ACSL、エアーズ、JUAVAC、物資輸送におけるドローンの安全性と運用者安全運航の専門カリキュラム提供開始

2020-10-07 掲載
ACSL-PF2物流用ドローン。往復飛行(荷物配送後、そのまま再離陸)が可能なキャッチャー(荷物搭載機構)を搭載

株式会社自律制御システム研究所(以下:ACSL)、株式会社エアーズおよび一般社団法人日本UAV利用推進協議会(以下:JUAVAC)は、物資輸送における、ドローンの安全性と運用者の安全運航に関する専門カリキュラムの提供、講習を開始する。

補助者なし目視外飛行の実績を有し、携帯電話網(LTE)を使った通信や無線中継方式など環境に応じたカスタマイズが可能

ACSL、エアーズおよびJUAVACは、運輸業界が抱える様々な問題を革新的技術で解決していくソリューションの一つとしてよりセキュアなドローン利活用が重要であると考え、ドローンに特化した「物資輸送カリキュラム」を共同開発した。

ACSLは、2018年に航空法が改正され、ドローンの無人地帯(離島や山間部等)における目視外飛行(Level3)が可能となって以降、多数の目視外飛行における物資輸送の実証経験を積んできた。その中で、ドローンによる物資輸送が普及し社会実装が推進されるには、ドローンの安全性や運用者の安全運航に関するノウハウ・知見が特に重要であり、運用者のための専門的なカリキュラムが必要であると考え、ドローンの運用者への教育に強みをもつエアーズやJUAVACと共同で、ドローンによる物資輸送の専門カリキュラムの開発を開始した。

同カリキュラムは、2020年11月から全国のJUAVACドローンエキスパートアカデミーで提供され、セキュアで安心なACSLの国産ドローン「ACSL-PF2」を使用する。ACSL-PF2は、日本国内でLevel3物資輸送の実績を多く持ち、日本郵便株式会社やANAホールディングス株式会社の実証実験でも採用されているドローン物流機体。

また、同カリキュラムは、ACSLが実施してきた目視外飛行(level3)でのドローンによる物資輸送の経験から、安全面への配慮、法律への準拠、非常時への対応などを盛り込むことにより、運用者が安全性に対する高い意識をもって運用してもらうことを目的としている。エアーズは、ACSLの販売代理店としてACSL-PF2、ACSL-Miniの販売を同時に開始する。全国のJUAVACドローンエキスパートアカデミーを通じて、機体販売、運用講習、メンテナンス業務を行うとしている。

■参考資料(物資輸送カリキュラム概要)
  • 現行の目視外飛行の技術基準/補助者の役割
  • 目視外補助者無し飛行の要件
  • 無人航空機の飛行に関する許可・承認の審査要領
  • 使用機体の特性と把握
  • 運用までのスケジュール
  • 事前調査/飛行場所の選定
  • 各種許可・周知・申請・調整手続き
  • 飛行経路作成
  • 安全確保体制の構築/発着場所及び依頼者(荷受人)の安全担保
  • 固形物・液体物・割れ物等、積荷の特性に応じた積載方法
  • 荷受確認(トレーサビリティ構築)
  • 飛行申請/実地飛行/結果検証
※物資輸送カリキュラムの期間は4日間、受講料は28万円(税別)予定
■スペック
  • 飛行速度(完全自律飛行時):水平:10m/s上昇:3m/s下降:2m/s
  • 高度:150m(航空法上限)
  • 最大風圧抵抗:10m/s
  • 最大飛行時間:29分(ペイロードなし)
  • 最大ペイロード:2.75kg
  • 安全機能:防塵防水性(IP54相当)、強風時のフェールセーフ、ルート逆順のGo Home設定可能
ACSL

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