DRONE
  • DRONE
  • MOBILITY
  • SPACE
  • ROBOTICS
  • 特集
  • コラム
  • ニュース
  • ABOUT US
Reading: 三菱重工、点検防爆ロボット「EX ROVR」第二世代機が連続稼働達成
Share
DRONE
  • DRONE
  • MOBILITY
  • SPACE
  • ROBOTICS
  • 特集
  • コラム
  • ニュース
  • ABOUT US
検索
  • DRONE
  • MOBILITY
  • SPACE
  • ROBOTICS
  • 特集
  • コラム
  • ニュース
  • ABOUT US
Follow US
© 2013-2022 DRONE. All Rights Reserved.
ニュース

三菱重工、点検防爆ロボット「EX ROVR」第二世代機が連続稼働達成

三菱重工業は、防爆性能を有するプラント巡回点検防爆ロボット「EX ROVR」第二世代機“ASCENT”について、ENEOS株式会社(以下、ENEOS)と今年6月からENEOS大分製油所に実機配備し、稼働中の製油所内における自動点検を9月末まで実施した

2023年11月10日
SHARE
Contents
EX ROVR “ASCENT”防爆性能及びハードウェア仕様防爆機能自動運転高い機動性ASCENTの走行性能マニピュレータ自動充電データ蓄積

製油所内の防油堤などの段差や狭所、草地、砂利、水たまりや夜間を含めた多様な環境での走行試験を通じて高い走破性を確認するとともに、製油所での点検作業を代替した計器画像、熱画像、音声情報の取得に成功したという。

- Advertisement -

EX ROVRは、爆発性雰囲気となり得る状況下において昼夜を問わず点検作業を行い、作業員の安全性向上、業務効率化および設備稼働率の向上に貢献する。照明付きカメラを搭載した6自由度防爆マニピュレーターの採用により、プラント内計器の複雑な配置に応じたさまざまな姿勢で近接・正対画像を撮影できるほか、ガス濃度の測定や音声の録音、熱画像の取得も可能だ。

さらに付属のウェブアプリと組み合わせて活用することで、遠く離れた場所からでも点検スケジュールの運用管理や点検データの確認を行えるほか、プラントにおけるインシデント発生時には遠隔操作によりタイムリーな現場確認が可能で、プラント点検業務の効率化と安全かつ迅速な事態収束に貢献するという。

また、EX ROVRはユーザーインターフェースを考慮した設計で操作も容易であることから、ENEOS大分製油所の運転員が短期間で操作方法を習得し、稼働中の実プラントでの遠隔操作、走行ルートや点検動作の設定、自動走行を実施できる。

- Advertisement -

また、三菱重工は米国ヒューストンにて10月に開催された国際会議「SPRINT Robotics World Conference」にEX ROVRを出展した。同会議では、ENEOSとともに長期試用の成果や2030年までの運用ロードマップなどについて紹介、各国の事業者から問い合わせを得るなど、国内外からの高い評価を得たという。

EX ROVR “ASCENT”

防爆性能及びハードウェア仕様

  • Zone1の危険場所に対応可能な防爆性能を有し、危険場所での非接触充電により高い稼働率を実現
  • 高い走破性を有し、マルチフロア(46°の階段を自律で昇降)の自動巡回が可能
  • ハンドアイカメラを搭載した6自由度マニピュレータを有し、計器類の画像を近接・正対して取得
  • ガス検知器、マイクを搭載し、ガス濃度、音等のプラント情報の取得可能

防爆機能

様々な国の規制に対応 日本(Ex2018)、IECEx、ATEX

  • ガスクラス:IIB+H2 T3 Gb
  • 危険場所:Zone 1
防爆規格 防爆性能 型式認定合格番号
IECEx Ex db ib pxb IIB+H2 T3 Gb IECEx TIIS 22.0002X
ATEX II 2G Ex db ib pxb IIB+H2 T3 Gb SCA 22 ATEX 140X
日本(Ex2020(2018)) Ex db pxb IIB+H2 T3 Gb 第TC22783X号

ASCENTは、移動用のメインクローラ/サブクローラおよびマニピュレータ用モータを含む本体を1つの内圧防爆構造容器としている。

各部を駆動する内蔵バッテリは、リチウムイオン電池の制御部と電池部を共に耐圧防爆構造のケースに収納している。ASCENTに装備されるLED照明、ガス検知器、可視監視カメラ、マイク&スピーカは独立した防爆仕様を備えている。

自動運転

複雑なプラント内を夜間でも安全に自動巡回

- Advertisement -
  • LiDARによる3次元自己位置推定
  • 障害物検知
  • 階段昇降アルゴリズム

高い機動性

狭隘かつ複数フロアにまたがる複雑なプラント内を稼働

  • 46°(基準最大)の階段昇降
  • 狭い階段踊り場での旋回
  • 防油堤の障害物乗り越え

ASCENTの走行性能

自動巡回時 遠隔操作時
傾斜 斜角の性状(摩擦係数など)による
勾配(スロープ) A参照 傾斜46°以下
横勾配(バンク) 水勾配以下(勾配1/50~1/100、角度に換算すると0.57°~1.15°) 転倒せずに走行できる傾斜は20°以下
階段 段の高さ 130mm~220mm
段の奥行き 210mm~310 mm
段の幅 900mm以上
段の高さ 130mm~220 mm
段の奥行き 210mm~310mm
段の幅 900mm以上
傾斜46°以下
踊り場 下記の形状・寸法の踊り場を走行可能
U字型:最小寸法 幅1800mm × 奥行き 1000mm
L字型:最小寸法 幅1000mm × 奥行き 1000mm
I字型:最小寸法 幅900mm × 奥行き 900mm
段差 高さ20cm以下(矩形断面であること) 高さ40cm以下(形状による)
溝 幅15cm以内 幅30cm以下(形状による)

マニピュレータ

様々な姿勢で計器に近接・正対して画像取得、ハンドでの簡易作業

  • 6自由度防爆マニピュレータ
  • 対象物の形状に倣うハンド
駆動方式 ACサーボモータによる電気サーボ駆動
動作自由度 6軸(ハンド軸を除く)
軸構成 ローテーション軸:3軸
ピボット軸:3軸
可動範囲 リーチ:およそ球R1mの半ドーム面
最大速度(基準姿勢(注)における基準位置での水平・鉛直方向) 約100mm/秒
可搬重量(基準姿勢(注)における発生力) 約3kg(ハンド含む)
動作制御 各軸制御及び位置姿勢制御
異常時対応 エラー処理
駆動用原動機の定格出力 50W

自動充電

危険場所で長時間にわたり連続稼働

    • 危険場所での大容量非接触自動給電
    • 2時間満充電で最大2時間稼働の高い稼働率

    主な外形寸法(mm)

    本体質量:70 kg

    データ蓄積

    様々な場所から点検計画を設定、点検データを確認

    • お手持ちのウェブブラウザで点検メニューとスケジュールの設定
    • クラウド上で点検データ蓄積・分析
    • 4G/LTEを介し、ロボットの管理、遠隔操作を実施
    • ロボットが取得したプラント情報はクラウドに保存し、履歴を管理

    三菱重工は今後も、ロボットの長期試用を通じて点検データを蓄積するとともに、蓄積した点検データから異常兆候を早期に把握可能とする判定アプリ開発を進め、さらなる製品価値の向上に努めていいくとしている。

    ▶︎三菱重工

    DJI Matrice 4Tが広大な遊水地上空で活躍。DJI Dock 2も投入、ドローンによる「ヨシ焼き」残火確認 現場レポート
    2025年3月21日
    大林組とKDDIスマートドローン、ドローンポート「DJI Dock 2」を活用し能登半島で道路工事の作業効率化を推進
    2024年11月20日
    ドローン操縦スキル上達のために。DPA回転翼3級から国家資格がベスト![後編]
    2024年9月30日
    ドローン操縦スキル上達のために。DPA回転翼3級から国家資格がベスト![前編]
    2024年9月30日
    TAGGED: ロボット, 三菱重工, 防爆ロボット
    kawai 2023年11月10日
    Share this Article
    Facebook Twitter Copy Link Print
    Share
    Previous Article ドローンショー・ジャパン、海上ドローンショーで「KEEP OUT」を表示し、国内初の近隣船舶へ注意喚起を行う試験的海上沿岸警備を実施
    Next Article 国土交通省、物流ドローン「プロドローン式 PD6B-CAT3型」の第一種型式認証申請を受理。最大離陸重量が25kg超えのドローンでは日本初
    - Advertisement -

    最新ニュース

    250612_JD_Soradynamics_top
    Soradynamics、産業用ドローン「Hayate 2」と「隼」を展示。安全に運用できる高機能性[JapanDrone2025]
    特集 2025年6月12日
    2540612_JD_riegl_top
    RIEGLの新LiDAR「VUX-100-25」、FOV160°で133万点/秒取得能力を搭載。マルチコプターでの高効率測量を実現[JapanDrone2025]
    特集 2025年6月12日
    250612_JD_roboz_top
    ROBOZ「Litebee Stars」が実現する小規模屋内ドローンショー。教育コンテンツとしても注目[JapanDrone2025]
    特集 2025年6月12日
    「DRONE SHOW JAPAN PRESENTS STARMIRAGE IN OSAKA TEMMABASHI」延べ5万5千人が天満橋エリアに来場
    「DRONE SHOW JAPAN PRESENTS STARMIRAGE IN OSAKA TEMMABASHI」、延べ5万5千人が天満橋エリアに来場
    ニュース 2025年6月12日
    【水中ドローン体験会】カナダ製水中ドローン『DeepTrekker』自動航行機能を東京で体験し検討できる
    水中ドローン体験会:カナダ製水中ドローン「DeepTrekker」自動航行機能を東京で体験し検討できる
    ニュース 2025年6月11日
    - Advertisement -

    関連記事

    Pudu RoboticsがAI搭載の自律型清掃ロボット「PUDU CC1 Pro」を発表
    ニュース

    PUDU、AI搭載の自律型清掃ロボット「PUDU CC1 Pro」を発表

    2025年5月28日
    250508_KailasRobotics_top
    ニュース

    Kailas Robotics、「KUMIHIMO Tech Camp with Murata 2024」優秀賞を受賞

    2025年5月8日
    250417_Revoria-Kamisa-PH12_top
    ニュース

    富士フイルムビジネスイノベーション、紙さばきロボットシステム「Revoria Kamisa PH12」開発。生産ライン省人化と印刷品質の安定化へ

    2025年4月17日
    ニュース

    ミネベアミツミとカイラスロボティク、ロボットハンド用小型6軸力覚センサーの製品アプリケーション開発へ

    2025年3月28日
    Previous Next

    DRONEとは

    DRONE(https://www.drone.jp/、以下本サイト)は、ドローンやマルチコプターについての本格的な解説やおすすめ、最新情報を発信する日本初のメディアとして、「Explore the Future」をタグラインに2015年スタートしました。

    2022年、時代とテクノロジーの急速な進化を押さえ、ドローンを起点に、「空飛ぶクルマ」、「自動運転」、「AI」、「ロボティクス」、「電気自動車(EV)」、「宇宙関連」など、時代を変えていく国内外のテクノロジーについて、幅広くみなさまにお伝えします。

    メディアパートナー

    ページ一覧

    • Home
    • DRONE
    • MOBILITY
    • SPACE
    • ROBOTICS
    • 特集
    • コラム
    • ニュース
    • ABOUT US
    • プライバシーポリシー

    アーカイブ

    姉妹サイト

    PRONEWS(プロニュース)は、デジタル映像制作専門情報Webメディア

    DRONE
    Follow US

    © 2013-2023 DRONE. All Rights Reserved.

    Welcome Back!

    Sign in to your account

    Lost your password?