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DF LATについて
DF LATはドローン搭載型のレーザーで上空から取得した点群データから詳細な地形図や樹冠高データなど、森林解析用のデータ生成を行うソフトウェアだ。
ドローンで計測したレーザーデータのLASファイル(.las)から、地面と植生を検出し、数値地形モデル(DTM, Digital Terrain Model)、数値表層モデル(DSM, Digital Surface Model)、樹冠高モデル(CHM, Canopy Height Model)を自動作成する。
通常、航空機のレーザー測量によるモデルは解像度が50cmだが、レーザードローンとDF LATの組み合わせでは、解像度5cmの3次元データを得ることができる。これにより林内の作業道や微地形なども捉えた高解像度な地形図や、木を1本1本判別できる高解像度の樹冠高モデルを取得可能だ。
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また任意の位置での断面図の表示もでき、自動処理では除去できなかったノイズを手動でフィルタリングできる。
作成したデータは森林解析用ソフトウェアのDF Scannerと併用することで、各樹木個体の検出、樹種識別、そして個体ごとの樹高や材積等の推定が可能になる。また計測要件を満たすことでJクレジット申請も可能だ。
本研究開発にあたって、日本学術振興会科研費(JP21H05314)の助成を受けたという。