DRONE

Airbus Cargo Drone Challengeの優勝者発表

Airbus Cargo Drone Challengeの優勝者発表

Airbus Group SEとLocal Motors Incが、Farnborough International Airshowのセレモニーで、両社が4月にローンチした商業用ドローン向けの共創コンペ「Airbus Cargo Drone Challenge」の優勝者を発表した。

同コンペの優勝者らはAlexey Medvedev氏(ロシア)、Harvest Zhang氏(アメリカ)、Dominik Felix Finger氏(ドイツ)、Finn Yonkers氏(アメリカ)、そしてFrederic Le Sciellour氏(フランス)の5名。優勝者らは10万ドルを超える賞金を分け合うこととなる。各エントリー作品はこちらから。

大きなコミュニティからの革新的なアイディアを利用するという同アプローチを通して、Airbusはより速く開発する手法を手に入れられる。また未来の顧客の期待や欲求を最初から考慮した上でデザインを行える。商業用ドローンの開発においてスピードは欠かすことができないため、この共創プロセスを通してAirbusチームは大事な学びがあったであろう。Airbus Group CEO、Tom Endersは次のようにコメントしている。

Tom Enders氏:今年初めにLocal Motorsとこのコンペを共催することになった時から、まさにこれを期待していた。イノベーションやアイディアをキャッチする全く新しい方法であり、次の世代を代表するものとなっている。今回の優勝者の結果には本当に感心している。情熱、創造力、イノベーションの全てが見事にミックスされたアイディアばかりであった。このアイディアのいくつかはAirbusの今後のプロジェクトに関わってくるであろうし、無人航空機の時代をまた一歩先へと進めた。

また、Local Motorsの共同創立者兼CEO Jay Rogers氏は次のようにコメントしている。

Rogers氏:Airbus Cargo Drone Challengeは、Local Motorsコミュニティのメーカーやイノベーター達がオートモーティブデザインの領域を凌駕していることを証明した。記録的な応募数を受け、その質も見事だった。結果的にこのコンペを通してAirbusはどうやってより速く、そして安く開発を行うかを知ることができた。

両社は今年初めに手を組み、Local Motorsのオンラインコミュニティの才能を借りて、新たな技術、製造方法、サービスやアプリケーションを加速させたり、ドローンソリューションの次世代の形を提案したりしようとしてきた。425個のエントリーを受けた同コンペはLocal Motors Challenge史上最も成功したものとなっており、選ばれた優勝プロジェクト達は改めてレビューを受けた上で実際の商業プログラムに組み込まれるそうだ。

選考は3つのカテゴリーに分かれていた。Airbusの審査員によるAirbus Main Prize、産業のエキスパートが審査するCargo Main Prize、そしてLocal Motorsのコミュニティメンバーが審査するCommunity Prizeだ。産業のエキスパートには3D-RoboticsのChris Anderson、Matternet、国境なき医師団、国際赤十字赤新月社連盟、 WeRobotics、 Redline、そしてSwiss Postらが名を連ねた。提案されたデザインコンセプトはパフォーマンス性能の再計算やミッションパフォーマンスデータ、重さやバランスの検証、そして予備フライトパフォーマンス等の項目でチェックを受けた。またこの他にもユーザビリティ、汎用性、そして製造方法等の項目もあった。Airbus GroupのUAS部門を統括するJana Rosenmann氏は次のようにコメントしている。

Rosenmann氏:優勝したプロジェクトの多くは高翼機としてデザインされていた。アスペクト比の大きい翼が効率的な胴体デザイン、正しい質量、そして優れた空気力学と組み合わさったとき、見事なフライトパフォーマンスを発揮する。また最大積載量も大事なポイントだった。現実的でありながら、ロバストで、管理が簡単である必要がある。優勝者らは全ての項目をベストな方法で満たしていた。

次のステップとしてAirbusとLocal Motorsは、潜在顧客やエンドユーザーを巻き込んだオープンコラボレーションという形で、優勝したコンセプトのデモ機を再度制作するそうだ。同時に、Cargo Drone Challengeの一貫として引き続き共創作業や商業用ドローンサービスの開発を、ハッカソンという形を通して9月に行うとしている。

Return Top