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個人デリバリできるドローンが発売。GPS実装、受け取り側で着陸操縦

個人デリバリできるドローンが発売。GPS実装、受け取り側で着陸操縦

小荷物を配達できるパーソナル用ドローン「Sky」がイスラエルベースのFlytrex社からプリオーダーが開始された。新興企業のMatternet社もデリバリサービス向けのMatternet ONEを発表しているが価格が5000ドルとハイエンド向けで、まだ販売までには至っていない。対してSkyは1000ドル程度(プリオーダー時は$749)と手ごろである。

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荷物をロードできる各ベイが用意されている。

また自身でリモートビューカメラを持つが、GoProをマウントできるドッキングベイも揃っている。運ぶ荷物の重量やサイズ制限については開示されていないが、飛行距離とバッテリー消耗によって運べる荷物の許容重量が計算できるようだ。例えば往復11キロであれば900g程度の荷物を運んでいけるという。

Skyは3Gモジュールを搭載しており、本体を3Gで追跡できる機能とクラウドベースのバックエンドで動作できるように設計され、RCトランスミッターとレシーバーシステムもしくはGSM接続で制御する。フライトデータのログをクラウド上で記録しており、デリバリ終了後または目的地点に到着した後に自動で離陸地点に戻る機能を持つ。飛行可能時間は、デュアルバッテリーにした場合で35分程度(リチウムポリマー4200mAhのバッテリーを2つ搭載できる機能を持つ)。

 

iOSおよびAndroid OS用アプリからGPSを利用して、相手先までの中間地点を指示するだけの簡単な操作となっている。共同操縦技術により、たとえば送信者側が基準になるコースを指示したあと、セーフランディングが行えるように受信者側が途中で操作を引き継ぐことができるといった、送信者と受信者がルートに沿って異なる点でドローン飛行ルートを制御することができるようになっている。

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Flytrex Messengerでは、荷物配送の依頼を自分の位置(GPS)と一緒にメッセージとして送ることができる

特に混み合った団地内や木々が多い公園内では非常にクリティカルになる障害物に衝突する危険について、現在のファームウェアでは障害物を検出する機能がないが、将来的に対応できるようロードマップに計画されている。ファームウェアのアップグレードはクラウドを利用して行えるので、頻繁なアップグレードでも負担なく簡単に行えるという。Flytrexではまた、カスタムアプリやドローンをゲームデバイスとして組み込めるようAPI公開を予定している。

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FlytrexではDJIドローンなどに装着できるブラックボックス「Live 3G」も189ドルで販売している。リアルタイムで3G携帯電話ネットワークを介してドローンをトラッキング、ログを解析できるシステム。

(山下香欧)

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