DRONE

ANA、固定翼VTOL型ドローンを用いて医薬品配送実施

ANA、固定翼VTOL型ドローンを用いて医薬品配送実施

固定翼型垂直離着陸(VTOL)ドローン

ANAホールディングス株式会社(以下:ANAHD)、武田薬品工業株式会社(以下:武田薬品)、国立大学法人長崎大学、五島市は、株式会社NTTドコモ、株式会社WorldLink&Company(以下:SkyLink Japan)、株式会社インテグリティ・ヘルスケア、東七株式会社、藤村薬品株式会社とともに、長崎県五島市福江島港エリアから久賀島の内陸に位置する久賀診療所へ、通常定期船と陸路で45分程度かかる行程をWingcopter社製固定翼VTOL型ドローンにより約10分で、処方箋医薬品を配送する実証を実施する。

同実証実験は、以下のシナリオ等で構成されている。今回の取組みにより、離島に住む患者さんが有する通院へのハードル(通院困難等)の地域医療課題解決を目指すという。

  • シナリオ1:オンライン診療モデル
    患者さんが自宅でオンライン診療・オンライン服薬指導を受けた後に処方箋医薬品の自宅配送を実施
  • シナリオ2:緊急配送モデル
    医薬品卸から医療機関への緊急配送を想定したドローン配送を実施

なお、同実証実験は、国土交通省・環境省連携事業「社会変革と物流脱炭素化を同時実現する先進技術導入促進事業(過疎地域等における無人航空機を活用した物流実用化事業)」に採択されている。

■実証実験概要

飛行区間
  1. 実証実験期間:2021年3月22日〜26日
  2. 飛行区間:長崎県五島市福江島港〜久賀島 片道約16km (直線距離:約12km)
  3. 運搬物:処方箋医薬品(医薬品)
  4. 対象者:住民等
  5. 実証内容:インテグリティ・ヘルスケア社が提供するオンライン診療システムであるYaDocQuickを用い、オンライン診療およびオンライン服薬指導を実施する。服薬指導に基づく処方箋医薬品のドローン配送の実施(シナリオ1)および医薬品卸による医薬品のドローン配送(シナリオ2)について実証を行う。
  6. 久賀島について: 人口185世帯305人(令和2年11月末時点、五島市住民台帳より)で、島全体が世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産となっているU字型の島。福江島の対岸に定期船が発着する田ノ浦港があり、福江島から日に5便定期船が通う。島内には14の集落が点在しており、それぞれ医薬品等の配送等の際には、診療所の職員が港まで荷物を取りに行く。診療所等へ通う際の島内の陸路移動が高齢化とともに課題となってきている。

■各社の主な役割

実証実験実施者

  • ANAHD:ドローンの遠隔運航管理、配送通知を含む配送管理システム、実証総括
  • 武田薬品:ドローンを活用した処方箋医薬品および医薬品流通シナリオの策定、医薬品卸の調整
  • 長崎大学:久賀診療所、長崎県五島中央病院、ニック調剤薬局でのオンライン診療・服薬指導とドローンによる薬剤・検体輸送に従事する医師・看護師・薬剤師の合意形成・意見調整
  • 五島市:市営診療所医師および職員の協力、現地官公庁および船舶事業者等の調整

実証実験協力者

  • NTTドコモ:ドローンの上空飛行に係るLTEネットワークの提供、およびdocomo skyによる、上空の電波状況を考慮した運航計画の策定支援(※docomo skyは株式会社NTTドコモの商標)
  • SkyLink Japan:機体及びシステム提供、パイロット訓練、運航サポート、飛行申請サポート
  • インテグリティ・ヘルスケア:オンライン診療/オンライン服薬指導システム「YaDocQuick」の提供
  • 東七:医薬品及び処方箋医薬品の運搬
  • 藤村薬品:医薬品及び処方箋医薬品の運搬
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