DRONE
  • DRONE
  • MOBILITY
  • SPACE
  • ROBOTICS
  • 特集
  • コラム
  • ニュース
  • ABOUT US
Reading: 天地人、自社衛星を開発し2027年に打ち上げ予定。自社ソリューションをさらに進化へ
Share
DRONE
  • DRONE
  • MOBILITY
  • SPACE
  • ROBOTICS
  • 特集
  • コラム
  • ニュース
  • ABOUT US
検索
  • DRONE
  • MOBILITY
  • SPACE
  • ROBOTICS
  • 特集
  • コラム
  • ニュース
  • ABOUT US
Follow US
© 2013-2022 DRONE. All Rights Reserved.
ニュース

天地人、自社衛星を開発し2027年に打ち上げ予定。自社ソリューションをさらに進化へ

天地人は、2025年1月27日(月)に、自社衛星開発によって地表面温度観測を強化する「Thermo Earth of Love プロジェクト」(地表面温度観測衛星計画)を発表した。自社衛星は、2027年に打ち上げ予定だ

2025年1月27日
SHARE

天地人はこれまで、衛星データを活用し、地球温暖化対策やインフラの老朽化、都市計画等の社会課題の解決に取り組んできた。数ある衛星データの中でも、天地人が特に価値を感じているのが「地表面温度」だ。

- Advertisement -
Contents
地表面温度の価値天地人が扱う主な衛星データThermo Earth of Loveプロジェクト

地表面温度は、創業当初から扱っていた衛星データのひとつであり、農作物の生産者や自治体・水道事業者等の様々な課題解決に取り組む中で、その価値の高さに気づき年々重要度が増しているデータとなっている。

また、厳しい夏の暑さが続く昨今では気温だけでなく地面の熱さを知ること自体の価値も上がってきている。天地人は、地表面温度が地球温暖化や気候変動の影響を捉え、災害リスクを評価する上で欠かせないデータだと実感している。

このデータが持つ可能性を信じてきたからこそ、自らの手で衛星を開発する決断にいたったという。「Thermo Earth of Love プロジェクト」という名称には、地表面温度が教えてくれる地球からの温もり(Thermo Earth)と、私たちの地球への想いや愛情(Love)を込めている。

- Advertisement -

宇宙から地表面温度を観測・分析し続けることは、地球と人類の関係を足下から見つめ直すことだという。地表面温度という新しい情報を社会の「当たり前」にし、人々の暮らしをより豊かで安心なものにするソリューションへと昇華させることで、より良い未来を次世代につないでいくことを目指すとしている。

地表面温度の価値

天地人は、衛星データを一枚で用いるものではなく、ビッグデータとして捉えています。衛星データ同士を重ね合わせたり、衛星データと地上データ(地上センサのデータ、統計データ、GISデータ等)を組み合わせたりするという、宇宙業界では珍しいアプローチを用いている。

そんな中で天地人は、「世界各国の500機以上の人工衛星から得た衛星データと、国や企業が保有する地上データを重ね合わせ、AIで分析すること」を得意としている。

天地人が扱う主な衛星データ

  • 衛星写真:
    衛星画像は国内外でも多くの民間企業が取り扱っており、天地人では自然の変化、都市部の変化、建物等の識別で活用している。
  • SAR画像:
    衛星画像で最近注目を集めているのがSAR画像。JAXAの先進レーダ衛星「だいち4号」(ALOS-4)のような政府主導で開発された衛星に加え、最近では民間企業も参入してきており、天地人ではこれを地盤変動の分析に活用している。
  • 地表面温度:
    地表面温度とは、地面そのものの温度のことだ。気温が「大気(空気)」の温度を指すのに対し、地表面温度は「地面」の温度を表す。

地表面温度は、気象庁やJAXA、NASA等の各国の衛星が観測する特殊な情報で、これまでは主に科学者・研究者が扱ってきた。

天地人では、アカデミアの領域で閉じ、ビジネス活用されていなかった地表面温度を創業当初より活用してきた。そもそも、なぜビジネス活用されていなかったというと、データの扱いが特殊なことと、〈衛星データを複数重ね合わせる〉ことが珍しいからだという。

- Advertisement -

地表面温度は、インフラ老朽化リスクの評価や再生可能エネルギーの適地選定、気候変動に対応した農業分野の適地評価など、天地人の既存サービスでも重要な役割を果たしている。

この価値に早くから着目した天地人は、JAXAのGCOM-C衛星や気象衛星ひまわり、海外の衛星からの情報を統合し、独自の高頻度・高解像度な地表面温度情報を生み出す研究開発を進めてきた。

現在はこの技術を、誰でも無料で使えるWebGISサービス「天地人コンパス」や、自治体・水道事業者向けの水道DXサービス「天地人コンパス 宇宙水道局」に活用している。

Thermo Earth of Loveプロジェクト

「Thermo Earth of Love プロジェクト」(地表面温度観測衛星計画)は、地表面温度が持つ可能性を信じてきた天地人が、自社衛星開発によって地表面温度観測を強化するプロジェクトだ。2027年の衛星打ち上げを目指している。

2027年以降、地表面温度の観測範囲が広がり、より高解像度化されることで、天地人のソリューションは大きく進化する。具体的には以下の分野での展開を予定している:

  • 上下水道分野の進化
    高解像度・高頻度な地表面温度データにより、上下水道インフラの維持管理を高度化する。漏水検知の精度向上、準リアルタイム監視による迅速な対応を実現し、水道管の劣化予測と予防保全を可能にする。さらに、地震や火山噴火時の被害状況把握にも活用し、都市計画や災害対策への貢献も進める。
  • 農業分野の精密化
    さらなる地表面温度データの活用により、作物の生育状況の精密な把握や病害虫の早期発見、最適な品種選択が可能になる。気候変動や土壌温度の変化を準リアルタイムに分析することで、収穫計画の精度が向上し、持続可能な農業モデルの構築を支援できるようになる。

この「Thermo Earth of Love プロジェクト」は、これまで衛星データを活用してソリューションを展開してきたスタートアップが、衛星開発という宇宙のハードウェア領域に挑戦する新たな一歩である。

これまで、宇宙のハードウェア領域では、自社衛星を開発してその観測データを販売するという、ハードウェア起点のビジネスが一般的だ。

地表面温度は、気象庁やJAXA、NASAなどの国の衛星が観測する特殊な情報だ。だからこそ、政府機関だけでなく民間企業がデータを持つことに大きな意味があり、その活用の可能性をさらに広げていけると考えているという。

天地人は「宇宙ビッグデータを使い人類の文明活動を最適化する」というミッションと、「宇宙視点で考える」「地球に良い営みを」というバリューを掲げている。「Thermo Earth of Love プロジェクト」は、このミッションと高い目標の実現に向けた大きな一歩だとしている。

▶︎天地人

DJI Matrice 4Tが広大な遊水地上空で活躍。DJI Dock 2も投入、ドローンによる「ヨシ焼き」残火確認 現場レポート
2025年3月21日
大林組とKDDIスマートドローン、ドローンポート「DJI Dock 2」を活用し能登半島で道路工事の作業効率化を推進
2024年11月20日
ドローン操縦スキル上達のために。DPA回転翼3級から国家資格がベスト![後編]
2024年9月30日
ドローン操縦スキル上達のために。DPA回転翼3級から国家資格がベスト![前編]
2024年9月30日
TAGGED: 人工衛星, 天地人, 宇宙
kawai 2025年1月27日
Share this Article
Facebook Twitter Copy Link Print
Share
Previous Article 250127_FASTROADEplus_top GIANTの電動自転車「FastRoad E+」、最大175kmの航続距離と快適な走行性能を両立
Next Article 防衛装備庁 、「災害用ドローンGDXS-13-B」の一般競争入札を公告
- Advertisement -

最新ニュース

250612_JD_Soradynamics_top
Soradynamics、産業用ドローン「Hayate 2」と「隼」を展示。安全に運用できる高機能性[JapanDrone2025]
特集 2025年6月12日
2540612_JD_riegl_top
RIEGLの新LiDAR「VUX-100-25」、FOV160°で133万点/秒取得能力を搭載。マルチコプターでの高効率測量を実現[JapanDrone2025]
特集 2025年6月12日
250612_JD_roboz_top
ROBOZ「Litebee Stars」が実現する小規模屋内ドローンショー。教育コンテンツとしても注目[JapanDrone2025]
特集 2025年6月12日
「DRONE SHOW JAPAN PRESENTS STARMIRAGE IN OSAKA TEMMABASHI」延べ5万5千人が天満橋エリアに来場
「DRONE SHOW JAPAN PRESENTS STARMIRAGE IN OSAKA TEMMABASHI」、延べ5万5千人が天満橋エリアに来場
ニュース 2025年6月12日
【水中ドローン体験会】カナダ製水中ドローン『DeepTrekker』自動航行機能を東京で体験し検討できる
水中ドローン体験会:カナダ製水中ドローン「DeepTrekker」自動航行機能を東京で体験し検討できる
ニュース 2025年6月11日
- Advertisement -

関連記事

250328_nec_top
ニュース

NEC、光通信衛星コンステレーション開発を加速。強靭かつ安全な通信インフラ構築へ

2025年3月28日
ニュース

NASAのStarlingとSpaceXのStarlink、宇宙交通の調整を改善

2025年3月27日
ニュース

Airbus、アストロスケールの第2世代衛星ドッキングプレートを採用

2025年3月26日
ニュース

Synspective、SpaceXとライドシェアローンチ契約を締結

2025年3月24日
Previous Next

DRONEとは

DRONE(https://www.drone.jp/、以下本サイト)は、ドローンやマルチコプターについての本格的な解説やおすすめ、最新情報を発信する日本初のメディアとして、「Explore the Future」をタグラインに2015年スタートしました。

2022年、時代とテクノロジーの急速な進化を押さえ、ドローンを起点に、「空飛ぶクルマ」、「自動運転」、「AI」、「ロボティクス」、「電気自動車(EV)」、「宇宙関連」など、時代を変えていく国内外のテクノロジーについて、幅広くみなさまにお伝えします。

メディアパートナー

ページ一覧

  • Home
  • DRONE
  • MOBILITY
  • SPACE
  • ROBOTICS
  • 特集
  • コラム
  • ニュース
  • ABOUT US
  • プライバシーポリシー

アーカイブ

姉妹サイト

PRONEWS(プロニュース)は、デジタル映像制作専門情報Webメディア

DRONE
Follow US

© 2013-2023 DRONE. All Rights Reserved.

Welcome Back!

Sign in to your account

Lost your password?