Phase One、世界初の測量グレードのドローン専用カメラ「Phase One P5」を発表

Phase One P5は、日常の測量ツールとシームレスに統合しながら、最高のエンジニアリング測量基準を満たすように設計されているという。P5は、効率的な測量プロセスを保証し、データ精度の新たな基準を設定するとしている。

ドローン専用に設計されたP5は、700g以下の小型軽量で電力効率に優れ、ポータブルで使いやすい小型固定UAVや移行型UAVに最適だとしている。

P5は、陸地測量やコリドー測量用の柔軟なマウントオプションを提供し、高速1Gインターフェースと業界標準のMAVLink/Auterion通信プロトコルを備えているため、UAV OEMは業界トップのペイロードを簡単に提供できるようにする。

綿密なキャリブレーションにより幾何学的な歪みを排除し、露光中トリガーによる100％正確なキャプチャタイムスタンプを誇るP5は、スピードを損なうことなくデータの正確性を保証。35mmと80mmのレンズオプションから選択することで、最大限のカバー範囲と最小限のノイズを実現し、0.5cmという非常に優れた精度を達成する。

先進の128MPイメージセンサーは、低い地上標本距離（GSD）とブレのない画像を保証し、電子グローバルシャッターは、どのような条件下でも高い性能を発揮するという。

妥協のない絶対精度

P5は、最高のエンジニアリング測量基準を満たすように設計された初のUAVペイロードだという。

• 最小0.5cmまでの優れた精度
• 幾何学的歪みのない幾何学的に校正されたカメラにより、非常に鮮明な画像が得られる
• 35mmおよび80mmのレンズオプションにより、最大のカバー範囲と最大の精度を実現するように最適化

堅牢なデータキャプチャ

P5の卓越した性能は、先進の128MPイメージセンサーによるもので、非常に低いGSD（Ground Sample Distance）を実現している。

• より速く、より正確な測点選択
• 1px以下の低ジオメトリック・ディストーション
• 電子グローバルシャッターによる高速フレームレート（+4 f/s）

入手しやすいドローン用に設計

P5は、小型、軽量、省電力で、ポータブル小型固定UAVや移行型UAVに最適だという。

• 現代の測量にエンドツーエンドのソリューションを提供するために設計
• 小型SWaPと低い設置位置により、ポータブルで使いやすく、市販の小型固定UAVや移行型UAVに最適

P5と統合された測量ソリューション

Quantum Systems

Quantum Systems の主力製品であるTrinity Proは、変化する要件に適応し、機能を進化させ、航空データによる意思決定を加速するように設計され、将来性があり、信頼性が高く、使いやすいマッピングソリューションだ。

2018年の市場投入以来、その性能、信頼性、精度を証明してきたという。Trinity Proには最新技術が搭載されており、新しいQuantum-SkynodeオートパイロットとLinuxミッションコンピュータは、機体にコンピューティングパワーと内部ストレージの増加、接続性の強化をもたらすという。これにより、次世代カメラだけでなく、ロギング、シミュレーション、AI機能を下流に統合できる。

Trimble

測量ワークフローのTrimble Business Center（TBC）ソフトウェアは、測量士がGNSS受信機、トータルステーション、レーザースキャナー、モバイルマッピングシステム、ドローンなどからの現場データを、高品質で実用的な情報や顧客向けの成果物に変換することを可能にする。

P5 UAV測量機は、都市/道路/鉄道/ダム/橋梁/石油・ガスといった場面を想定している。

技術仕様

▶︎Phase One

ドローン測量の相見積りサービス「ドローン測量見積もり隊」開始