2016年第三四半期ドローン企業ランキングTOP20を発表!

2016-10-07 掲載

DRONE.jp提携のDroneii.com前回に引き続き、商業用ドローンに関わる企業の2016年第三四半期ランキング上位20社を発表した。このランキングでは、ドローン本体の製造メーカーだけではなく、ソフトウェアやシステム開発を行っている企業も順位に含まれており、商業用ドローンの業界の情勢を知ることができる。この指標は、

1:ドローンとUAS/ UAVのGoogleでの検索結果と頻度
2:ドローンとUAS/ UAVのTwitterでのつぶやき頻度
3:新聞やWeb/BlogなどでブログがドローンとUAS/ UAVの言及頻度
4:LinkedInの上のタグ「ドローンやUAV/ UAS」

合計スコア、すべての4つの結果平均値から算出されている。

依然としてDJI(▷1)はドローン企業ランキング1位となっている。中国に拠点を置く同社は、企業のポートフォリオもマーケットでのプレゼンスも、どちらも拡大し続けている。玩具メーカーであるParrot(▷2)も2位の位置を守っており、新規参入者である3位のXiaomiとはまだ距離を空けている。

今まで軍事企業は、消費者向けドローン企業のランキングには関与していなかったが、近年多くの軍事企業が自らのポートフォリオを消費者向けにも開いているため、ランキングに考慮されるようになっている。

また、エンドツーエンドのソリューションが次なるステージに到達している今、ランキングに新たなカテゴリーを設けることとなった。産業ソリューションは、もはや正しい素材を集めるパズルではない。メーカーはUAVだけでなくUASも提供している。そこで「コンポーネント及びシステム」というカテゴリーが加わった。NWUAVやEnergyORなどのエンジンメーカー、HeadwallやVelodyne LiDARといったセンサーメーカー、そしてDroneshieldやDedroneなどカウンタードローンソリューションを提供する会社も含まれている。

ランキングの新規参入者

Xiaomi(3位)

中国のモバイルインターネット企業Xiaomiは、携帯電話や消費者向け家電を中心としていたポートフォリオにUAVを追加し話題を呼んだ。5月後半にリリースされたXiamiドローンは、手堅いフライトパフォーマンスと4Kカメラを搭載しつつも市場の価格の半額という値段で販売されている。Yi Technologyへ多額の出資を行うなど、低価格のドローン市場への狙いは以前から進んでいた。

Xaomi
Hover Camera(4位)

中国のスタートアップZero Zero Roboticsは過去2年間で2,500万ドルの資金を調達していた。同社の「空飛ぶセルフィースティック」は顔認識を行い、GPS無しでも飛び、障害物を回避しながらも12メガピクセルの画像を撮影する。同社はQualcommのチップセットを使いFoxconnに製造を委託している。販売価格は約600ドルを予定しているそうだ。

Hover Camera
AeroVironment(5位)

AeroVironmentはランキングには新しいものの、1971年の創業以来電子電気部品の製造を行っている。政府向けのUAVプラットフォームが多いが、今こそ精密農業やエネルギー、そしてインフラに参入する絶好の機会と言えるだろう。

AeroVironment

注目企業

Delta Drone(15位△+14)

過去に同社はDroneo、Fly-n-SenseやHydrogéosphère MTSIといったドローン企業を買収してきた。アフリカ、ヨーロッパ、そしてアメリカにも子会社を持ち、さらなる買収(QRコード技術やウェアハウジング)を持ってして、よりポートフォリオを充実させていく予定だ。Delta Droneはフランスのロジスティクス企業Geodisと共に現在リアルタイムウェアハウジングマネジメントへのアプローチを模索している。フランスに拠点を置く同社は最近457,579のシェアのオファーと共に増資も発表している。

Delta Drone
SenseFly(18位▽-9)

Parrotの子会社であり、スイスに拠点を置く同メーカーは、現在消費者向けドローンに力を入れている。人気商品となったebeeは、精密農業向けにマルチスペクトルのカメラを搭載した「SQバージョン」も発表した。SQとは、4バンド+RGBデータを取得するParrot社のSequoiaカメラに由来する。アメリカに拠点を置くクラウドベースのソフトウェア企業Skywardと組んで、カスタムなマネジメントソフトウェアやコンサルティングサービスパッケージを販売していく予定だ。

Sensefly
PrecisionHawk(19位▽-7)

固定翼を持つUAVでよく知られるPrecisionHawkは、次なるレベルへ進もうとしている。4月にシリーズCのファンディングでVerizon Ventures、USAA、NTT Docomo VenturesやYamaha Motor Vehiclesから1,800万ドルを集めているため、次なる動きの準備もできていた。DJIのハードウェアをPrecisionHawkのDataMapperソフトウェアと組み合わせることで、より包括的な農業分析ソリューションを提供している。

PrecisionHaw

関連する記事

大事なお金の話:ドローン最新投資トレンド2019

昨年末赤外線カメラの製造を専門とするFLIRが2億ドルでUAV開発企業Aeryon Labsを買収し、以前公表された最高出資額1億3400万ドルの記録を塗り替えた。2018年はドロ... 続きを読む

2019~2024年のドローン市場:押さえておくべき5つのポイント

提携先のDRONEIIから押さえておくべきドローン産業の最も重要な市場トレンド発表があったので紹介しよう。 1.2024年までにドローン市場の売上高は430億ドルに成... 続きを読む

ドローンとAI 2.0:ドローンデータ分析から見る産業への実用展開

前回の記事では、ドローンと人工知能(AI)の関連性を紹介するため、ドローンのインテリジェントデータ処理の原理を説明した。 ドローン業界におけるAIの最重要目標の1つは、ドロー... 続きを読む

基調講演から始まるドローンの祭典InterDroneの模様は? [InterDrone2018] Vol.01

ドローンのコンベンションの先駆けとなったInterDroneがラスベガスで2018年9月5日より8日まで開催された。DRONE編集部でも気になったトピックスを取り上げていく。初日は... 続きを読む

ドローンとAIについての考察[DRONEII]

提携先のDroneiiがドローンとAIについての考察を発表した。「実用性の高いデータ」、これはおそらくドローン産業においてパワフルで有用なドローンの次に大きな原動力だ。ドローンは大... 続きを読む