DRONE
  • DRONE
  • MOBILITY
  • SPACE
  • ROBOTICS
  • 特集
  • コラム
  • ニュース
  • ABOUT US
Reading: オーステッド、開発した無人水上測定船舶で特許権を取得
Share
DRONE
  • DRONE
  • MOBILITY
  • SPACE
  • ROBOTICS
  • 特集
  • コラム
  • ニュース
  • ABOUT US
検索
  • DRONE
  • MOBILITY
  • SPACE
  • ROBOTICS
  • 特集
  • コラム
  • ニュース
  • ABOUT US
Follow US
© 2013-2022 DRONE. All Rights Reserved.
ニュース

オーステッド、開発した無人水上測定船舶で特許権を取得

洋上風力発電所の開発をするオーステッドは、洋上の気象・海象観測に取り組む業界初の、無人水上船舶(USV)を設計および開発した

2023年7月20日
230720_orsted_top
SHARE

測定したデータを用いて、洋上風力発電所の年間エネルギー生産における予測精度を向上させることができる。このUSVコンセプトの特許権を取得したオーステッドは、そのテクノロジーの大きな可能性を見据え、プロトタイプUSVに基づき、継続的な生産を開始した。

- Advertisement -

プロトタイプUSVは「Hugin USV」と名付けられ、過酷な洋上条件下でも、1年間連続運転できるように設計されている。USVにはナビゲーションシステムが組み込まれ、さまざまな自律レベルで航行可能。また、見通し線内または見通し線外の両方の遠隔制御センターで制御できる。

USVは汎用センサープラットフォームとして設計され、特に、風況、海底の状態、生物学的および生態学的測定値などの大量のデータを収集できます。USVによって収集される幅広い観測データは、洋上風力発電所建設前の初期の開発業務にとって非常に重要だという。

USVのコンセプトは、オーステッドの従業員によって開発され、特許権を取得している。プロトタイプUSVの設計、開発、造船、試験は、オーステッドのイノベーションプログラムの一環として、選ばれた業界パートナーと連携し実施された。プロトタイプUSVは、デンマークの造船会社であるTuco Marine Groupによって建造され、USV制御システムはノルウェー企業であるMaritime Robotics Asによって提供された。

- Advertisement -

小規模で革新的な企業と協力し、造船と自律制御システムにおける業界パートナーの専門知識と、洋上観測の運用におけるオーステッドの深い知識を組み合せることで、高い性能を備えたプロトタイプUSVの迅速な市場導入を短期間で成功させた。

230720_orsted_01

[気象・海象観測]

  • LiDAR風力資源評価
  • 波および潮流のモニタリング

[環境許認可]

  • 鳥類の調査およびモニタリング
  • 海洋哺乳類の観察

プログラムマネージャー兼USVのコンセプトの共同開発者であるFrederik Søndergaard Hansen氏は、次のようにコメントしている。

Hansen氏:USVのコンセプトの特別な点は、大型の特殊な支援船の必要なく洋上の現場とやり取りする測定機器を導入でき、現場で、長期間自律的に動作し、リアルタイムに陸上へ送信され大量のデータを測定できることです。USVのコンセプトにより、新設の洋上風力発電所の年間エネルギー生産量予測の確実性を高めるのに不可欠な、データの高可用性を一貫して得ることができます。

- Advertisement -

オーステッドにより開発されたUSVのコンセプトには、洋上現場まで測定機器運搬用の支援船を必要とする従来のソリューションを超えたいくつかのメリットがあります。オーステッドのUSVは、洋上技術者のリスクを削減して安全性を高め、二酸化炭素排出量を大幅に削減し、波の高い海況でも安全に稼働できるため、作業の幅を広げることができます。

USVコンセプトのもう1つのメリットは、洋上測定活動を実施するコストが大幅に削減される一方、USVを内部で所有し運用することでオーステッドに高い柔軟性がもたらされる点だ。プロトタイプ船舶のHugin USVは、デンマークとノルウェーの海域でテストされ、北海で波が最大9mに達するハリケーンの条件下で運用された。Hugin USVは、国際的に正式認可されたノルウェー船級協会「Det Norske Veritas」(DNV)により浮体式LiDARシステムとして認証されており、風力発電所の開発に関連する商業運用で使用できる。

オーステッドのイノベーション部門長Jacob Edmonds氏は次のようにコメントしている。

Edmonds氏:自律船舶は、オーステッドのイノベーション方法論の良い実例です。最初に、業界内の大きな流れを調べます。業界では、高品質な風速測定値と環境データを可能な限り最速で取得することが課題です。その後、デモ、テスト市場導入、商業規模の製品の市場投入という3段階の方策を適用します。
つまり、小さく始めてコンセプトを実証してから、強力なパートナーシップによる連携、財政的支援、マクロ経済の潮流への逆行を通じて、広範な社内プロジェクト管理の経験と体系的な問題解決の考え方に基づき、粘り強く取り組んでいます。

結果は良好で、オーステッドは新しいクラスのUSVの連続生産を開始している。この新USVでは、プロトタイプから学んだ知識が組み込まれ、将来の浮体式風力発電所向けの深海での運用を含め、運用能力がさらに拡大されている。新USVは、Tuco Marine Groupによってデンマークで建設され、制御システムはMaritime Roboticsによって提供されている。2023年の末までに5艘の新しいUSVを製造予定だという。

技術仕様

長さ×幅×高さ 900cm×227cm×400cm
喫水 0.8m
乾燥重量 6.8T(燃料満載時)
船体材料 GRP建材
推進力 Twin Mercury 130 h.p

▶︎オーステッド

DJI Matrice 4Tが広大な遊水地上空で活躍。DJI Dock 2も投入、ドローンによる「ヨシ焼き」残火確認 現場レポート
2025年3月21日
大林組とKDDIスマートドローン、ドローンポート「DJI Dock 2」を活用し能登半島で道路工事の作業効率化を推進
2024年11月20日
ドローン操縦スキル上達のために。DPA回転翼3級から国家資格がベスト![後編]
2024年9月30日
ドローン操縦スキル上達のために。DPA回転翼3級から国家資格がベスト![前編]
2024年9月30日
TAGGED: Orsted, USV, ドローン, 水上ドローン
watanabe 2023年7月20日
Share this Article
Facebook Twitter Copy Link Print
Share
Previous Article 230720_vx4_01 Vertical Aerospace、eVTOL航空機「VX4」で時速70kmに到達。無人テスト飛行を実施
Next Article 230720_18w_01 18 WHEELS、世界初の全18輪駆動の電動ATVを開発
- Advertisement -

最新ニュース

250612_JD_Soradynamics_top
Soradynamics、産業用ドローン「Hayate 2」と「隼」を展示。安全に運用できる高機能性[JapanDrone2025]
特集 2025年6月12日
2540612_JD_riegl_top
RIEGLの新LiDAR「VUX-100-25」、FOV160°で133万点/秒取得能力を搭載。マルチコプターでの高効率測量を実現[JapanDrone2025]
特集 2025年6月12日
250612_JD_roboz_top
ROBOZ「Litebee Stars」が実現する小規模屋内ドローンショー。教育コンテンツとしても注目[JapanDrone2025]
特集 2025年6月12日
「DRONE SHOW JAPAN PRESENTS STARMIRAGE IN OSAKA TEMMABASHI」延べ5万5千人が天満橋エリアに来場
「DRONE SHOW JAPAN PRESENTS STARMIRAGE IN OSAKA TEMMABASHI」、延べ5万5千人が天満橋エリアに来場
ニュース 2025年6月12日
【水中ドローン体験会】カナダ製水中ドローン『DeepTrekker』自動航行機能を東京で体験し検討できる
水中ドローン体験会:カナダ製水中ドローン「DeepTrekker」自動航行機能を東京で体験し検討できる
ニュース 2025年6月11日
- Advertisement -

関連記事

250612_JD_Soradynamics_top
特集

Soradynamics、産業用ドローン「Hayate 2」と「隼」を展示。安全に運用できる高機能性[JapanDrone2025]

2025年6月12日
2540612_JD_riegl_top
特集

RIEGLの新LiDAR「VUX-100-25」、FOV160°で133万点/秒取得能力を搭載。マルチコプターでの高効率測量を実現[JapanDrone2025]

2025年6月12日
「DRONE SHOW JAPAN PRESENTS STARMIRAGE IN OSAKA TEMMABASHI」延べ5万5千人が天満橋エリアに来場
ニュース

「DRONE SHOW JAPAN PRESENTS STARMIRAGE IN OSAKA TEMMABASHI」、延べ5万5千人が天満橋エリアに来場

2025年6月12日
【水中ドローン体験会】カナダ製水中ドローン『DeepTrekker』自動航行機能を東京で体験し検討できる
ニュース

水中ドローン体験会:カナダ製水中ドローン「DeepTrekker」自動航行機能を東京で体験し検討できる

2025年6月11日
Previous Next

DRONEとは

DRONE(https://www.drone.jp/、以下本サイト)は、ドローンやマルチコプターについての本格的な解説やおすすめ、最新情報を発信する日本初のメディアとして、「Explore the Future」をタグラインに2015年スタートしました。

2022年、時代とテクノロジーの急速な進化を押さえ、ドローンを起点に、「空飛ぶクルマ」、「自動運転」、「AI」、「ロボティクス」、「電気自動車(EV)」、「宇宙関連」など、時代を変えていく国内外のテクノロジーについて、幅広くみなさまにお伝えします。

メディアパートナー

ページ一覧

  • Home
  • DRONE
  • MOBILITY
  • SPACE
  • ROBOTICS
  • 特集
  • コラム
  • ニュース
  • ABOUT US
  • プライバシーポリシー

アーカイブ

姉妹サイト

PRONEWS(プロニュース)は、デジタル映像制作専門情報Webメディア

DRONE
Follow US

© 2013-2023 DRONE. All Rights Reserved.

Welcome Back!

Sign in to your account

Lost your password?