KDDIグループとセコム、国内初5G活用スタジアム警備実証実験成功

2019-09-03 掲載

KDDI株式会社(以下:KDDI)と株式会社KDDI総合研究所(以下:KDDI総合研究所)、セコム株式会社(以下:セコム)は、東大阪市の協力のもと、2019年8月16日に東大阪市花園ラグビー場で、国内初となる第5世代移動通信システム「5G」を活用した、AI・スマートドローン・ロボット・警備員が装備したカメラによる、スタジアム周辺の警備の実証実験に成功した。

実証実験の様子

同実証実験では、KDDIのスマートドローン、セコムの自律走行型巡回監視ロボット「セコムロボットX2」、および警備員に装備した各カメラからの4K映像を、5Gを経由してセコムの移動式モニタリング拠点「オンサイトセンター」へ伝送する。これにより、広範囲なエリアを精細な映像で確認でき、不審者の認識から捕捉など一連の警備対応が可能となることを実証した。

左からスマートドローン、セコムロボットX2、警備員が装備したカメラ

また、5Gを経由してセコムの「オンサイトセンター」で受信した4K映像を、AIを活用した人物の行動認識機能で解析し、異常を自動認識して管制員に通知することで、対象警備エリアにおける異常の早期発見と緊急対処が可能になることを実証した。

オンサイトセンター

実証実験の内容

実証実験のイメージ図
  1. 花園ラグビー場周辺において、警備エリア全体を監視するドローン、ロボットおよびカメラを装備した警備員が警備エリア内を監視。5Gを活用して、それぞれが撮影した4K映像をリアルタイムに伝送し、セコムの「オンサイトセンター」でモニタリングを実施
  2. 「オンサイトセンター」では、受信した4K映像をAIで解析し、異常行動を自動で認識
  3. 「オンサイトセンター」の管制員が、警備員とロボットへ現場急行を指示し、対処を実施

人物の行動認識については、KDDI総合研究所が独自に研究開発した行動認識技術を活用し、「オンサイトセンター」で受信した4K映像に映る人物を検出。検出した人物の18カ所の骨格点を深層学習により抽出し、骨格の動きから人物の詳細な動きを認識する。

これにより、不審者の発見や体調が悪く倒れてしまった人、暴動が発生していることなど、AIがリアルタイムに異常を認識することが可能となっている。

人物の行動認識/もみあい・転倒

KDDIとセコムは2017年2月より5Gの技術実証で提携し、5Gを活用した高度なセキュリティ技術の実現を目指すとしている。なお、同実証実験で実施した内容の一部は、今後実施されるイベントの警備での活用を予定している。

KDDI株式会社

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