ドローン、AI技術、画像認証などのテクノロジーを駆使して競い合う山の遭難救助ロボットコンテスト「Japan Innovation Challenge 2018」の参加申込受付を開始

2018-08-03 掲載

​Japan Innovation Challenge 2018実行委員会 (以下:JIC実行委員会)は、2018年10月10日(水)~10月12日(金)に北海道上士幌町にて行われる、実際の山を使って行う遭難救助ロボットコンテスト「Japan Innovation Challenge 2018」の開催に伴い、2018年7月30日(月)14時から本大会への参加申込受付を開始した。参加申込は大会公式Webページから行なえる。

山の遭難救助ロボットコンテスト「Japan Innovation Challenge 2018」は、遭難や災害が発生した際にロボット技術を活用した支援という具体的な実用例を提示することにより、日本のロボット産業における製品化に向けた研究や開発を加速させること、同大会を通じた地域への人材還流の促進による地域活性化を目的に、2016年から毎年開催している。今年で3回目を迎え、2017年は13チーム、74名が参加した。

警察庁の発表によると、2017年7~8月の山岳遭難は、2か月間だけで発生件数が661件、遭難者数が705人、うち死者・行方不明者が68人。遭難者705人については、登山(ハイキング、スキー登山、沢登り、岩登りを含む)が577人とほぼ8割(81.8%)を占めている。近年、中高年を中心に登山の人気が高まっている中、地域観光において、登山を安心・安全に楽しむ環境整備が重要になっているという。

同大会では、実践的なシチュエーションで実施するため実際の山を会場にして、参加者はドローンをはじめ、AI技術や画像認証などの最新テクノロジーを駆使して競い合う。昨年の開催では、ドローンで撮影した画像の特徴抽出の正確性の向上やレスキューキットを地上に降ろす電動リールの改良など様々なテクノロジーや捜索システムの進展が見られた。

2018年大会では、過去2回の実績や経験を踏まえて、より厳しい環境下で機能する技術発展と実践に近い運用体制の構築を目指すとしている。

初の夜間でのコンテスト開催

過去2回の開催では、昼間にコンテストを開催。2017年はトライアルとして夜間運用を試したが、人力での救助がより困難になる夜間での捜索活動の重要性とテクノロジーを活用した救助の可能性を改めて確認し、2018年大会では、初めて全ての課題を夜間で実施する。

地元消防関係者・団体との連携

大会期間中には、過去のコンテストにおいて課題を達成したチームと大会開催地の消防関係者や自治体の防災担当者による共同訓練を実施。実際に救助を行う消防関係者が加わることにより、技術課題の抽出だけではなく、遭難救助の現場において実用性を高め、持続可能な運用体制の構築を目指すという。共同訓練はコンテストの対象ではなく、日中にエキシビションとして行う。

JIC実行委員会は、本大会の各競技課題を達成したロボット、およびロボットを含むシステムが将来的に全国に配備されることにより、一人でも救える命が増えることを期待している。

Japan Innovation Challenge 2018」の概要

  • 場所:北海道上士幌町町有林(上士幌町字上音更166・167番地 / 帯広空港から車で約80分)
  • 期間:2018年10月10日(水)~10月12日(金)17:00~21:30
  • 協賛:北海道上士幌町、株式会社トラストバンク(現時点)
  • 賞金総額:500万円
  • 課題と賞金:
    課題1「発見」:賞金300万円(達成チームで分配)
    課題2「駆付」:賞金200万円(達成チームで分配)
  • 参加費用:無料
Japan Innovation Challenge 2018

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