テラドローン、農業分野に新規参入で農薬散布用UAVを販売開始

2016-07-29 掲載
Terra 1シリーズ

ドローンによる土木測量を展開しているテラドローン株式会社は、土木に次ぐ第二の戦略として農業分野に進出、今秋より農薬散布用UAV「Terra1シリーズ」を提供開始すると発表した。

世界的にも農薬散布の機械化が進んでおり、3つ以上のローターを搭載したマルチコプターによる散布がされるようになったが、マルチコプターを農薬散布に使用する場合、限られた積載量(ペイロード)と10~15分程度という短い飛行時間が課題となっている。

Terra1シリーズは、およそ40分の飛行時間及び14リットルの散布容量を実現し、1度の飛行で1.5haの面積において農薬散布が可能であり、既に千葉の農家にて散布実績がある。農薬散布ヘリとしては小型で、機体重量が15kgであるためワゴン車などの車にも乗せることができる。また、散布噴射量は手元の送信機から調節できるため搭載されている4か所のスプリンクラーから、くまなく薬剤の散布が可能。散布用タンクを取り外してプロ機材の大型カメラの取り付けを行い、空撮や測量も可能。ボディ上部の開口部は水が入り込まない構造になっており、リンケージ部に防水ブーツを装備すると汚れや薬剤などが水洗い可能となっている。

従来の農薬散布ヘリと比較し、機体の購入コストを1/3に抑えられ、メンテナンス、修理、保険にかかる費用をトータルに含めた年間のランニングコストは従来の1/4以下に抑えられるという。

同社は今後、機体性能に対する信頼性を高めるべく、現在農林水産省航空協会の認定取得手続きを行っているという。販売代理店、教習所及び整備場を構築し日本全国において販売予定。また、精密農業・測量・防災分野における同ヘリの活用や自動飛行化も進めていくとしている。

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