DJI Phantomシリーズでも知られるマルチコプター製造会社DJI社(本社:中国・深圳市)、そして光学レンズを開発生産するJCD Optical社(本社:中国・広州市)と、超高感度カメラや医療・放送用特撮カメラなどを開発生産するローベル社(本社:東京・立川市)の3社がマイクロフォーサーズシステム規格に賛同し、これに準拠する製品の開発を進めていくことが明らかになった。マイクロフォーサーズシステム規格を策定したオリンパスとパナソニックが2月10日に発表した。
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既存の規格賛同企業18社に加えJCD Opticalとフローベルは、光学カメラレンズに関わる企業であるが、今回ドローンメーカーDJIがマイクロフォーサーズシステムを採用した製品を計画しているのは興味深い。DJIのプロシューマー製品PhantomシリーズはGoProカメラを搭載して空撮が行える。対してカメラ側のGoProが近い将来、ドローン市場に参入することを公言しており、DJIがGoProの動きを意識していることがうかがえる。
DJIの最新鋭機Inspire 1は、Sony Exmor 1/2.3センサーを採用した独自4Kカメラを搭載していることもあり、DJIがGoProの戦略の逆を行く、ドローンやジンバルに実装できる軽量なデジタル一眼カメラ(レンズ交換式カメラ)を開発してくる可能性が期待できそうだ。
オリンパスは「これらの企業からの刺激的な新製品の追加により、マイクロフォーサーズのラインナップの発展性は、この高度なデジタルイメージングシステムの可能性を高め、映像の楽しみ方をさらに広げていくだろう」と発表文で語っている。
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(山下香欧)