ニュージーランド、映画撮影用ドローンの開発企画コンテストを開始。ジェームズ・キャメロン監督らが製品化に期待

2015-05-21 掲載

ニュージーランドで技術革新の商業化を支援する政府機関、キャラハンイノベーションは、UAV(無人航空機:ドローン)の産業を活性化させることを目的の1つとして、映画撮影に特化したドローン開発企画のコンテスト「C-Prize」を開始した。ニュージーランドが最先端技術の開発で世界的リーダーとしての位置を高めたい意向だ。

ビクトリア大学(ニュージーランド、ウェリントン)で先月、C-Prizeの発表が行われた

アバターのジェームズ・キャメロン監督やプロデューサーのジョン・ランドー氏は、本コンテストから映画製作現場で役立つドローンが生まれることに高い期待と関心を持っている。キャメロン監督は「ドローンをカメラのプラットフォームとして愛用し始めている。今後の開発で安定性や静音性が向上すれば、より広範に世界レベルのショットに用いられるだろう」と語っている。

ニュージーランドでは、テレビ番組の撮影でクレーンやドリーの代用として、そしてトラベル番組など主にテレビ番組の収録現場で使われており、撮影用ドローンが映画産業で注目されてきたのは最近のことだ。まだ新しい分野であり、悪天候に耐えられ、よい特殊効果を生成できるように小さく動きの早い対象物でも追跡飛行ができるといった、映画製作現場でのニーズを反映させて改良しなければならない技術的課題がある。しかし、映画製作者にとってドローンは大掛かりなヘリでの空撮よりも費用は掛からず、また運用も簡単で魅力的なものであることは違いない。

本コンテストの参加受付は5月24日まで。最終選考に残った6案は7月24日にWebサイトで公開される。受賞者の発表は11月。受賞者には、商品化に向けて50万ドルの賞金が与えられ、またNAB2016において、NZ UAV technologyのパビリオンで対象ドローンを展示するための費用が提供される。コンテストのエントリーには、チームに16歳以上でニュージーランド居住者が2人以上いることが条件となっている。またコンテストのスポンサー企業および組織も参加可能となっているが賞品、賞金を受け取ることは許可されていない。

キャラハンイノベーションは、ニュージーランド貿易経済促進庁、経済開発機関、ビジネスインキュベータ、大学、ポリテクニック、クラウン研究機関、ベンチャーキャピタルコミュニティや業界団体と協業し、企業にイノベーション・システムの提案、実行を促している。

(山下香欧)

関連する記事

システムファイブ、「DJI製品10%OFFセール」を半蔵門ショールーム限定で実施。2/21~2/23の3日間限定

株式会社システムファイブは、同社が東京・半蔵門にて運営するPROGEAR半蔵門ショールームにて「DJI製品10%OFFセール」を実施する。開催期間は2019年2月21日(木)~23... 続きを読む

五島列島・五島市で「ドローンi-Landプロジェクト」e-VTOL物流実証プロジェクトなどが始動

長崎県五島市で、ドローンを活用した新産業・雇用創出を目指した「ドローンi-Landプロジェクト」の一環として、2つの事業が開始された。 離島間無人物流事業 前島... 続きを読む

長崎県五島市、ドローンによる海洋ゴミ調査事業を請け負う企業を全国から公募

長崎県五島市は、内閣府の地方創生推進交付金の対象事業であるドローンi-Landプロジェクトの一環として、ドローンによる海洋ゴミ調査事業を請け負う企業を全国から公募する。事業費の2分... 続きを読む

キヤノンMJ、兵庫県姫路市主催のドローンによる施設点検の実証実験に協力

キヤノンマーケティングジャパン株式会社(以下:キヤノンMJ)は、2018年10月15日~18日にかけて実施された兵庫県姫路市都市局ならびに株式会社アマナビ主催のドローンによる先端技... 続きを読む

Candee、ドローンを使った空撮サービス「Fly Candee」を提供開始。観光地PRやプロモーション、MV撮影などを強化

モバイル動画を軸にメディア事業、動画マーケティング支援事業、タレントマネジメント事業を展開している、株式会社Candeeはドローンを使った空撮サービス「Fly Candee」の提供... 続きを読む