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大学ロボット研究室から生まれた、操縦不要のドローン「Lily」が登場

大学ロボット研究室から生まれた、操縦不要のドローン「Lily」が登場

愛らしいネーミングと顔を持つ、“投げるだけで追従空撮できる”カメラ搭載型の小型ドローン「Lily(リリー)」が今、魅力的なプロモーション映像と共に業界を揺るがしている。

Lilyは2013年にUCバークレーのロボット研究室でのプロジェクトとして進められてきた(Lilyが起動すると笑った顔のようになる。このデザインも、ロボットデザインゆえにかもしれない)。

Lilyには操縦コントローラーがなく、すべてはトラッキングデバイスにゆだねることになる。このドローンを利用するのにも操縦ライセンスが必要になるのか、今後、議論に上がりそうだ。カメラ設定などはスマートフォン(iOS/Android)の専用アプリから行える。カメラ設定のほかに、カスタムショット作成、編集やソーシャルに共有できるようになっている。

追従させたい対象物(被写体)にトラッキングデバイスを装着すれば、Lilyは25mph(約41km/h)までの速度で動く対象物に対して空からついてくる。最高高度は15m。現在、Lilyには対象物を避ける機能がない。スキージャンプなど、スロープでジャンプするシーンをとらえようとしても、Lilyだけがジャンプ台の高さを計算できずに衝突してしまう危険がある。

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筐体はポリカーボネート+アルミニウム製。トラッキングデバイスにもバッテリーが必要で持続時間は4時間。microUSB経由で充電する

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トラッキングデバイスは、腕などに装着できるバンドで腕時計のようになる

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Lilyは筐体ごと防水されており(防水定格IP67。そして水に浮く)、水上に投げいれても自力で空中に上がり、対象オブジェクトを追従しながら撮影する。必要とあれば水上にランディングも可能だ。

搭載カメラでは、静止画12メガピクセル、フルHD(1080p/60fps)の映像を撮ることが可能なだけでなく、720pであれば120fpsのスローモーション映像の撮影ができるとしている。視野角は94度、レンズは固定焦点。デジタルジンバルにより、スタビライゼーションの精度を上げている。記録コーデックはH.264でMP4ファイル形式、4GBのmicroSDで記録する形式になっている。チャージ型内蔵バッテリー持続時間は約20分。チャージ時間は約2時間とされている。

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自動追従できるカメラ搭載型のドローンは次々と市場投入されるだろう。Lilyの発売時期は来年の2月。現在は先行予約を受け付けており、499ドルから。出荷時期は999ドルになる。

(山下香欧)

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