冗長をとっているのも特徴。オペレーションシステムがダウンしたりブラックスクリーンになってしまった場合、バックアップが起動してドローンのステータスがわかるようになっている。

出荷は米国で第一四半期末(3月)を予定しており、現在プリオーダー中。ただし正式的な価格はHubsanからは発表されていない。巷では米1000~1500ドルとも言われている。

CES発表直前に公開された製品説明ビデオ

(山下香欧)

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