ja DRONE https://www.drone.jp 国内外のドローン、UAV、UAS関連の最新ニュースから、「空飛ぶクルマ」、「自動運転」、「AI」、「ロボティクス」、「EV」、「宇宙技術」など時代を変える国内外のテクノロジーを配信します Tue, 23 Apr 2024 22:11:18 +0000 ja (c) PRONEWS Co., Ltd. 10 https://d2llikhal5te33.cloudfront.net/wpdronenews/wp-content/uploads/2023/01/drone_smartnews-min.png Jetson、個人用eVTOL「Jetson ONE」2機の編隊飛行の動画公開 https://www.drone.jp/news/2024042401451986784.html https://www.drone.jp/news/2024042401451986784.html 2024-04-23T16:45:19+00:00

Jetsonは、最新のJetson ONE2機を編隊飛行させるというマイルストーンに到達した。会社の設立以来、他のJetsonパイロットと一緒に飛行し、この没入的で中毒性のある体験を共有できることを夢見てきたという。

この達成により、複数のJetson ONEが様々なミッションやタスクを実行する無数の可能性が示したとしている。

▶︎Jetson

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ModalAI、「Starling 2」「Starling 2 Max NDAA」対応の次世代開発用ドローンを発表 https://www.drone.jp/news/2024042318413486780.html https://www.drone.jp/news/2024042318413486780.html 2024-04-23T09:41:34+00:00 これらの新しいデザインは、信頼性の高い屋内および屋外航行のためのアップグレードされたイメージセンサースイートを搭載し、VOXL 2ドローンの記録的な飛行時間を誇るという。

このうち小型のStarling 2は、280gのデザインで、最大5つの画像センサーを搭載し、40分以上の屋内目視航行を実現する。500gのStarling 2 Maxは、55分以上の屋外航行が可能で、500gの追加ペイロードを搭載できる。

ModalAIのCEO兼共同創設者 Chad Sweet氏は次のようにコメントしている。

Sweet氏:当社の開発用ドローンは、VOXL SDK、VOXL 2、および当社の最先端コンポーネントのエコシステムの迅速な統合を可能にし、市場投入までの時間を短縮し、研究開発を加速します。Starling 2とStarling 2 MaxはVOXL 2ドローンの次世代機であり、業界を次のレベルの米国製自律型機能へと押し上げるでしょう。

一新されたNDAA完全準拠のデザイン

SWAPとNDAAコンプライアンスを念頭に設計されたという両機は、NDAA'20セクション848認可法に準拠している。Starling 2の280gの軽量構造と40分以上の飛行時間は屋内飛行に理想的だとしている。Starling 2 Maxの重量は500g、飛行時間は55分以上で、屋外での長距離推測航法開発用に設計されており、さらに500gのペイロードを搭載できる。両モデルとも、フリアーシステムズのLeptonサーマルを含む最大5つのイメージセンサーを搭載可能だという。

VOXL 2:パワフルで相互運用性が高い

Starlingドローンは、Blue UAS Framework 2.0プログラムを推進するために開発されたModalAIのコンパニオンコンピュータとオートパイロットである強力なVOXL 2を活用している。15TOPSのAI処理能力を持つVOXL 2は、他のどのオートパイロットよりも多くのAIコンピューティングを実現している。

8コアのQualcomm QRB5165を搭載したStarlingsは、PX4リアルタイムフライトコントローラー、最大5つの画像センサー、TDK IMUおよび気圧計、GPSおよびWiFi接続を備え、米国で組み立てられている。

VOXL SDKによるスーパーチャージ

VOXL SDKはStarling 2とStarling 2 Maxにインテリジェンスを提供する。視覚慣性オドメトリ、視覚障害物回避、3Dマッピングおよび経路計画などのオープンソフトウェア自律性アルゴリズムがドローンにあらかじめプログラムされており、飛行までの時間を短縮する。VOXL SDKには、オブジェクトの分類、検出、その他のモデルを実行するためのTensorFlow Liteニューラルネットワークを事前に統合している。開発者はまた、開発プロセスを支援するドキュメント、コード、チュートリアルの広範なライブラリを見つけることができるという。

▶︎ModalAI

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AeroVironmentの無人VTOL機「JUMP 20」、高度なマルチセンサーによるISRサービスを提供 https://www.drone.jp/news/2024042318225586766.html https://www.drone.jp/news/2024042318225586766.html 2024-04-23T09:22:55+00:00 14時間以上の耐久性と185km(115マイル)の航続距離を誇るJUMP 20は、マルチミッションに最適だという。滑走路に依存しないため、発射装置や回収装置を必要とせず、60分以内にシステムをセットアップして運用できる。

最大30ポンドのペイロード容量を持ち、ARCAM 45D、長距離EO/MWIR、オンボード追跡、安定化、ビデオ処理などの業界をリードする画像センサーを利用した柔軟なペイロードオプションを提供する。マルチミッションペイロードベイと優れた光学系に加えて、JUMP 20は共通のオートパイロットと地上制御システムアーキテクチャを装備。高度にカスタマイズ可能なモジュール式プラットフォームを提供し、運用や顧客の要件に合わせてカスタム構成できる。

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主な特長

滑走路に依存しない

いつでも、どこでも打ち上げ 超ポータブルなVTOL発射・回収システムにより、かさばったり高価な機材が不要になり、あらゆる環境で60分以内の迅速な展開が可能になる。

クラストップの持久力

JUMP 20は14時間以上の耐久性、17,000フィートの運用高度、185kmの航続距離を実現。低目視および低音響シグネチャーにより、マルチミッション運用に理想的だという。JUMP 20は、移動中であろうと、配置されたオペレーションであろうと、クラストップの耐久性と拡張された航続距離を提供し、変化する顧客の要求に応える。

マルチミッション・ペイロードベイ

最大30ポンドの追加ペイロードを搭載可能なJUMP 20のMulti-INT/Multi-Domainソリューションは、戦術的な長耐久UASプラットフォームではこれまで利用できなかったレベルの統合ISRデータを提供する。最大限のペイロード統合の柔軟性を目的に作られたJUMP 20は、変化するユーザーの要求を満たすために無限に設定可能。

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仕様

リンク範囲 185km(115mi)
重量 215ポンド(97.5kg)
耐久性 14時間以上
使用可能積載量 最大30ポンド(13.6kg)
電源 MOGAS、190cc EFIエンジン バッテリー式ジャンプ
スピード 58マイル(50キロ)
操作高度 DA17,000フィート
翼幅 18.8フィート(5.7m)
全長 9.5フィート(2.9m)
重量 215ポンド MGTOW 燃料およびペイロード(97.5kg)
発進方法 発進システムや滑走路は不要 垂直離着陸
回収方法 VTOL着陸

▶︎AeroVironment

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SUPER73の電動バイク、「C1X」最新モデルは1プラットフォームでカスタマイズ・パーソナライズ可能 https://www.drone.jp/news/2024042318181486772.html https://www.drone.jp/news/2024042318181486772.html 2024-04-23T09:18:14+00:00 この電動モーターサイクルは、古典的なモトカルチャーに敬意を払いながら、画期的な技術革新を披露している。カスタマイズやパーソナライゼーションが可能。

新型El Jefe Scrambler Dual SportとSuper Le Pew "Café" Super Sportをラインアップしている。

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El Jefe Scrambler Dual Sport
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Super Le Pew "Café" Super Sport

特長

  • 急速充電技術:15分以内に10~80%充電
  • 速さ:85+ MPH
  • LEDライト:DRL(デイタイム・ランニング・ライト)とLEDヘッドランプの両方
  • 距離:航続距離100マイル以上、エクステンド・レンジ・モデルでは150マイル以上
  • 回生ブレーキ:運動エネルギーをバッテリーに戻し、走行距離を伸ばす

※日本での発売は未定

▶︎SUPER73

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Kailas Robotics、世界最大のドローン展示会「AUVSI XPONENTIAL」に初出展 https://www.drone.jp/news/2024042315520986761.html https://www.drone.jp/news/2024042315520986761.html 2024-04-23T06:52:09+00:00

世界最大のUAV展示会「XPONENTIAL」に初出展

「XPONENTIAL」は、50か国、500社以上の企業が参加し、8,000人以上の業界関係者が集結する無人航空機の展示会だ。

展示はドローンだけでなく、ロボット、人工知能、自動運転などのテクノロジー分野における最先端企業が出展している。開催地は毎年変わり、今年は米国サンディエゴ・コンベンション・センターで4月22日~25日に開催される。

Kailas Robotics社は、特許技術となるドローンに搭載可能な小型軽量・高性能ロボットアームを開発しており、今回の初出展では、そのロボットアームのデモとともに多目的に使えるロボットアーム(プロトタイプ)を搭載したUGVも展示する。

先進諸国で進む労働人口の減少や労働コストの高騰、危険地区での作業回避などこれまで以上に人とロボットとの協働が求められている。

Kailas Roboticsの開発するロボットアームは、アーム付け根である支点が上下左右前後に動いても目標物を掴むことが可能となっており、これまで大きく重い土台が必要だったロボットアームでは不可能だったドローンへの搭載や、狭小作業現場などでの導入が可能だ。

今回の出展にあたり代表取締役社長のダンバダルジャ(ダンバ)は、次のようにコメントする。

展示ブースでは、ドローンの空中での動きをシミュレートしたジグにアームを設置し、動きながらもターゲットスペースに置かれたボールを掴むというデモを行う予定です。コントロールはiPadなどスマホやタブレットから可能となっており、ユーザーはiPad上で表示されたターゲットを示すだけでアームが自動的にそのターゲットを捕捉します。ぜひ会場に来られた方はブースにお越しください

▶︎Kailas Robotics

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パデコとPRODRONE、ウクライナ国内電力施設のドローン点検に向けた調査へ https://www.drone.jp/news/2024042314002886754.html https://www.drone.jp/news/2024042314002886754.html 2024-04-23T05:00:28+00:00

この公示は、パデコがプライムで受託し、プロドローンがドローン点検調査の実査を担当する。

点検調査機体はPRODRONE PD4B-Mを想定しており、今後機体輸出に向けた準備を進める。

本調査業務はパデコとウクレネルゴと共同で実施し、本年12月に最終報告書を世界銀行に提出予定だ。

▶︎PRODRONE

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Suter、新型ドローン用エンジン「F-TOA288-SDI」を公開。マルチ燃料に対応 https://www.drone.jp/news/2024042311081286746.html https://www.drone.jp/news/2024042311081286746.html 2024-04-23T02:08:12+00:00

この新しい22.5馬力の無人航空機(ドローン)用エンジンは、世界的な顧客の安全性とロジスティクスの目標を達成するため、ジェット燃料(Jet-A1, JP5, JP8)を使用するエンジンに対する需要の高まりに対応するものだ。

Suterはこれまでに300基以上のガソリンTOA288エンジンを製造してきたが、グループ3ドローン用の大型重油ドローンエンジンに対する需要の増加が、この新エンジン開発の原動力となったという。

Suter HF-TOA288-SDIは、2気筒、水平対向、空冷、2サイクルエンジンで、半直接燃料噴射、1kWスターター/ジェネレーター(オプションで2kW)を装備している。

排気量は288cm3。パワーは16.5kW(22.5HP)@6500rpm。このエンジンは、CAE GmbHとSuter Industriesの共同設計によるもので、CAEの25年にわたる有人・無人2ストロークエンジンの経験と、Suterの25年以上にわたる2ストロークモーターサイクル・レースの設計・製造の経験が組み合わされている。

その結果、高性能で信頼性が高く、ワールドクラスのドローンエンジンが誕生し、現在スイスで生産されている。

CAE GmbHのCEO兼創設者であるDietrich Kehe氏は、次のようにコメントする。

この新しいエンジンは、2ストローク重油燃焼技術をさらに推し進め、高温/低温/高度の運用条件下でも信頼性の高い燃焼を実現するものです。

Suter IndustriesのCSOであるLars Jäger氏は、次のようにコメントする。

我々は、顧客の厳しい性能と納期の要求を満たすために、航空宇宙エンジン・ソリューションを進化させる能力、人材、施設を拡大し続けている。

▶︎Suter

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東北電力ネットワークら、ドローンとAIを活用した送電鉄塔のボルト・ナット異常検出の運用開始 https://www.drone.jp/news/2024042310303886741.html https://www.drone.jp/news/2024042310303886741.html 2024-04-23T01:30:38+00:00

鉄塔などの送電設備の点検について、近年はドローンを活用し効率化を図っているが、鉄塔1基あたり数千本程度取り付けられている大量のボルト・ナットの画像から「人の目」で抜けや緩みなどの異常を確認する作業には多くの時間と労力を要するとともに、異常個所の判定は個々の作業員の経験に基づく判断に委ねられていた。

また、確認されたボルト・ナットの抜けや緩みなどの異常個所については、その部位や場所ごとに画像を選択して報告書に添付する必要があるため、報告書作成にも多くの時間と労力を要していたという。

今回、本AIをKDDIスマートドローンが提供する「AI画像解析サービス」(以下、本サービス)に実装し、多くの画像から異常を判定する時間と労力の低減に寄与するとともに、東北電力ネットワーク向けの点検結果の報告書作成機能を本サービスに搭載することで、異常判定から報告書作成までの一連の業務の大幅な効率化が可能だ。 

本サービスの活用を通じて、送電鉄塔の保守業務に係る異常判定精度に対する品質向上と効率化を図るとともに、引き続き、さまざまな技術や知見を活用しながら、電力の安定供給に取り組むとしている。

各社の役割

東北電力ネットワーク 本AIの開発に必要な要件の定義および運用
KDDI 本AIの開発全体のプロジェクト管理
KDDIスマ―トドローン 本AIのサービス開発、保守

▶︎KDDIスマートドローン

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Vol.77 DOP SUITEの立ち位置と狙い[春原久徳のドローントレンドウォッチング] https://www.drone.jp/column/2024042309572686711.html https://www.drone.jp/column/2024042309572686711.html 2024-04-23T00:57:26+00:00 先日、筆者が経営するドローン・ジャパンは、パナソニック システムデザインおよびGMOグローバルサイン・HDとともに、ドローンの安定的・安全性の高い運用管理を行うために、機体ログを収集し、機体の状況をより詳細に把握することを可能にするクラウドサービスであるDOP SUITEのリリースを行った。

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https://www.drone.jp/news/2024041613502286250.html

DOP SUITEの個別の説明に入る前に、ドローンシステム全体での立ち位置やその狙いを見ていきたい。

ドローンシステムのソフトウェア

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ドローンシステムのソフトウェアは上記の図のように、大きく分けると、そのソフトウェアの実行場所は、ドローン本体、地上側、クラウドの3つに分かれている。

ドローン本体

FC(Flight Controller):基本的な機体制御

FCに載っている機体制御を実行するソフトウェアはFlight Codeと呼ばれるもので、これがDJIのようにプロプライエタリ(独自)のものとArdupilotやPX4のようにオープンのものに大別される。 詳しくは以下を参照。

https://www.drone.jp/column/2022102805292558896.html

CC(Companion Computer):高度な機体制御やペイロード管理、通信制御など

FCと有線にて接続されたシングルボードコンピューター(ラズベリーパイやJetson NANO、DOP HUBなど)上でソフトウェアが実行される。 ドローンの機体と連携する場合には、DJIではOnboard SDKやCloud APIが使われ、ArdupilotではDroneKit-Python、pymavlink, MAVProxyなどが使われる。 室内空間(非GPS空間)の機体制御などの制御は主にこのCC上で実行される。

https://www.drone.jp/column/2023082419023371330.html

そのほか、ペイロード管理や制御(カメラや搬送物などの管理や制御)や通信制御などのソフトウェアが実行される。

地上側とクラウド

アプリケーションの開発や提供において、地上側かクラウド側かということは、そのデバイスや環境でのインターネット接続性がどうかといった点や、また、共有性、CPUリソースなどが考慮される。

アプリケーションソフトウェアにとって、重要なのは、どういった目的で、いつそのアプリケーションを使うのかというといった観点である。

2021年にこのコラムで書いた内容は、ほぼ現在も変わっていない。

https://www.drone.jp/column/2021012914205343164.html

再掲する形で説明したい。


まずは、一般的なアプリケーションのシチュエーションだが、内容として機体制御と機体管理、情報処理の3つに分かれる。そして、その各内容をどこで(現場か会社内か)どんなデバイスで処理をするのか(タブレット・スマートフォン、PC)という目線が重要だ。

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そして、一般的なドローンソリューションの流れとなるが、飛行前・飛行直前・飛行中・飛行後での、機体制御・機体管理・情報処理で見ていく必要がある。

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「面データ取得」の場合であるが、DJIの機体の場合、機体制御はDJI GO 4で機体設定など、機体管理はDJI GS Proで自動航行データの作成など、その後の情報処理では、DJI Terra、DroneDeploy、Pix4Dmapper、Meta Shapeといったアプリケーションでオルソ画像作成や画像解析を行っていく。情報処理と連動する形で自動航行データ作成と機能連動している場合も多い。

Parrot社の機体の場合、機体制御および機体管理は、Pix4Dcaptureで行い、情報処理のPix4Dmapperに連携していくやり方だ。その他は、Mission PlannerのようなGround Control Station(GCS)を使って、機体制御や機体管理を行い、情報処理のアプリケーションにデータをアップロードしていくという流れになる。

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現在では、DJI Go4やDJI GS Proは産業用に関して、DJI Pilot2に集約されてきているが流れは大きくは変わらない。

実運用局面において、安全性や安定性を高めるために、この飛行前、飛行直前、飛行中、飛行後といった各シチュエーションでどんな確認や作業を行い、確実にその目的を実行していくことが、より重要になっている。

そういった点を考えると、ドローンの飛行現場においては、人口が少ない地域の利用が多く、まだまだそういった地域でのインターネットへの接続環境は不安定であり、ドローンとの2.4Gを中心として無線や、何らかのソフトウェア処理が必要な場合にはPCやタブレット内でのローカル処理が中心になるのが現実的だ。クラウドソリューションに関しては、会社などの事業所内での実行という形になるだろう。(この辺はまだ一般のスマートフォンアプリでの処理や実行とは距離感がある)

NTTドコモのdocomo skyセルラードローンやKDDIのスマートドローンソリューションなどや各種UTMもなかなか立ち上がっていかないのも、このクラウドへの接続性の難しさといった部分があるだろう。この辺は再度ローカルの処理とクラウドの処理の連携をどうとっていくかという目線で再構築していく必要があるだろう。

今回のDOP SUITEは、クラウドソリューションであるが、これまで機体の安定的な運用という点で相応しいソリューションが少なかった分野を、機体ログを活用した管理ソリューションとなっており、その活用の中心は、飛行後に、基本的には会社などの事業所内で行う作業となっている。

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DOP SUITEの接続図

DOP SUITEの狙い

ドローンは広義の意味で自律移動ロボットということであり、そこでの実運用における大きな課題の一つは運用安定性の責任の問題である。

これまでの操縦するヴィークルという観点では基本的には操縦者・運転者が主責任者であった。そのため、安全性の確保という点で、操縦免許や操縦資格といったものが重要であった。(また、人が各航行局面において、ルール順守[例えば、信号や標識など]を行う必要があり、そういったルールの理解も免許や資格には含まれている)

自律移動ロボットの場合は、以下の3つのブロックに責任分散する形になっている。

  • 機体メーカー:自律制御のエラーなど
  • 機体所有者(リースやレンタルなど):整備不良、経年変化など
  • 機体運用者:実運行のミスやエラー(航路設定、環境判断ミスなど)
具体的に、自動航行していたドローンが何かに衝突し、その対象物を破損してしまった場合を考えてみよう。

その衝突原因としては、衝突回避システムの不作動(機体メーカーの責任)、衝突回避システムのためのセンサ故障(整備不良などによる機体所有者の責任)、衝突回避システムの値の設定ミスやスペックを超えた使用(機体運用者の責任)などが考えられる。

一義的には、機体運用者が事故対応は行うが、その損害賠償などに関しては、その責任の所在においては、様々なケースが考えられるだろう。

こういった状況において、問題なのは、責任の分散ということもあるが、今まではその原因を追究する方法が少なく、また、そういった安全性を高めることに関してのソリューションがないというところにあった。

また、ドローンは基本的にその多くが産業活用されており、そんな中では損害保険会社やリース会社のポジションも重要となっている。しかし、そういった損害保険会社やリース会社も課題を抱えている。

損害保険会社に関しては、先の例にもあった通り、何か事故が生じた際の以下のような事故原因が不明というところにある。

事故原因:機体メーカーのエラー、環境要因(通信、GPS、天候など)、整備不良(振動、バッテリー、モーターなど)、操縦ミス。あるいは故意。

現状のままでは、保険料率の算定がしにくく、どんどんその保険料率を高くしていかないと成り立たなくなってしまう。 リース会社に関しては、リースやレンタルの場合には、リース会社が機体所有者となっており、機体登録の義務がある。そこでは機体登録者としての責任が生じてくる。そんなこともあり、機体登録制度以降、リース会社のドローンへの取り組みが消極的であったといった背景もあった。

こういった環境に加え、機体の安全性・安定性を認証する型式認証の制度が始まったが、これは単にその機体の機能安全性を担保するということだけでなく、製造に関する一定性や経年変化による安定性なども、ある一定の形で担保している。Level3やLevel4などの環境において、その型式認証取得機を活用するユーザーは重ねて機体認証の取得が必要であるが(型式認証取得機であれば、この機体認証はすぐに取得できる)、この機体認証の運用に関しては、一定の飛行時間ごとに定期点検を実施する義務が、ユーザーにはある(これをきちんと実施しないと機体認証がはく奪される)。 そのためにきちんとした飛行記録を取る必要が生じてきている。

DOP SUITE

DOP SUITEは、上記のような課題の解決を目的としたドローンの安定運用支援のクラウドアプリケーションとなっている。 DOP SUITEは、ドローン・ジャパン、パナソニック システムデザインおよびGMOグローバルサイン・ホールディングスが各社の強みを生かして提供するソリューションだ。

各社の役割

  • ドローン・ジャパン:総合企画、販売元、サービス運営
  • パナソニック システムデザイン:クラウドアプリケーション開発
  • GMOグローバルサイン・ホールディングス:クラウド管理

主な機能

  • ドローン機体管理
    • 機体管理(ドローン情報)
    • 飛行レポート
    • 機体アラート
    • 機体ログデータの管理
    • ファームウェア管理(バージョン管理)
    • ドローンの飛行記録との連動
  • オペレーター管理
  • サポート連携
  • 機体運用者の安定運用
    • 各種機体ログデータをレポート機能などを通じて視覚的に分かりやすく表示
    • ドローンのユーザーやドローンでのサービス提供者は、機体の状況をより詳しく把握
  • 機体所有者の安定的な機体管理
    • 機体利用状況の確認(累計飛行回数や時間の表示)
    • 機体ログによる振動などの経年変化などの機体アラートの表示
  • 機体メーカーのサポート対応の向上および機体自律安定性の確認および改善
    • 機体メーカーがユーザーからの問い合わせに対応する際、当該機体の詳細データを確認可能となり、的確な状況分析とサポート対応が可能
    • ログデータを活用して機体の性能改善にも貢献

対応可能機種

フライトコントローラーのファームウェアにArduPilotを採用している機種。

提供方法

機体メーカーを通じて、以下の形態にて提供。

機体本体 + 機体オプション + 年間機体サポート + DOP SUITE + 機体保険

機体本体とともに提供される年間機体サポートサービスと連携し提供され、割安で「ドローン動産総合保険+賠償責任保険」が付帯されている。 また、リコーリースの協力によって、DOP SUITEサービス付きドローンのリース契約(3年)を選ぶことが可能となっている。

また、DOP SUITE付帯ドローン動産総合保険+賠償保険料は、DOP SUITEによるドローンの安全・管理性能の向上を踏まえ、東京海上日動保険の協力により同一補償内容の一般的なドローンに適用される保険料水準よりも約20%程度割安な保険料が適用されており、ドローン購入者の皆様にそのメリットが享受可能。※2024年3月時点、ドローン・ジャパン社調べ

フライト後のレポートサンプルの一部

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飛行レポート(地図)
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飛行レポート(振動)

DOP SUITEは、最初のArdupilot機体として、イームズロボティクスの第2種型式認証取得機体であるE6150TCに採用された(型式認証機のユーザー運用において、評価されたといった点もあるだろう)。 今後、DOP SUITEに関しては、先に示した飛行前・飛行直前・飛行中・飛行後の各社ソリューションとの連携や、機体ログに関してはより詳細な解析を行い安全性を高めていくようなソリューションサービス企業との連携もDOP(ドローンオープンプラットフォームプロジェクト)の中で生まれてくるだろう。

また、今後、機体メーカーの機体の安全性・安定性を担保するために型式認証の動きは広まっていくだろうし、ドローンを含む自律移動ロボットに関しては、こういった機体ログの管理が安全で安定な運用のためには重要になってくるだろう。

また、現在では、無人航空機を特定飛行させる者が、飛行・整備・改造などの情報を遅滞なく飛行日誌に記載しなければならない制度があるが、今後、こういった人手頼りではなく、自動的に取得される機体ログの記録・管理を義務化していく方が、より合理的であろう。また、その中で、管理するログの共通化といったことも図られていくだろう。

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アストロスケールの商業デブリ除去実証衛星「ADRAS-J」、デブリの後方数百mの距離にまで接近に成功 https://www.drone.jp/news/2024042301442586731.html https://www.drone.jp/news/2024042301442586731.html 2024-04-22T16:44:25+00:00

運用を終了した衛星等のデブリは非協力物体と呼ばれ、外形や寸法などの情報が限られるほか、位置データの提供や姿勢制御などの協力が得られない。

そのため、その劣化状況や回転レートなど、軌道上での状態を把握しつつデブリに安全・確実にRPO(ランデブ・近傍運用)を実施することは、デブリ除去を含む軌道上サービスを提供するために不可欠な技術だという。

ADRAS-Jは実際のデブリへの安全な接近を行い、デブリの状況を明確に調査する世界初の試みだ。具体的には、大型デブリ(日本のロケット上段:全長約11m、直径約4m、重量約3トン)への接近・近傍運用を実証し、長期間軌道上に存在するデブリの運動や損傷・劣化状況の撮像を行う予定だとしている。

2月22日より開始した接近の運用では、軌道投入時にはデブリと異なる軌道にあった衛星を、GPSと地上からの観測値という絶対的な情報を用いて(絶対航法)デブリと同じ軌道へと調節し、デブリの後方数百kmにまで接近させた。

4月9日には、ADRAS-J搭載のVisCam(可視光カメラ)にてデブリを捕捉したことで、衛星搭載センサを駆使してデブリの方角情報を用いる相対航法(AON※4)を開始。この方角情報も用いながら相対軌道を制御して距離を詰め、デブリの後方数kmの距離において衛星搭載のIRCam(赤外カメラ)にてデブリを捕捉した。

そして4月16日、IRCamによって取得するデブリの形や姿勢などの情報を用いる相対航法(MMN)を開始し、ついにデブリの後方数百mへの接近に成功した。今後はさらに接近し、デブリの状態や動きを把握するための撮影に移るという。

これまでのADRAS-Jミッション運用実績

  • 2月18日:Rocket LabのElectronロケットにより打上げ
  • 2月22日:デブリへの接近を開始
  • 4月9日:相対航法(AON)と近傍接近を開始
  • 4月16日:相対航法(MMN)を開始
  • 4月17日:デブリの後方数百mへの接近に成功

▶︎アストロスケール

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DJI、4月25日に新型ドローン発表!!ティザーサイト登場 https://www.drone.jp/news/2024042222440486724.html https://www.drone.jp/news/2024042222440486724.html 2024-04-22T13:44:04+00:00

ティザーサイトには「Ready,Steady,Go.(準備を整えて、さあ開始。)」というコピーが銘打たれている。新製品は、農業ドローンのように思われるが、顔つきがFlyCart 30に似ているのも気になるところだ。

今DJIが提供していないゾーンの機体なのか?既存製品のアップデートなのか?予想が広がる。とにかく4月25日を待ちたい。

▶︎DJI

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Lectric eBikesの電動モペット「XPress」、次世代のトルクセンサーによって速度コントロールがより容易に https://www.drone.jp/news/2024042217504186699.html https://www.drone.jp/news/2024042217504186699.html 2024-04-22T08:50:41+00:00 Lectric XPressは、クラシックな外観にこれまでにパフォーマンスをもたらす。フルサイズのホイールベースに、業界をリードするトルクセンサーとLectricPWR+プログラミングを組み合わせ、ライダーに直感的でコントロールしやすいパワーデリバリーを各ペダルストロークに与える。

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オプションには500Wと750Wがあり、幅広い嗜好と能力に対応する。XPressはまた、カスタムデザインされアップグレードされたTC-Eightyフロント・サスペンション・フォーク、7速ドライブトレイン、油圧ディスクブレーキ、27.5×2.1インチのシティタイヤを装備している。

特長

  • TC-Eightyサスペンション・フォーク
    LectricTC-Eightyサスペンション・フロントフォークは、80mmトラベルで、スムーズでコントロール性の高い乗り心地を実現
  • 圧倒的なパワー
    1092WのピークパワーとステルスM24テクノロジーの組み合わせにより、400%静粛化されたモーターと、UL2271認証の48V、10.4Ahリチウムイオンバッテリーを搭載。XPressはUL2849の認証も受けている
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  • トルクセンサー
    テーラーメイドのトルクセンサーは、PWR+テクノロジーを採用し、ライダーのペダリング力に応じて出力を管理する。これにより、ライダーはクラス3のスピードに簡単に到達し、よりコントロールしやすくなる
  • カラーLCDディスプレイ
    USB-Cポートを搭載した全く新しいカラーディスプレイは、クリアで簡潔な情報を提供しながら、美しい外観をプラス
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サイズガイド

バイク寸法 長さ72インチ×幅17インチ×高さ43インチ
フロントタイヤを外した状態での寸法 59"L×10"W×31"H
スタンドオーバーハイト 18.5"
ハンドルバーの高さ 44" - 47"
バイク重量 58ポンド
フロントタイヤを外したバイク重量 53ポンド
積載量 最大330ポンド/最大ライダー体重330ポンド/最大フロントバスケット重量35ポンド/最大リアラック重量30ポンド
ライダー積載量 最大330ポンド
シートから地面まで 最小33"/最大45"
ハンドルバー幅 26"
ライダー身長 5'2" - 6'3"
ハンドルバーリーチ 19.5" - 22.5"
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仕様

ペダルアシスト 5段階のペダルアシストと人間工学に基づいた親指用スロットルにより、クラス1、2、3のeBikeとしてスピードとパワーを提供する
親指スロットル 人間工学に基づいて設計された親指用バー下トリガースロットルは、簡単に操作でき、同時に関節の疲労を軽減する
モーターコントローラー 20アンペアのコントローラーがモーターに素早くパワーを配分する
モーター 500Wのリアハブモーター(ピーク1092W)と55Nmのトルクが、かつてないほどのパワーとスピードを実現。ステルスM24テクノロジーは400%の静粛性を実現し、パワーを犠牲にすることなく、静かなモーター体験を提供
半内蔵バッテリー UL2271認証の48V 10.4Ahリチウムイオンバッテリーをフレームのダウンチューブに内蔵。XPressはUL2849の認証も受けている
シティタイヤ 耐パンク性に優れた27.5"×2.1 "のスリックタイヤは、どんな通勤にも対応。スライムタイヤはパンク防止のために無料で装着される
サスペンション・フロントフォーク 最大80mmトラベルのカスタムアジャスタブルTC-Eightyサスペンションフォークが衝撃を吸収し、スムーズな走りを実現。悪名高いミネソタ州ツインシティに根ざした特別設計
ブレーキ 油圧式ミネラルオイルブレーキと180mmローター(厚さ1.8mm)は、究極の制動力を発揮し、ウェットコンディションでもドライコンディションでも安心
Lectric PWR+ Lectricの新しいペダルアシスト・ワッテージ・レギュレーション+(PWR+)プログラミングは、PAS設定ごとに一定のパワーレベルまでライダーをアシストすることで、ペダルアシスト体験の向上を可能にする
PASトルクセンサー 独自のトルクセンサーとPWR+テクノロジー(Pedal Assist Wattage Regulation+)を組み合わせることで、ライダーのペダリング力に応じて出力を管理。このテクノロジーにより、ライダーはこれまで以上にコントロールしやすく、より高いスピードに達することができる
ドライブトレイン 11-28歯の7段フリーホイールとシマノ製ディレイラー、親指で操作するハンドルバーシフターにより、走行中に素早くギアチェンジができ、ペダリング効率と高速走行時の乗りやすさを実現
クランクセット 鍛造アルミニウム製46歯プロホイールチェーンリングは、27.5インチホイールでのペダリングに最適なレシオ
チェーン KMC Z7スチールチェーンは、ライド中、安定したテンションと確実なパフォーマンスを提供
LCDディスプレイ USB-Aポートを備えたバックライト付きカラーLCDディスプレイは、トリップとバッテリーの情報を外出先でも確認できます。IP-65規格の電気部品により、防水性と防塵性を高めている
セーフティライト バッテリーを動力源とするヘッドランプとテールライトを備えた統合安全システムにより、一日中いつでも視界を確保できる
充電 内蔵バッテリーの上部にある充電ポートにより、ライダーはバッテリーを取り外すことなくeBikeを充電できる。また、交換可能なスペアバッテリーは数秒で脱着でき、航続距離を2倍に伸ばすことができる。
伸縮式シートポスト 調節と取り外しが可能なシートポストにより、ライダーは快適性と安定性を維持しながら、さまざまな高さに達することができる
調整可能ハンドルステム 簡単に調整可能なハンドルステムライザーには、クイックリリースレバーが装備されており、ハンドルバーのリーチをお好みに合わせて快適に調整できる
スルーアクスル フロントホイールは、工具なしで取り付けられるスルーアクスルホイールアタッチメントシステムを採用。この機能により、まっすぐなホイール、一貫したブレーキローターのアライメント、ハンドリングの安定性が保証される。数分でホイールを取り外し、簡単かつ軽量に持ち運ぶことができる。
取り外し可能なペダル クイックリリースペダルは、コンパクトに持ち運べるよう、バイクから簡単に取り外し可能
グリップ ソフト・デュロメーター・エルゴノミック・グリップは、両側ともフルレングスで、簡単にカスタマイズできる
サドル カスタムデザインのサドルは、スポーティな外観を引き立てるとともに、快適性を高め、より長く乗ることができる。
キックスタンド チェーンステー近くに設置されたヘビーデューティーなサイドスイープキックスタンドが、eBikeをまっすぐに保つ
隠しケーブルルーティング フレームのダウンチューブにメインケーブルを収納
フレーム XPressには、ダイヤモンド・ハイステップとイージー・オン・ステップスルーの2種類のフレームスタイル
グリーンパッケージ 梱包材は生分解性があり、簡単にリサイクル可能
工具不要の1分組み立て クイックリリースペダルを取り付け、スルーアクスルを介してフロントホイールを取り付けるだけ
安全認証 LectricXPressはUL2849の認証を受けている。さらに、XPressにはUL2271認証のリチウムイオンバッテリーが付属

▶︎Lectric eBikes

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Airbusの無人ヘリコプター「UH-72B」、コンテナや兵器などを長距離・高速で輸送 https://www.drone.jp/news/2024042216213486691.html https://www.drone.jp/news/2024042216213486691.html 2024-04-22T07:21:34+00:00 遠征前進基地作戦は、実績のある信頼性の高いロジスティクス支援を必要とする。Airbusの無人ヘリコプター「UH-72B」は、競合するロジスティクス問題に対する低リスクで手頃なソリューションだとしている。

主な特長

  • 実証済み:H145/UH-72プラットフォームをベースとしており、世界の商業、準公共、軍用ヘリコプターとして活躍する
  • 性能:標準的なコンテナや兵器などの主要貨物を長距離・高速で輸送可能
  • 保守性と持続性:厳しい条件下でも高い運用即応性を実証。世界中に確立された供給基盤
  • 成長の可能性を秘めた柔軟性:MOSA、デジタル・バックボーン、ミッション拡張のための利用可能なSWAP。オープン・オートノミーは「最善の組み合わせ」を組み込んでいる
  • 現在入手可能:米国の生産ラインが稼動中
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仕様

高さ 12.95フィート
全長 44.76ft
巡航速度 130kts
高度、MTOW、ISA+20 7,650ft
航続距離 約639km以上
貨物 JMIC、NSMコンテナ
定格出力 TOP - 894/MCP - 771/OEI MCP - 951

▶︎Airbus

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cocoamotors.、持ち歩けるクルマ「WALKCAR 2/2 Pro」を発売。WALKCAR 2は公道走行が可能 https://www.drone.jp/news/2024042215464386682.html https://www.drone.jp/news/2024042215464386682.html 2024-04-22T06:46:43+00:00 WALKCARは「クルマを持ち歩けたら」…そんなアイデアから生まれたという。2.9kg/A4ノートパソコンサイズと世界最小のポータブルモビリティだ。今回発売されたWALKCAR 2はのラインアップと希望小売価格は以下のとおり。

  • WALKCAR 2:税込129,800円
  • WALKCAR 2 Pro:税込198,000円

WALKCARがあれば徒歩では少し遠い場所にも気軽にアクセスできるため、駅から離れた広い家に住んだり最寄駅が増えるなど、暮らしの選択肢が広がるとしている。カラーは、ソニックイエロー/セレストブルー/サンドベージュ/墨色(すみいろ)の4色を用意している。

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乗り方、操作方法

  • 加速する:「両足の」つま先を踏み込むと加速。加速を続けると、制限速度まで速度は上がり続ける。※スピードは踏み込みの「強さ」ではなく、「経過時間」で決まる。
  • 減速する・停止する:「右足」もしくは「左足」いずれか片方のつま先を上げると(踏み込みをやめると)減速。減速を続けると、停止するまで速度は下がり続ける。降りると自動停止する。※両足のつま先を上げるとバランスを崩す。
  • 曲がる:左右に体重を移動させて曲がる。曲がろうとする方向に上体をひねり、片足側に体重をかけると、その方向へ曲がる。WALKCARが曲がっていく動きに合わせて、バランスを保つ。

WALKCAR 2/2 Proの違い

旧型WALKCAR(最小旋回半径1.6m)に比べカーブが軽やかに、より小さく曲がるようになった。ゆっくり屋内を走行したいときや、幅の狭い道路での利用もいままで以上に簡単になった。

  WALKCAR 2 WALKCAR 2 Pro
最小旋回半径 0.8m 1.1m
最高速度 10km/h 15km/h
航続距離 7km 8km
最大出力 380W 460W
登坂能力 10° 12°

四輪独立サスペンション

路面の振動を吸収するため、WALKCAR 2/2 Proの前輪、後輪には上下サスペンションに加え、前輪には前後のサスペンションが搭載されている。凸凹道や段差の衝撃を和らげ、小さなタイヤ径でも高い走破性を実現している。

さらにWALKCAR 2 ProはWALKCAR 2より路面の歪みや高速走行時により安定するようにセッティングされている。

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テクノロジー

世界最小のインホイールモータ

前輪の駆動タイヤ内部に、WALKCAR専用に新規開発されたインホイールモータを採用。インホイールモータは、溶接接合により無駄なねじ類のスペースを削減し、コイルのスペースを最大化したという。超小型サイズで自転車並みの時速15km​、12度の登り坂をパワフルに登るトルク性能を実現している。

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軽量化とパワーの両立

WALKCAR 2/2 Proではインホイールモータ連結部にヒートシンク機構を新たに採用。走行時の放熱性能を向上させ、上り坂などのパワーが必要なシーンでは更にパワフルな走りが可能になったという。「軽くて強固」を実現するために、航空機の翼にも使用される超超ジュラルミン切削品を使用している。

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​ハンズフリー操作を実現

搭乗面に内蔵された4点の感圧センサにより、重心移動を中心としたシンプルな操作で加速、減速、カーブができる。走行中も両手が自由に使えるので、出会った景色を写真に収めたり、軽い荷物を運ぶこともできる。

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本体重量2.9kg

「超軽量」かつ「強靭」なボディを実現するためカーボン素材を本体メインフレームに採用。​鉄の10倍の強度と1/4という軽量性が特徴で、板厚わずか3.3mmのカーボンフレームが全体を支えている。また、高弾性でボディ自体がしなることによりタイヤがしっかりと路面を捉え「しなやかな走り」を可能としている。

超高速充電

本体付属のWALKCAR急速充電器は、30分で80%の超高速充電が可能。外出先のカフェやオフィスでも気軽に充電ができる。

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​製品仕様

  WALKCAR 2 WALKCAR 2 Pro
公道走行(日本国内) 対応(歩行者扱い) 非対応(原動機付自転車扱い)
最高速度(モード切り替え可) 4km/h,6km/h,10km/h 6km/h,10km/h,15km/h
航続距離 7km 8km
サスペンション(振動吸収) 四輪独立サスペンション
最小旋回半径 0.8m 1.1m
最大登坂能力 10° 12°
定格出力/最大出力 260W/380W 260W/460W
本体サイズ(横×縦×高) 346mm×215mm×76mm 346mm×215mm×74mm
本体重量 2.9kg
対象年齢 10歳~59歳
対象体重 20~80kg
充電時間 60分
バッテリー容量 68Wh
充電電源(家庭用コンセント) AC100~240V
使用環境 -10~40℃
同梱物 本体、充電器、取扱説明書
製造 日本製

▶︎cocoamotors.

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システムファイブ、DJI 物流ドローン「DJI FlyCart 30」全国ツアー in 長崎県 4月26日(金)に開催。デモ飛行も https://www.drone.jp/news/2024042214461186648.html https://www.drone.jp/news/2024042214461186648.html 2024-04-22T05:46:11+00:00

DJIの産業ドローンの製品説明&デモ飛行

世界シェアトップDJ製品のNEWモデル産業機体が大集合するデモフライト会を開催します! 現在、さまざまな分野(農業、点検、測量、物流、災害)で活躍しているドローン、今後、さらに清躍の場をあげていくことが予想されております。 そこで今回は、現在の活用例や飯新の動向、ドローンが募く未来についてセミナーを交えたデモフライト会を開催します。

DJI FlyCart 30とは

DJI FlyCart 30は、2024年1月10日(水)にDJIから発売された期待の物流ドローンです。 最大容量70Lのカーゴモードと、最大積載量40kg(シングルバッテリー)のウィンチモードの二種類の積載システムにより、従来の物流限界を超えた、安全で経済的、効率的な次世代の航空輸送を実現します。 ※ウィンチシステムはオプションとなります。

DJI FlyCart 30吊り下げのウィンチモード

▷DJI FlyCart 30 システムファイブ特集ページ https://info.system5.jp/whatsnew/djiflycart30

開催日時

4月26日(金)セミナー 10:00〜 デモフライト 13:30〜

会場

セミナー会場 長崎県諫早市飯盛支所 田結 出張所
デモ会場 長崎県諫早市飯盛町里字大門145-37(株式会社 AIR Flight敷地内)

参加料

無料

定員

なし

お申し込み

下記リンクからお申し込みください。 https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeSSJf2Fxlfc5jXMkdnn2oaiGd1w1b7B1QAeV0hvFUjBrgrOg/viewform?usp=sf_link

開催

主催:株式会社AIR Flight 共催:南榮工業株式会社、株式会社システムファイブ

▶︎申し込み

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Zipline、商用自律ドローン配送100万台を達成。パン、医療品、ピザなど米国での配送を拡大 https://www.drone.jp/news/2024042214183786673.html https://www.drone.jp/news/2024042214183786673.html 2024-04-22T05:18:37+00:00 もしZiplineの自律型ソフトウェアが人間のパイロットであったなら、すでに120年以上も空を飛んでいることになる。

Ziplineのゼロエミッション自律飛行ドローンは現在、4大陸で7000万マイル以上の商用自律飛行を行い、1000万個以上の商品を配送している。Ziplineのサービスに対する需要も高まっている。ZiplineのPlatform 2(P2)システムは、シアトル、ヒューストン、デトロイトの大都市圏を皮切りに、パネラブレッド、メモリアル・ハーマン・ヘルスシステム、ジェットピザからの注文の配達にも使用される。

Ziplineは、ウォルマートとの小売店への配送、アフリカ全域での農業と動物衛生への取り組み、日本での食品配送など、新たなユースケースへのサービス拡大に伴い、過去2年間だけで配送の70%を行った。Ziplineが米国で最も頻繁に配達しているのは生鮮食品で、国際的には小児栄養とワクチンである。

Ziplineの共同創業者でソフトウェア責任者のライアン・オクセンホーン氏は、次のようにコメントしている。

オクセンホーン氏:過去10年間、私たちは100万件の有料配送を実現するシステムを構築するために努力してきました。近い将来、1年で100万件、1カ月で100万件、1日で100万件に到達し、100万件の配達は目立たなくなると思います。 今から10年後には、クリーンで信頼性の高い自律的な商品やサービスの配送が誰にでも利用できるようになっていると思います。

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Ziplineは最近、「目視外」商業宅配業務用の車載知覚システムが規制当局に承認されたおかげで、現在米国で規模を拡大している。Ziplineは今後数四半期でP2の展開を開始し、今後数年間で米国内の10州で3,000万人以上にサービスを提供する予定だ。様々な分野の革新的な企業が、迅速で便利なゼロ・エミッションの宅配を行うためにP2を選択している。

世界最大のフランチャイズ運営会社であるフリン・グループは、シアトル大都市圏にあるパネラブレッドの一部店舗からの配達にZiplineを利用する。Paneraの顧客はZiplineのアプリから直接配達の注文をし、注文した商品をドローンで迅速かつ便利に自宅まで届ける。

フリン・グループの創設者であり会長兼CEOのグレッグ・フリン氏は、次のようにコメントしている。

フリン氏:Ziplineとの提携により、パネラブレッドのレストランで提供する顧客体験を、文字通り新たな高みへと引き上げることができることに興奮しています。特にシアトルのような大都市圏では、配達の遅れは予測不可能です。しかし、Ziplineの最先端のドローン技術を活用することで、私たちはそのような課題に対処し、注文してからゲストが楽しめるようになるまでの待ち時間を大幅に短縮することができます。

テキサス州最大の非営利医療システムの1つであるメモリアル・ハーマン・ヘルス・システムは、Ziplineを利用して、専門処方箋や医療機器を患者の自宅に直接配送したり、施設間の医薬品、医療製品、検査サンプルの輸送を行う。

メモリアル・ハーマンのエグゼクティブ・バイス・プレジデント兼最高財務責任者(CFO)であるアレック・キング氏は、次のようにコメントしている。

キング氏:医療システムとして、我々は患者体験を改善し、我々がサービスを提供する地域社会により大きな健康と価値をもたらす方法を常に模索しています。Ziplineは、患者が必要な医薬品を迅速かつ便利に、追加費用なしで入手できる革新的なソリューションを提供します。両社は必要なすべての規制当局の承認に向けて協力しています。

全米22州に400以上の店舗を持つJet's Pizzaは、本拠地デトロイトを皮切りに、Ziplineを使った配達を開始する。各Zipline P2ドローンは、デトロイトスタイルの大きなピザ2枚とサイドメニューを配達することができる。

Jet's Pizzaのジョン・ジェッツCEOは、次のようにコメントしている。

ジェッツCEO:世界最高のピザがあっても、オーブンから出来立てが届かなければ意味がありません。Ziplineのおかげで配達エリアを拡大し、より多くのお客様に熱々の美味しいピザをお届けすることができます。Ziplineを使えば、交通状況や天候に左右されることなく、お客さまは魔法のような一貫したJet's体験をエンド・ツー・エンドで得ることができます。

米国では毎年約40億件の即時配達が行われており、今回の拡大は、より多くの人々が一貫性のある便利な配達オプションを探し求めている時に実現した。米国だけで、食事の配達は2019年以来350%以上成長しているZiplineの顧客は、Ziplineで時間を節約する"魔法"を強調している。ある顧客は「私は忙しい母親なので、その場でスナックを手に入れたり、食材を忘れたり、夕食を作るためにZiplineを利用しています」と語っている。

Ziplineは、複数の国においてこの規模で運営され、70秒ごとに商業配達を行っている最初で唯一のドローン配達サービスである。同社は、目視観測者なしの完全自律型ドローン配送飛行で米国最長の飛行距離(41マイル、66km)を記録し、目視観測者なしの自律型ドローン配送飛行で世界最長の飛行距離(130マイル、209km)を定期的に飛行している。

Ziplineの配送はすべて、ゼロエミッションの電動ドローンを使用しており、同じ配送を自動車で行う場合と比較して、合計で750,000ガロン以上のガソリンを節約している。「Zipline 2023 Impact Report」では、このシステムがいかに世界中で妊産婦死亡率の低下、ワクチンへの迅速なアクセス、患者の転帰の改善に役立っているかが示されている。

▶︎Zipline

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Vol.51 奇抜さよりも機能で国際的に評価されるドローンたち[Drone Design] https://www.drone.jp/column/2024042212244286662.html https://www.drone.jp/column/2024042212244286662.html 2024-04-22T03:24:42+00:00

世界でも権威のある国際デザインコンペティションとして知られる「iF DESIGN AWARD」には、毎年100カ国以上から1万1千点を超える作品が応募され、対象となるカテゴリはプロダクトに建築、インテリア、パッケージ、コンセプトデザインまで幅広く、ユーザーエクスペリエンスにメタバースまで広がっています。ドローンもその登場からいち早く応募があり、こちらのコラムでも受賞作品を何度か紹介させていただきました。

今年は72カ国から10,800点の応募があり、専門家チームと協力して開発された5つの基準で評価された結果、3773の製品がアワードを受賞しています。もちろんドローンも受賞していて、空飛ぶクルマや水中ドローン、自律走行ロボットを含めると30以上の製品がありました。以前はコンセプトデザインでの受賞が多く、奇抜なアイデアもあって楽しかったのですが、実用化が進んでいる影響なのか、デザインとしてはやや落ち着いているという印象です。

その中でちょっとユニークなデザインをしていたのが、Zhuhai Ziyan Unmanned Aerial Vehicle のドローン「shadow」です。サイやタツノオトシゴからインスピレーションを得たというデザインは、横から見るとテイル部分が下の方に下がった流線型になっていて、前方には手か前脚のようにも見えるアームが付いているのが特長です。

受賞した「shadow」のコンセプトデザイン(提供:iF DESIGN AWARD)

受賞したのはコンセプトデザインですが、「Shadow S3」という製品名で販売もされています。スペックは全長998mm、幅157mm、高さ442mmで重さは約7kg。時速100kmの速度で飛行でき、AIやLiDAR機能も搭載していて、スマートバッテリーで最高100分の連続飛行が可能とあります。面白いのはパーツが分解できて、コンパクトに収納できることで、専用のボックスやバックパックに入れて持ち運びできます。

実際に発売されている「Shadow S3」は少しだけデザインが異なる。(提供:Zhuhai Ziyan Unmanned Aerial Vehicle)

https://www.drone.jp/news/2024013118323680859.html

受賞デザインと異なるのは前脚の部分で、先端部分が内側になっているところが実際には外側に向いていて、幅もやや細目になっていて、そのあたりは飛行バランスの問題なのかもしれません。一方で前方にあるカメラやバッテリーパックらしきところは、コンセプトデザインよりもカッコよくなっていて、カメラは着脱可能になっています。価格は13,999ドルで円安の今は200万円を超えますが、性能を考えるとそれなりのお値段といえそうです。

同じタイプの機体ではShenzhen United Aircraft Technologyの汎用ドローン「Q20 Intelligent Flight Platform」が受賞しています。測位と障害物回避ができる6つのセンサーに車載コンピュータを搭載し、衛星ベースのシステムで5Gネットワークにも接続でき、最大10kgの積載量があり、最長飛行時間が75分となっています。ただし、会社のサイトや製品の詳細がわかるページを発見できず、写真にあるように格納できるのかはちょっとナゾなところです。

汎用ドローン「Q20 Intelligent Flight Platform」(提供:iF DESIGN AWARD)

製品化されているドローンで受賞したものには韓国のNearthlabが製造する「AIDrone」があり、こちらは受賞ページにもスペックが掲載されています。それによると全長670mm、幅550mm、高さ12mmで重さは2kgとコンパクトな仕様になっていて、最高飛行速度は時速40km,連続飛行時間は30分以上とあります。名前からもわかるようにAIで高度な飛行が可能で、主にインフラ点検の用途で開発されたようです。

AIで高度な飛行ができる「AIDrone」(提供:iF DESIGN AWARD)

もう一つのドローンはShenzhen VanTop Technology & Innovationが子ども向けの知育用に開発した「STEM bionic aircraft K30」で、安全に飛ばせるように配慮された蝶の形に似た本体と、まるっこくて使いやすそうなコントローラーがセットになったバイオニックデザインが特長です。こちらも製品のスペックは不明ですが、本体は蝶の羽の色と光沢をシミュレーションでき、8歳以上から使えるとあります。

蝶のようなバイオニックデザインが特長の「K30」(提供:iF DESIGN AWARD)

こうして見るとドローンのデザインはだんだんとパターンができあがってるのがわかり、製品としての価値を高めるには今後、性能とバランスをとりながらどれだけデザインを工夫するのかがカギになりそうです。アイデアとしてはまだ考える余地がありそうなので、来年あたりにコンセプトデザインで面白い製品が出てくるのを期待したいところです。

その点ではデザイン面で工夫が求められる空飛ぶクルマについては、また次回にご紹介いたします。

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ドローンショー・ジャパン、熊本地震震災復興プロジェクト「ONE KUMAMOTOのわ」へ参画。ドローンショーのテストフライトを実施 https://www.drone.jp/news/2024042211292686656.html https://www.drone.jp/news/2024042211292686656.html 2024-04-22T02:29:26+00:00

当テストフライトは、震災復興を願う有志によるプロジェクト「ONE KUMAMOTOのわ」が主催し、2016年4月に発生した「平成28年(2016年)熊本地震」から10年を迎える2年後、2026年4月(予定)の本番に向けた取り組みだ。

「ONE KUMAMOTOのわ 2026」概要

平成28年(2016年)熊本地震から10年を迎える節目の年(2026年4月)に、鎮魂の祈りと共に、復興の歩み、記憶の風化防止、未来への継承を目的とし、ドローンの暖かい光とアーティスティックなアニメーションで熊本へ笑顔と元気を届けたく、プロジェクトが発足した。

2026年4月に予定しているドローンショーを通して、震災に遭われた方々へ継続した支援の輪を広げ、夢と希望の溢れる未来へ繋げていくとしている。

プロジェクトチームメンバー・コメント

プロジェクト統括・プランニング 上村 豪 株式会社ドローンショー・ジャパン 代表取締役 山本 雄貴 有限会社クロスリングウェイ 代表取締役 内村 陽一 リファクトリー株式会社 小林 純(石川県観光特使)

テストフライト概要

  • 日程:2024年4月14日
  • ドローンショー時間:18時45分〜約10分間
  • 会場:熊本県上益城郡益城町福原790(益城町陸上競技場付近)
  • 公式web:https://one-kumamoto.jp/

▶︎ドローンショー・ジャパン

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NEDO、日本発のドローンの衝突回避に関する技術報告書がISOより公開 https://www.drone.jp/news/2024042210332886641.html https://www.drone.jp/news/2024042210332886641.html 2024-04-22T01:33:28+00:00

技術報告書「ISO/TR 23267」は、無人航空機用衝突回避システムに関する規格「ISO/DIS 15964 Detection and avoidance system for unmanned aircraft systems」(以下、ISO/DIS 15964)の要求事項の根拠と位置付けられ、新たな国際標準の速やかな規格開発に貢献することで、無人航空機の社会実装の加速が期待できるとしている。

概要

一般にドローンと呼ばれる小型~中型の無人航空機は、既に農業分野などで利用が広がっており、さらには災害時の物資運搬や遭難者捜索、物流インフラなどの用途での活用に、大きな期待が寄せられている。一方で、他の航空機との衝突をどのように回避するかが無人航空機の安全利用における喫緊の課題だ。

NEDOの「ロボット・ドローンが活躍する省エネルギー社会の実現プロジェクト」では、2017年度から無人航空機の衝突回避技術の開発を開始し、2021年度までにさまざまな実証実験を行い、衝突回避技術に関する複数の研究開発成果を公開してきた。

2023年度より、日本無線と三菱総合研究所が主要な研究開発成果を取りまとめ、日本発として提案したISO/TR 23267が2024年4月15日に公開された。

現在、無人航空機システムの国際標準化を担当するISO/TC 20/SC 16では、レーダー、光学センサー(カメラ)などを無人航空機に搭載した衝突回避システムに関するISO/DIS 15964を開発中であり、発行された技術報告書「ISO/TR 23267」は、ISO/DIS 15964の要求事項の根拠と位置付けられるものになるという。

技術報告書の内容

無人航空機の衝突回避に関しては、2023年10月に無人航空機の運航手順の規格である「ISO 21384-3:2023 Unmanned aircraft systems Part 3: Operational procedures」(以下、ISO 21384-3:2023)が衝突回避のCONOPS(Concept of Operations:運用構想)として新たな章を追加し、6ステップからなる基本的な衝突回避手順を規定した。さらに、この6ステップの衝突回避手順を具現化する衝突回避システムとしてISO/DIS 15964の規格が現在開発されてる。

図2 無人航空機と有人航空機の衝突回避6ステップ

今回公開された技術報告書「ISO/TR 23267」は、ISO/IEC 専門業務用指針2023年(第3版)の3.3TR(技術報告書)で示される、「関連するIS(国際規格)に関する特定の要求事項に係る根拠を提供するため」を目的として、NEDOの委託事業における衝突回避の実証実験の中から重要な成果を取りまとめたものだ。

具体的には、無人航空機の衝突回避6ステップで使用されるハードウエア・ソフトウエアを本文に提示し、これを裏付ける根拠として各種実証実験結果などをAnnex(別紙)で示しつつ、引用先をBibliographyに明記する構成とすることで、レーダーと光学センサー(カメラ)を備えた機体による衝突回避システムの手順について説明している。

また、衝突回避のモデリングとシミュレーション、機器単体の定量的評価試験、ハードウエア・ソフトウエアを試作搭載した飛行試験へとステップアップするテスト方法を解説することで、要求事項の根拠となる衝突回避CONOPSの6ステップにおける各種センサー機器の役割や探知・認識距離などを明示している。

表1 衝突回避6ステップで使用されるハードウエア・ソフトウエア
表2 衝突回避試験における探知・認識距離
<各社の役割>

日本無線:衝突回避システムの評価試験と飛行実証 三菱総合研究所:技術報告書(案)の作成

今後の予定

日本発の技術報告書「ISO/TR 23267」が公開されることで、世界各国の無人航空機に関する製造者、販売者、購入者、顧客、業界団体、ユーザー、規制当局などステークホルダーが、個別に進めてきた衝突回避システムに対して、共通概念が提供されることが可能となり、現在開発が進められているハードウエア・ソフトウエアの国際規格(ISO/DIS 15964)の要求事項の根拠と位置付けられることで、早期の国際標準化を推進し、将来に向けた国際的な無人航空機の社会実装への貢献が期待されるとしている。

▶︎NEDO

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東京大学、飛行中に合体・分離できるドローンを開発 https://www.drone.jp/news/2024042111202986631.html https://www.drone.jp/news/2024042111202986631.html 2024-04-21T02:20:29+00:00

モジュラー自己再構成型ロボット(MSRR)は、各タスクに適した様々な構造を構築することで、タスクの柔軟性を向上させることが可能だ。しかし、車輪を搭載した従来の地上型MSRRは、構築可能な構造物のサイズの制限や、各モジュールにかかる高いレンチ荷重によるシステムのロバスト性など、重大な課題に直面しているという。

本研究では、飛行中の合流と分離が可能な空中MSRR(A-MSRR)システムBEATLEを開発。BEATLEは隣接するモジュールにレンチ荷重を加えることなく合体することができ、従来の地上型MSRRのスケーラビリティとロバスト性を拡張した。

本論文では、BEATLEのシステム構成を提案する。機械設計、多連結飛行のための制御フレームワーク、再構成動作のためのモーションプランナーを含む。ドッキング機構と筐体構造の設計は、構築された構造の耐久性と分離の容易さの両立を目指しているという。さらに、提案する飛行制御フレームワークは、コンタクトレンチ制御に基づく安定な多連結飛行を実現するという。

さらに、有限状態機械(FSM)に基づく提案モーションプランナーにより、正確でロバストな再構成動作を実現する。また、プロトタイプの実際の実装を紹介し、実験とシミュレーション研究を通じて、提案システム設計のロバスト性とスケーラビリティを検証した。

論文はこちらから。

▶︎東京大学

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ブリストル大学、航空機エンジンの騒音発生メカニズムを初解明。無音飛行に近づく https://www.drone.jp/news/2024042111080586617.html https://www.drone.jp/news/2024042111080586617.html 2024-04-21T02:08:05+00:00

無音飛行が離陸に近づく、新たな研究結果

Journal of Fluid Mechanics誌に本日発表されたこの研究は、専門的には境界層侵入(BLI)ダクテッドファンとして知られるこれらのエンジンから、騒音がどのように発生し伝播するかを初めて明らかにした。

BLIダクテッドファンは、現代の航空機に搭載されている大型エンジンに似ているが、翼の下ではなく、部分的に航空機本体に埋め込まれている。前面と機体表面の両方から空気を取り込むため、飛行機を動かすのにそれほど強く働く必要がなく、燃料の消費が抑えることが可能だ。

ブリストル大学の空力音響風洞施設内にある境界層侵入(BLI)ダクテッドファン試験装置。

Mahdi Azarpeyvand教授の指導の下、ブリストル大学土木・航空宇宙・デザイン工学部のFeroz Ahmed博士が率いるこの研究は、同大学の国立航空音響風洞施設を利用した。その結果、ダクト、回転ファン、湾曲した機体表面を流れる空気から発生する明確な騒音源を特定した。

騒音パターンは、ファンの推力によって変化することがわかった。ファンが大きな推力を出しているときは、ダクトのないファンに見られるものと同様の騒音パターンが観察された。しかし、ファンの推力が小さくなると、ダクト自体の騒音が大きくなるため、騒音パターンが変化する。

Ahmed博士は、次のようにコメントする。

私たちの研究は、このような構成が生み出す騒音の背後にある物理を明らかにすることで、認証取得の大きな障害となっている騒音という緊急の問題に取り組んでいます。 BLIダクテッドファンの騒音メカニズムを理解することで、大型の従来型航空機から、eVTOLとして知られる小型の電動垂直離着陸機に至るまで、将来の航空機コンセプトにおいて、より静かな機体一体型推進システムを実現するための産業ガイドラインが開発されることが期待されます。

Bell X-22A、Embraer X、Airbus E-fan、Lilium Jet、Green Jet、Hybrid Air Vehicleなどのプロジェクトが、次世代航空機のためのこれらのシステム開発の先導役となっている。強力な電気モーターの進歩により、これらのシステムはより一般的になりつつある。

曲面の横に取り付けられた電動ダクトファン。

Ahmed博士:しかし、ダクト内蔵ファンには問題があります。特に、湾曲した機体表面の周囲から気流を取り込む場合、その騒音や静粛性はまだ謎なのです。 BLI構成に関するこれまでの研究のほとんどは、境界層が平らな機体表面上に形成されるダクトなしのファンに焦点を当てていました。しかし、ONERA NOVA、NASA/MIT Aurora D8、Airbus Nautilusなどのプロジェクトで見られるように、湾曲した機体表面の周りに空気を取り込むダクト付きファンに関しては、知識のギャップがあります。 そこで本研究では、湾曲した機体表面に設置された埋め込みダクトファンから発生する騒音に寄与する様々な要因を綿密に調べました。

研究者たちは、ONERA NOVA航空機コンセプトのような設計に見られる埋め込みエンジンのセットアップを再現し、湾曲した壁の横に取り付けられた電動ダクトファンを特徴とするBLI試験装置を設計した。

研究チームは、ファンの推力出力や発生する騒音の測定など、さまざまな種類のデータをリグから収集した。様々な音源間の複雑な騒音相互作用メカニズムを解明することで、このフレームワークは、騒音がどこから発生し、ファンが様々な推力レベルで作動するにつれてどのように変化するかという根本的な物理を明らかにするのに役立ったという。

Ahmed博士:環境への影響を最小限に抑え、快適なフライト体験を求める声が高まる中、より静かな航空機が求められています。この研究は、航空セクターにおける騒音排出を削減するための戦略開発に応用できる可能性があります。 さらに、BLIダクテッドファンの騒音寄与を解明するための我々の包括的な調査は、流体力学のコミュニティにおける重要な研究活動につながる可能性を秘めています。さらに、BLIダクテッドファンの騒音寄与を解明するための包括的な調査は、流体力学界における重要な研究活動の方向性を示す可能性があります。これにより、幅広い領域の乱流にさらされるダクテッドファンの空力音響現象に対する深い理解とさらなる探求が促進されるでしょう。 我々の研究は、湾曲した機体表面に取り付けられた近未来的な組み込みダクトファンによって騒音がどのように発生するかに光を当て、騒音パターンがファンの推力レベルによって変化することを明らかにし、より静かな次世代航空機の設計のための重要な洞察を提供します。

この研究は、ENODISEプロジェクト助成金の下、欧州連合のHorizon 2020研究・革新プログラムの支援を受け、ONERA(フランス航空宇宙研究所)および他の複数のパートナーと共同で実施された。

▶︎ブリストル大学

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Porscheら、サーファーのために波高を計測できるドローンを開発。可能な限り大きな波でサーフィンするために https://www.drone.jp/news/2024042023091886595.html https://www.drone.jp/news/2024042023091886595.html 2024-04-20T14:09:18+00:00

この高さは、Porsche EngineeringとTeam Steudtnerが開発した最先端のドローン技術を使って計測された。新記録の公式確認はまだ行われていない。

ドローンプロトタイプの初使用

ナザレでは、Team SteudtnerとPorsche Engineeringの共同技術プロジェクトのプロトタイプドローンが使用された。このプロジェクトでは、波の高さを迅速かつ正確に測定するための測定用ドローンを開発。これまでは、この種の測定にはビデオ映像や静止画像を解析していたという。

Porsche EngineeringとTeam Steudtnerによるプロトタイプには、カメラ、制御装置、記憶装置が搭載。さらに、最新の運転支援システムをサポートする車両開発用のセンサーも使用されている。この装置は、半径約100メートル以内の波とサーファーのすべての領域を測定できる。

Porsche Engineeringのプロジェクトマネージャー、Marcus Schmelz氏は次のようにコメントする。

サーフィンのスポーツを発展させる革新的なソリューションを開発できたことを大変嬉しく思います。波の高さだけでなく、波に乗っている間中、半径内のサーファーを追跡できるドローンを開発するのは挑戦でした。 世界新記録の正式な確認は、公式なスポーツ統括団体が行います。 私たちは、ドローン開発から得た技術的な洞察を公式の専門家と共有することに前向きです。私たちの目標は、ビッグウェーブサーフィンの透明性をさらに高め、正確な測定データをより迅速に提供することです。

プロジェクト「Mission Wave Alpha」

Steudtner氏はここ数年、"Mission Wave Alpha"プロジェクトの一環としてナザレを拠点に活動し、パートナーであるPorsche、Porsche Engineering、Schaeffler、O2(ドイツの通信プロバイダー)、DVAG、X-BIONICとともに、ビッグウェーブでのサーフィンから水の安全性、ボードの素材やデザインに至るまで、あらゆる面でサーフスポーツを次のレベルへと進化させているという。

Porscheのブランド・マネージメントおよびパートナーシップ・ディレクターであるDeniz Keskin氏は、次のようにコメントする。

彼のニューボード 「Caçador RS」で世界最高記録となる可能性のある波をマスターしたことは、セバスチャンとの3年間にわたる集中的な協力関係の真の頂点です。純粋なスポンサーではなく、イネーブラーでありたいという私たちの信念が大成功を収めたことを嬉しく思います。

可能な限り大きな波でサーフィンをするために、Steudtner氏はPorsche EngineeringとSchaefflerの協力のもとサーフボード技術を開発し、この3年間で彼のサーフボードを大幅に最適化した。

最新のシミュレーション手法と風洞実験を駆使し、水と空気の抵抗を減らすことに成功した。その結果、新しいボード「Caçador RS」で、シュタイトナーは従来の時速80kmから最高時速100kmに達することができるようになったという。

より高いスピードは、より大きな波に乗るために必要である。波が高ければ高いほど、サーファーは波にオーバーランされないようにスピードを上げなければならないからだ。Steudtner氏が次の記録となる可能性のある波に乗ることができたのは、このスピードのアドバンテージがあったからだ。

ドイツのビッグウェーブ・サーファー、Sebastian Steudtner氏は次のようにコメントする。

ビッグウェーブ・サーフィンは美しいスポーツです。私はそれを愛し、安全性と技術の開発、そして自分の夢を信じることによって、このスポーツを次のレベルに引き上げることができることをとても誇りに思います。ビッグウェーブ・サーフィンを向上させ、次のレベルに引き上げることが私の目標です。ビッグウェーブ・サーフィンの可能性を定義するという独自の実行マインドを原動力とする私のチームとともに、私たちはこの使命を達成することができました。

▶︎Porsche

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DARPA、AI戦闘機と有人戦闘機の史上初ドッグファイトに成功 https://www.drone.jp/news/2024042023091186603.html https://www.drone.jp/news/2024042023091186603.html 2024-04-20T14:09:11+00:00

米空軍テストパイロット・スクールと国防高等研究計画局は協力して、X-62A VISTA航空機を使用して人工知能アルゴリズムの画期的な実行をテストして、成功した。

米空軍長官Frank Kendall氏は、次のようにコメントする。

自律的な空対空戦闘の可能性は何十年も前から想像されていましたが、現実はこれまで遠い夢のままでした。2023年、X-62Aは戦闘航空における最も重要な障壁のひとつを打ち破った。これは変革の瞬間であり、X-62A ACEチームの画期的な業績がすべてを可能にした。

チームは1年足らずの間に、X-62Aのシステムに生きたAIエージェントをインストールすることから、ドッグファイトとして知られる初のAI対人間の目視距離内での交戦を実証するまでに至った。

チームは21回のテスト飛行で、合計10万行を超えるフライトクリティカルなソフトウェアの変更した。ドッグファイトは非常に複雑なシナリオであり、X-62Aは非決定論的人工知能を安全に使用することが航空宇宙分野で可能であることを証明するために利用した。

AIドッグファイトでは、エドワーズ上空でX-62A VISTAと有人F-16機が対戦した。最初の飛行の安全性は、まず防御的な操縦で築かれ、その後、攻撃的な高スペクトのノーズ・トゥ・ノーズの交戦に切り替えられ、ドッグファイト機は時速1,200マイルで2,000フィートまで接近した。

飛行に不可欠なシステムにおいて、機械学習をベースとした自律性が初めて採用されたことは、商業・防衛の両用途において、より安全で信頼性の高い、将来の航空宇宙AIの進歩の基礎となるだろう。

テストパイロット・スクールの指揮官であるJames Valpiani大佐は、次のようにコメントする。

X-62Aは、研究やテスト状況の進展だけでなく、次世代のテストリーダーを育成するための素晴らしいプラットフォームです。目の前の能力を安全で効率的、効果的かつ責任あるものにするとき、産業界は、X-62A ACEチームがパラダイムシフトとして行った結果を参考にすることができる。

従来の自律性は何十年も前から実行されてきたが、機械学習はリスクが高く、独立した制御ができないため、歴史的に禁止されてきた。X-62Aは、AIを解除する独立した能力を持つ安全パイロットを乗せて飛行する。しかし、テストパイロットはエドワーズ上空でのドッグファイト中、安全スイッチを作動させる必要はなかったという。

DARPAのACEプログラム・マネージャーであるRyan Hefron中佐は、次のようにコメントする。

実戦で使用するためには、これらのアルゴリズムを信頼できなければならない。

ドッグファイトが主要なテストシナリオではあったが、それは最終目標ではないという。

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テストパイロット・スクールのチーフテストパイロットBill Gray氏は、次のようにコメントする。

X-62A ACEプログラムを見て、自律制御下でドッグファイトができると見るのは非常に簡単だが、それは的外れだ。ドッグファイトは、我々が自律型人工知能システムを空中でテストし始めることができるように解決すべき問題だった。私たちが学んでいるすべての教訓は、自律型システムに与えることができるすべてのタスクに当てはまります。

テストパイロット・スクールとDARPAの両チームは、学んだ教訓を将来の記録プログラムに反映させようとしており、機械学習におけるブレークスルーは今後も続くという。X-62A VISTAは、次世代テスト・リーダーのために重要な学術的教訓を提供しながら、研究のためにさまざまな顧客にサービスを提供し続ける。

ACEプログラムは、学界、政府、民間企業間の強固な協力関係の賜物だ。政府のパートナーには、空軍テストセンター、空軍研究所、DARPA、空軍テストパイロットスクールが含まれる。学術界のパートナーには、ジョンズ・ホプキンス大学やMITのコンピュータ科学・人工知能研究所が含まれる。

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ACEの産業界パートナーには、Calspan Corporation、Cubic Corporation、EpiSci、Lockheed Martin Skunk Works、Shield AIが含まれる。

▶︎DARPA

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ヨハネス・ケプラー大学ら、太陽光発電ドローンを開発。髪の毛の20分の1の薄さの太陽電池を搭載 https://www.drone.jp/news/2024042014592986580.html https://www.drone.jp/news/2024042014592986580.html 2024-04-20T05:59:29+00:00

独自の太陽電池材料の開発

髪の毛1本よりも20倍も薄い超軽量でフレキシブルな太陽電池モジュールは、光があるところならどこでも、さまざまな電子機器に電力を供給することができる。

厚さ2.5マイクロメートル(1マイクロメートル=100万分の1メートル)以下の準2次元ペロブスカイト太陽電池は、高い柔軟性を維持しながら20.1%という驚異的な効率を実現する。とりわけ、44W/gという驚くべき出力密度は、他のタイプの太陽電池技術とは明らかに一線を画しているという。

動作信頼性が高く、安定性が高く、フレキシブルで、出力重量比の高い太陽電池を作るには、ガスや水分の透過性が低く、柔軟性が高く、透明なプラスチック基板と頑丈な光電池材料とのバランスが必要だ。薄膜に透明な酸化アルミニウム層を塗布し、さらに太陽電池材料自体を最適化することで、セルの動作安定性が大幅に改善された。

この研究の主執筆者の一人であるChristoph Putz氏は、次のようにコメントする。

超薄型・軽量の太陽電池は、航空宇宙産業におけるエネルギー生成方法に革命をもたらす大きな可能性を秘めているだけでなく、ウェアラブル・エレクトロニクスやモノのインターネットなど、この新技術の恩恵を受けられる幅広い用途があります。軽量で適応性が高く、高効率の太陽光発電は、次世代の自給自足型エネルギー・システムを開発する鍵である。

日常使用のための技術

新技術の能力を実証するため、研究者たちは手のひらサイズの市販クアッドコプター型ドローンに超軽量太陽電池を搭載した。これらのセル24個はドローンのフレームにシームレスに組み込まれ、総重量のわずか400分の1を占めるに過ぎなかったという。

この構成により、ドローンは自給自足で動作し、有線充電なしで充電-飛行-充電のサイクルを連続して行うことができ、太陽電池がいかに効率的で持続可能であるかを実証した。

この新技術は、捜索救助活動、大規模マッピング、宇宙空間での太陽光発電、太陽系探査などに応用できる可能性があるという。

さらに最近では、火星ドローン「インジェニュイティ」が、地球からの打ち上げと他の惑星への着陸に成功した最初の航空機となったことで、自給自足型の太陽電池航空がいかに重要であるかを印象的に示したとしている。

https://www.drone.jp/news/2024012622135780536.html

この論文は、Nature Energyに掲載された。

▶︎ヨハネス・ケプラー大学

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DJI、DJI Mavic 3 EnterpriseシリーズとMavic 3Mの新ファームウェアを公開。斜面対応やビジョンアシストなど機能を強化 https://www.drone.jp/news/2024042014285286570.html https://www.drone.jp/news/2024042014285286570.html 2024-04-20T05:28:52+00:00 いずれも同社Webサイトよりダウンロード可能。

ダウンロードおよびインストール可能な新しいソフトウェアパッケージにより、Mavic 3Eの機体ファームウェアはv09.02.07.06に、リモートコントローラーのファームウェアはv02.01.03.19にアップデートされる。また、Pilot 2アプリをv9.2.0.25に、DJI Assistant 2をv2.1.12にアップデートできる。

DJI Mavic 3 Enterprise

  • 単一斜面の写真測量を容易にする斜面ルートを追加。
  • 飛行中の高度調整に対応したリニアルートのライブミッション記録を追加。航空機が被写体に近づいたときに追加されたウェイポイントは、飛行エリアの中心線として接続することができる。
  • フライトタスクのカスタムブレークポイントに対応。飛行ルート設定でブレークポイントを変更できる。
  • ウェイポイントルートにSmart Low-Lightモードを追加。固定アングル撮影のみ対応。有効にすると、低照度環境での撮影効果が向上。
  • ビジョンアシストを追加。この機能は、システム設定 > 航空機設定 > アシストで有効にすることができ、ライブビューの右下隅に航空機のリアルタイム周辺ビューを提供する。
  • AR RTHルートとAR着陸地点を追加。この機能はデフォルトで有効になっており、システム設定>機体設定>アシストで無効にできる。
  • Mavic 3Eカメラのホワイトバランス設定を追加した。
  • 製品ソフトウェアのサービスエリアを調整した。
  • 拡張送信のカスタム設定を保存し、DJI Pilot 2起動時にリモートコントローラーと機体に自動的に適用できる。
  • 最大高度設定のロジックを最適化:値を500m以上に設定すると、再起動後も現在の設定が保持される。
  • Smart RTH設定のロジックを最適化し、再起動後も現在の設定を保持できるようにした。
  • ライブビューの設定やリニアルートのルート作成など、UIインタラクションを最適化。

DJI Mavic 3M

  • 単一斜面の写真測量を容易にする斜面ルートを追加。
  • 飛行中の高度調整に対応したリニアルートのライブミッション記録を追加。航空機が被写体に近づいたときに追加されたウェイポイントは、飛行エリアの中心線として接続することができる。
  • フライトタスクのカスタムブレークポイントに対応。飛行ルート設定でブレークポイントを変更できり。
  • ビジョンアシストを追加。この機能は、システム設定 > 航空機設定 > アシストで有効にすることができ、ライブビューの右下隅に航空機のリアルタイムの周囲のビューを提供する。
  • AR RTHルートとAR着陸地点を追加。この機能はデフォルトで有効になっており、システム設定>機体設定>アシストで無効にできる。
  • RGBカメラのホワイトバランス設定を追加。
  • 製品ソフトウェアのサービスエリアを調整。
  • Enhanced Transmissionのカスタム設定を保存し、DJI Pilot 2起動時にリモートコントローラーと機体に自動的に適用できる。
  • 最大高度設定のロジックを最適化:値を500m以上に設定すると、再起動後も現在の設定が保持される。
  • Smart RTH設定のロジックを最適化し、再起動後も現在の設定を保持できる。
  • ライブビューの設定やリニアルートのルート作成など、UIインタラクションを最適化。

▶︎DJI

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VinFastの電動モペット「DrgnFly」、飛翔する龍をイメージしたスタイリッシュなデザイン https://www.drone.jp/news/2024042013555686551.html https://www.drone.jp/news/2024042013555686551.html 2024-04-20T04:55:56+00:00

DrgnFlyのデザインは、ベトナム文化における龍のイメージにインスパイアされている。DrgnFlyは、幅広のハンドルバー、バルーンタイヤ、人間工学に基づいて設計されたサドルを備え、どのような旅でもライディング体験を最適化するという。

また、DrgnFlyは伝統的なチューブフレームではなくフラットフレームを採用し、重量と耐久性の最適なバランスを優先しながらも、バイクとして独特の美しさを誇っている。高度な加工技術を必要とするこの設計手法は、VinFastの世界レベルの製造能力を示している。

スマート電動バイクとして、DrgnFlyはモバイル・アプリケーションに対応しており、ライダーは複数の走行モード、走行統計記録、特殊モードによる開錠/施錠など、さまざまなスマート機能を楽しむことができる。無線(OTA)ソフトウェアアップデートにより、このバイクは継続的に強化され、消費者に優れた体験をもたらすという。

750Wリアハブモーター、1段変速ギアボックス、トルクセンサーを搭載したDrgnFlyは、スムーズでレスポンスの良いライディング体験を提供し、最高速度は時速約45km。トルクセンサーは各入力に適応し、1秒間に最大16,000回の力の変化を検出し、従来の電動バイクに見られる従来のセンサーの能力をはるかに上回るという。

DrgnFlyは、高度なエネルギー最適化システムにより、1回の充電で最長110kmという驚異的な航続距離を実現し、ライダーはより長い距離を走行することができる。また、家庭用充電器と取り外し可能なリチウムイオンバッテリーが付属しており、利便性は十分だ。

仕様

寸法
全長×全幅×全高 68.1 x 28.3 x 41.5 Inch
シートから地面までの高さ 31.3 Inch
タイヤ 20 x 4 Inch
リム スポーク - アルミ製リム
重量
バッテリーを含む車両重量 約32kg
バッテリー重量搭載 約3.2kg
総重量 約130kg
チェーンハブ
チェーン スチール
クランクアーム 140/140 アルミニウム製クランクアーム
モーター
モータータイプ リアホイールに統合
連続出力 750 W
ピーク出力 970 W
トルク 90 (±5%) Nm
アシストセンサー トルクセンサー
最高速度(スロットル) US: 20mph
スロットル 親指スロットル
HMIボタンの切り替えによるペダルアシストレベル
バッテリー
バッテリータイプ Lithium ion
バッテリー容量 47.2 V 13.6 Ah 640 Wh
航続距離(満充電時) 32マイル (フルスロットル: 18mph)
47マイル (フルスロットル: 12mph)
68マイル (パワーアシストecoモード: 15.5 mph)
充電時間(通常) ~320分
充電タイプ ポータブル充電器150W (最大出力: 54.6V 3.0A)
バッテリー交換 着脱式
バッテリー位置 オンフレーム
フレーム アルミフレーム
サスペンション
フロント エア・スプリング式サスペンション・フォーク:100mm
ブレーキ
フロント/リア テクトロ製油圧ディスクブレーキ
ライト
ヘッドライト YES
テールライト YES

▶︎VinFast

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NTTイードローン、調布市にドローンフィールドを開設。新宿から30分の好立地 https://www.drone.jp/news/2024042002440686540.html https://www.drone.jp/news/2024042002440686540.html 2024-04-19T17:44:06+00:00

e-City Drone Fieldについて

NTTイードローンが運営するドローンスクール「E.R.T.S.」は、現場での運用と操縦スキルを育成するために複数のコースを用意している。今後さらに多くの受講者を受け入れドローン技術者を輩出していくため、新たなドローン飛行施設である「e-City Drone Field」を、ドローンスクール「E.T.R.S.」の教習施設としても活用していくという。

また、「e-City Drone Field」では、スクール以外にも、最新ドローン機体のデモ会や通信を活用した次世代の遠隔運用等の勉強会を開催し、社会課題の解決に資するドローン技術者の裾野拡大に貢献していくとしている。

周辺施設について

NTT東日本グループの様々な事業分野における実証フィールドである「NTT e-City Labo」では、ドローン分野以外の最先端技術を見学ができ、ドローン×他分野の技術などの知見を広げることも可能だ。

さらに地方から来る受講生に対し、宿泊施設も隣接している。宿泊については今夏から受付開始予定だという。

開設予定

2024年5月10日

アクセス

新宿から小田急線及び京王線でアクセスできるロケーションだ。

▶︎NTT e-Drone Technology

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Vol.78 DJI Avata 2を屋内で楽しみ尽くす!DJI空撮機しかふれてこなかった人もAvata 2でFPVデビューできるのか!?~後編[Reviews] https://www.drone.jp/column/2024041919305486404.html https://www.drone.jp/column/2024041919305486404.html 2024-04-19T10:30:54+00:00 普段、DJI空撮機をメインに活動する筆者ですが、「ここでFPVドローンがあれば…」と現場で思うことがよくあります。とはいえ、FPVドローンを業務利用するには、最適なパーツの選定から始まる機体の自作や設定、無線局の開局(電波法上の手続き)、業務利用のための無線免許取得、そして何より姿勢制御センサーが完全にOFFの中で操縦するアクロモード(DJIでは「マニュアルモード」)の操縦訓練が必要になります。

しかし、DJI Avata 2 のリリースは上記の"言い訳"を全てクリアするFPVドローンを誰もが手にすることができることを意味します。ということで、"空撮機しかふれてこなかったヒトがAvata 2 でFPVデビューできるのか!?"をテーマにAvata 2 の操縦感をレポートします。

https://www.drone.jp/column/2024041122043485918.html

https://www.drone.jp/news/2024041122000185823.html

Avata 2をまずは準備。意外すぎるほどの直感的な操作性ですぐに楽しめる

では、さっそくAvata 2を準備します。フライトはこの日が初めてなので、まずは簡単なテストフライトから行います。飛行モードは「Nモード(標準的な飛行モード)」、設定関連は全てデフォルトのまま、DJI RC Motion 3 を使って操縦してみます。

操縦方法は前回ご紹介した通り、スティックに慣れた指にはちょっと初めは戸惑うかもしれません。しかし、少しフライトしただけで意外と直感的に操縦ができるようになりました。ホバリングの安定性はいつものDJI機という感じで、低空でもとても安定しています。

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DJI Motion 3の基本的な操作方法。コントローラー自体の傾きとボタン類を組み合わせて操縦する
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Avata 2のホバリングはとても安定しており、DJIの空撮機とかわらない精度の高さを感じさせる

RC Motion 3の操縦で簡易的に用意したフラフープも簡単にくぐることができました(多少ぶつかりながらですが…)。狭いところをくぐり抜けるFPV映像の没入感はやはり最高です。しかも、ほぼぶっつけ本番でこれくらいできます。

難点は、微妙なコントロールができるようになるにはやはりRC Motion 3を使った操縦の練習が必要…というところでしょうか。ロール(ラダー)が手首のひねり、エルロンや上昇下降がジョイスティックとなると今まで空撮機で行ってきた微妙なコントロールの再現が難しく感じました。しかし、初めてドローンを楽しむ場合は逆に操縦しやすいかもしれません。

DJI RC Motion 3 で操縦練習をする様子。微妙なコントロール(ラダー+エルロン少々など)はコントローラーにまだ慣れず難しかったが、直感的に飛行ができた

RC Motion 3で操縦するメリットは直感的な操縦感覚だけではありません。姿勢制御センサーをOFFにしたアクロモードで操縦しないとできないフリップ(宙返り)などのアクロバティックな飛行が「簡単ACRO」でワンタッチでできることです。180°クルッと回転する「180°ドリフト」もジョイスティックの操作ひとつでできてしまいます。フリップは映像にするとどのように見えるのか楽しみだったのですが、映像カットの切替時に使う「トランジション効果(エフェクト)」にも使えそうです。ただ、ゆったりと大きな宙返りは簡単ACROではできないので、マニュアルモードでの練習が必要ですね…。

アクロバティックな飛行もモード選択後にジョイスティックの入力だけで自由自在!

Avata 2の熟慮された安全とリカバリ機能

トリガーレバーを引くことにより前進、引けば引くほど速度が上がりますが、トリガーを離すと強いブレーキが効いてくれます(RC Motion 3のオレンジボタンを1回押しても同様)。ちょっと危険を感じた際には、トリガーを離すだけでブレーキが掛かり、その場でホバリングをしてくれますので、FPV初心者でも安心して飛行できます。

ただし、初めのうちは減速しようとしても急ブレーキがかかってしまったことも多々あり、RC Motion 3 での減速コントロールの難しさがありました。

DJI RC Motion 3 のトリガーレバーを離すと強いブレーキが自動でかかる。DJI FPV送信機 3でも同様に試したが、標準設定の場合 RC Motion 3 のほうが出る速度もかかるブレーキも強いようだ

何より驚いたのは、何度かパイロンやフラフープに接触したのですが、安定した飛行に持ち直すこと。一体型のダクト型プロペラガードの効果も相まって、ちょっとやそっとでは墜落しませんでした。

パイロンに衝突しても姿勢を持ち直して飛行を継続することができた

そして、万が一墜落して逆さまに転倒してしまったときも「タートルモード」を発動するだけで起き上がることができます。アクロモードを操縦できる人には簡単なことですが、FPV初心者にはできない芸当。ちょっと離れた場所で転倒してしまったときに、ダッシュして機体を表向きにする必要はありません。

メニュー画面から「タートルモード」を選択するとひっくり返った機体が起き上がる

Avata 2はDJI空撮機と変わらない操作感と電波干渉強度

体育館を使って、小型のFPVドローン(マイクロドローン)撮影でよく見かける屋内の探検動画を撮ってみました。操縦に微調整が必要と感じたので、こちらは別売りのDJI FPV送信機 3に操縦装置を持ち替えています。ペアリング済みのコントローラーの変更は、使いたいコントローラーの電源を入れ、使わないコントローラーの電源を落とすだけで自動的に切り替わります。

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結論、テスト飛行は1度きりで、2回目のぶっつけ本番飛行ですが、スムーズなフライトを楽しむことができました。DJI FPV送信機 3で操縦したAvata 2はDJI空撮機そのもの。もちろん、画角が広かったり、ロールが映像に反映されたりしますが、DJI空撮機をコントロールする感覚でそのまま撮影することができました。

また、通常では伝送映像が乱れがちな舞台裏などの遮蔽物越しのフライト時にも、映像伝送が乱れたり遅延が大きくなったりするようなことはありませんでした。Avata 2の小さなサイズ感は、屋内のゆったりとした空撮ではとても大きな武器となりそうです。

ただ、伝送映像が乱れないということは、それだけAvata 2が発信する電波が強いということでもあります。今回は1機のみの飛行だったので問題はありませんでしたが、ほかにも同時に飛行させる機体がある場合やほかの2.4Ghz帯の通信機器を併用する場合は注意が必要そうです。

画角/超広角、RockSteady/On、カメラ設定/オート、カラー/ノーマル、解像度は4K/60fpsで撮影

Avata 2を使って暗所で演者を撮る

せっかく屋内での撮影なので、薄暗くした環境での撮影も検証してみたいと思います。邪悪なシスに扮したスタッフをどれだけ撮影できるのか試してみたのですが、小型機ならではの距離感や操縦の切り返しに高レスポンスで反応する機動性をいかんなく発揮してくれました。ジンバルも上下操作できるので、画角の自由度も高いのが嬉しいところです。

実は、空撮機でも同じような撮影をしたことがあるのですが、空撮機だと機体の進行方向を変えるとき(前進から後進、ノーズインサークルの右回りを左回りに…など)にどうしても初速が鈍く、動きが止まったようになってしまいました。Avata 2では、スティックを入れた瞬間に次の動きに繋がってくれる高レスポンスな飛行ができ、演者の動きに合わせることにストレスを感じることはありませんでした。

画角/標準、RockSteady/On、カメラ設定/ISO400、SS 1/60、WB 3400、カラー/D-LogMにLUT適用、解像度は4K/60fpsで撮影したものに効果音と音楽を編集にて追加。1/1.3インチセンサー搭載カメラは暗所でもキレイな映像を撮影できる

もちろん、暗い室内なので機体を安定させるポジショニングカメラが機能を発揮できず、ホバリングしながらフラフラと流れてしまいます。このあたりはNモードでの飛行と言えども、ATTIモードでのホバリングの技術は持っていたいところです。

また、環境光が暗かったために安全機能が働き、3~3.5m程度しか上昇することができませんでした。もうちょっと高度を上げた撮影もしたかったのですが、そのためにはマニュアルモードの習得が必要ですね。

結論:Avata 2を買おう!

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DJI Avata 2をフライトさせていて感じたのは、Mavic系の機体に慣れた人でも(操縦を自在にできる人ならなおさら)同じ操縦感覚で楽しめること。そして、高画質&安全なDJIならではの高画質で安全なFPVドローンであることです。

加えて、普段メガネを掛けている筆者としては、眼鏡の脱着の煩わしさもFPVゴーグルが億劫な理由のひとつなのですが、視度をソフトウェアで調整でき、ゴーグル右側をダブルタップするだけでゴーグルの外の世界(ようは通常の目視状態)も見ることができるDJI Goggles 3はストレスフリーです。

これまでFPVドローンを始めたくても始められなかった人、いろいろ理由をつけて始めなかった人、ぜひ一度手にとってみてください。MavicシリーズやPhantomシリーズを楽しむのと同じように、FPVドローンを楽しむことができます。

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Boston Dynamics、新しい電動Atlasロボットを発表。油圧式Atlasは廃止 https://www.drone.jp/news/2024041918381486502.html https://www.drone.jp/news/2024041918381486502.html 2024-04-19T09:38:14+00:00 次世代Atlasプログラムは、数十年にわたる研究を基に構築され、Spot、Stretch、そして今回のAtlasと、今日の産業界で最も困難な課題を解決する、最も有能で有用な移動ロボットを提供するという同社の取り組みをさらに推進する。

https://www.drone.jp/news/2023072817101970368.html

同社は、10年前からヒューマノイドロボットの本格的な研究開発に力を入れており、同社の顧客はSpotとStretchで成功を収め、Atlasで次の課題に取り組むことが望まれているという。商業化に成功した実績から、私たちは単に素晴らしい研究開発プロジェクトを立ち上げるだけでなく、価値あるソリューションを提供する計画に自信を持っているという。

この計画はHyundaiから実行され、HyundaiのチームはBoston Dynamicsに投資するだけでなく、次世代の自動車製造能力を構築しており、Atlasの新しいアプリケーションの実験場として機能するとしている。今後数カ月、そして数年にわたって、世界で最もダイナミックなヒューマノイドロボットであるAtlasが、研究室や工場、そして生活の中で、実際にどのようなことができるのかを示したいとしている。

Atlasとの旅

同社は、Stretchの展開と同様に、今後数年間、Hyundaiをはじめとする少数の革新的な顧客グループと提携し、Atlasアプリケーションのテストと反復を行う予定。

Atlasの電動バージョンはより強力で、全世代よりも可動域が広くなっている。例えば、前世代の油圧式Atlas(HDAtlas)は、すでに様々な重く不規則な物体を持ち上げ、操作できた。同社はそのような既存の能力をさらに発展させ、顧客の環境で予想される多様な操作ニーズを満たすために、いくつかの新しいグリッパーのバリエーションを模索している。

さらに、有能なロボットは商業的ソリューションの成功に必要な要素の一つだ。スケールアップした自律移動ロボットの導入は、より広範なデジタルトランスフォーメーションのエコシステムの一部であり、ITインフラ、従業員の賛同、接続性、ワークフロー、安全基準、ロボットとロボットが生成し依存するデータの運用プロセスが必要となる。1,500を超える導入実績を持つスポットは、すでに数百の企業に自律移動ロボットとともに働く方法を教えているという。

同社は、ヒューマノイドが施設の詳細なモデルと、その操作方法に関する多くのデータとともに配備されれば、最も効果的であるとしている。Spot、Stretch、Boston Dynamicsを利用することで、今すぐこのようなデジタルツインの作成を開始することができる。

また、業界をリードするハードウェアを提供しているだけではなく、ここ数年で最もエキサイティングな進歩を遂げたのは、ソフトウェアの分野だという。シミュレーションやモデル予測制御における数十年にわたる専門知識に加え、同社は強化学習やコンピュータービジョンといった新しいAIや機械学習ツールをロボットに搭載し、複雑な実世界の状況にも効率的に対応できるようにした。

また、最近Orbitソフトウェアの提供を開始した。このソフトウェアは、顧客のロボットフリート全体、サイトマップ、デジタルトランスフォーメーションデータを一元管理するプラットフォームを提供する。現在、Spotで利用可能だが、StretchとAtlasもこの企業向けソリューションに統合される予定だという。MLの専門家で構成される強力なチームが製品を開発し、インパクトのあるAIを即座に市場に投入できる体制を整えているという。

ヒューマノイドロボットの役割

このAtlasロボットの最新版は、全身可動と両手操作の限界を押し広げる革新と研究開発の長い歴史に基づいている。防護服をテストするPETMANから、最近引退したHDAtlasのパルクールまで、同社は10年以上かけてヒューマノイドロボットの最先端技術を前進させてきた。

従来、同社は脚式ロボットに重点を置いてきた。それはバランスを取りながらダイナミックに動くロボット、つまり、構造化されていない未知の地形や敵対する地形を簡単に移動できるロボットを作りたかったという。ヒューマノイドのフォームファクターは、人間のためにデザインされた世界で働くロボットにとって有用なデザインとなっている。

しかし、二足歩行ロボットがどのように動くことができるか、成功するためにどんな道具が必要か、そして人々がより多くのことを達成するためにどのような手助けができるかというビジョンについて、そのフォームファクターが同社のビジョンを制限するものでないという。そこで、同社はより強く、より器用で、より機敏なAtlasの電動バージョンを設計した。

Atlasは人間のフォームファクターに似ているかもしれないが、人間の可動域に制約されるのではなく、タスクを完了するために最も効率的な方法で動くようにロボットを装備している。Atlasは人間の能力を超える動きをする。数十年にわたる実践的な経験と第一原理的な思考を組み合わせることで、同社は、実際のアプリケーションにおいて、単調で汚く、危険なタスクに取り組むことができる独自なロボットを提供することができると確信しているという。

油圧式Atlas総集編

▶︎Boston Dynamics

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AeroVironmentの全電動式無人ヘリコプター「VAPOR 55 MX」、高い飛行性能・耐久性とペイロードの柔軟性を提供 https://www.drone.jp/news/2024041918332186519.html https://www.drone.jp/news/2024041918332186519.html 2024-04-19T09:33:21+00:00 VAPORは、防衛、商業、産業用途向けに、精密な飛行性能、卓越した耐久性、最大限のペイロードの柔軟性を提供する。VAPORのモジュール式ペイロードベイとマルチセンサー能力により、ジンバル式EO/IR、マルチスペクトル、LIDAR、通信中継、シギント、武装VTOL、投下/受け渡し機構など、幅広いセンサーを簡単に統合または交換して運用能力を拡大できる。

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この拡張モジュール式ペイロードベイは、民間顧客向けにFAAが制限する55ポンドの総離陸重量(GTOW)を維持しながら、最大10ポンドのペイロードを70分以上の飛行耐久性で運ぶことができる。より多くの離陸重量を必要とする軍用顧客に対しては、VAPOR 55 MXは65ポンドのGTOWが可能であり、耐久性のトレードオフを抑えながら最大20ポンドの使用可能なペイロードを搭載できる。

モジュール式のペイロードベイは最大10ポンドのペイロードを搭載可能で、75分以上の飛行耐久性を持ちながら、商用顧客向けにFAAが制限する55ポンドの総離陸重量(GTOW)を維持できる。軍用機の場合、VAPOR 55 MXは68ポンドのGTOWが可能で、最大24ポンドの使用可能なペイロードを搭載でき、第3バッテリーのオプションで最大105分の耐久性がある。

主な特長

  • リンク範囲:最大32km
  • 最大耐久時間:バッテリー2個:巡航75分、バッテリー3個:巡航105分
  • 使用可能ペイロード:5~24ポンド(2.3~10.9kg)
  • 総重量:32~68ポンド(14.5~30.8kg)
  • トマホーク 地上管制局(GCS)
    トマホークGCSは、AIを強化したオープンアーキテクチャの共通制御システムで、まず戦闘員のために設計されている。使いやすさを追求したトマホークGCSは、戦術ネットワーク全体で人間と機械のチームをシームレスにつなぎ、ISRから殺傷効果に至る重要なミッションの遂行を可能にする。
  • 将来を見据えたモジュール設計
    汎用性の高いモジュール設計により、ユーザーはペイロードや無線オプションを容易に交換でき、現在および将来の要件に対応したマルチドメインミッションをサポートする。
  • 容易なペイロード統合
    新しいペイロードモジュール、インターフェース、工具不要のレール設計により、現在および将来のペイロードを迅速かつ容易に統合し、ミッションの柔軟性を高める。
  • より重いペイロードと長距離飛行に対応
    VAPOR 55 MXは、クラス最高の12ポンドのペイロード容量と、55ポンドのGTOWで70分以上の耐久性を備え、より重いペイロードと長距離用に特別に設計されている。
  • コンパクトでポータブル
    伸縮式テールと折りたたみ式ランディングギアを備えたコンパクトでポータブルなデザインは、セットアップと輸送を容易にする。ワンマンリフト、車輪付きパックアウト。
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仕様

航続距離 SilvusおよびMPU5無線機を使用した場合、最大20マイル(32 km)
GTOW重量 商業用:55ポンド(24.9kg)、防衛任務で耐久性が低い場合:68ポンド(30.8kg)
光学センサー Trillium HD-25(標準)、その他のオプション HD-45-LV-CZ、HD45-CZ-GS、HD-55-LV-CZ、HD-55-MV HD、HD-25-LV
可搬重量 10ポンド(4.5kg)@55ポンドGTOW
最大24ポンド(10.9kg)@68ポンドGTOW
地上速度制限 33mph(15m/s)
機体寸法 6x2.2x2.1フィート(1.8x0.67x0.64m)
ローター直径 7.5フィート(2.29m)
動作 高度* 0~12,000フィート(3,657 m) MSL(密度)
環境運用限界 最小0°F(-17℃)、最大120°F(49℃)
最大風速持続 34.5mph(30kts)
データリンク 900 MHz、2.4GHzまたは5.89GHz(ビデオ)、Persistent Systems MPU5(標準)、オプション Silvus、DTC グラウンド・コントロール GPSライブ位置、全権限制御、自動または手動飛行
地上制御 GPSライブ位置、全権限制御、自動または手動飛行

▶︎AeroVironment

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BESVのe-MTB「TRS1.3」、荒れた地形でもスムーズな乗り心地。175kmの走行を可能に https://www.drone.jp/news/2024041916532786506.html https://www.drone.jp/news/2024041916532786506.html 2024-04-19T07:53:27+00:00 最大限のトラクションとコントロールを提供するように設計されており、急な坂道、荒れた地形、困難な下り坂を簡単に乗り越えることができる。

主な特長

  • BESVヨーロッパデザインによるフレーム/パーツ設計
  • 29インチのジャイロ効果によって、高い安定性と、優れた推進力を併せ持つ。
  • あらゆるライドシーンにおいて、トータルバランスに優れた29×2.6タイヤ
  • 前後160mmサス×Deore12速
  • 国内モデル最大級の635Wh大容量バッテリーで、175kmの走行を可能に。
  • ドロッパーシートポスト標準装備
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大容量バッテリー
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シマノE8080ユニット、充電ポート

仕様

サイズ S:42.5cm/M:46cm
カラー Rock grey/Night black
重量 S:26.3kg/M:26.5kg
フレーム フルサスペンションBESVプレミアム合金フレーム(バッテリー内蔵、トップチューブにUSB充電ポート付きパワーボタン、1.5"-1.5"-1.8"テーパーヘッドチューブ、ポストディスクマウント、冷間鍛造ドロップアウト、交換可能ハンガー付き)
ドライブユニット シマノE8080(250W、70Nm、最大時速24km)
バッテリー 626Wh内蔵リチウムイオンバッテリー
充電器 4-5.6A スマートチャージャー
ディスプレイ シマノSC-E7000、SW-E6010-L
フォーク SUNTOUR DUROLUX36-Boost/29"/160mm
リアショック SUNTOUR EDGE LOR8/230×65/AIR SPRING
クランク 34Tチェーンリング、シマノFC-E8000、170mm
ペダル Wellgo B249-DU
リアディレイラー シマノ デオーレ RD-M6100 12速
シフター シマノ デオーレ SL-M6100 12速
カセット シマノDeore CS-M6100、12速、10-51T
ホイール Formula CL-811 フロントハブ、CL-3248 リアハブ、WTB STi30 29″, WTB STi30 29
タイヤ Maxxis Minion DHF&DHR II、29X2.60
ブレーキ シマノBR-MT420、203mm F/Rローター
ブレーキレバー シマノBL-MT4100
ヘッドセット アクロスAZX-631
ハンドルバー 6066合金、15mmライズ、35mmクランプ(S:760mm/M:780mm)
ステム 合金ステム、35mmクランプ(S:35mm/M:50mm)
サドル Selle Italia Model-X
シートポスト Kind Shock e20i ドロッパーポスト 30.9mm (S:100mm/M:125mm)
フェンダー
ヘッドライト オプション
リアキャリア
駆動補助機付型式認定番号 S:交N23-127/M:交N23-129

▶︎BESV

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[5/10・11開催]DJI産業ドローン&DJI Avata 2紹介イベントin 名古屋 https://www.drone.jp/news/2024041916254786468.html https://www.drone.jp/news/2024041916254786468.html 2024-04-19T07:25:47+00:00

概要

常に革新的な航空技術の先頭に立つDJIの最新産業機と民生機「DJI Avata 2」のイベントを開催します! 本イベントでは事業者レベルの超実践型ドローン測量方法をご紹介します。

5月10日は産業機のエントリーモデルからハイエンドの活用方法や機材選定のコツ、補助金のご説明。 5月11日は低価格な民生ドローン(DJI Avata 2)の現場での有効活用法や実際にフライト体験ができます!

昨今、ドローンを活用したDX化や建設ICTに注⽬が集まる建設業界。「日常使いのICT」を確立しませんか? 「ICT工事」は「指定型」「希望型」だけではありません。普段の小規模工事に落とし込んで初めてその真価を発揮します。 入場無料、入退場自由なので、セミナーのような堅苦しさはありません。

すでにドローンをお持ちの方・これからドローンを始める方もお気軽にご参加ください!

[5/10]DJI産業機説明・補助金・ICT建機体験会

日時

2024年5月10日(⾦)10時~12時 / 13時~15時 ※12時~13時はご紹介ができませんのでご注意ください。

イベント概要

・性能を秘めた最新DJI産業機の紹介 ・民生機MINIシリーズ初め低価格帯の旧式機体の有効活用法の紹介 ・個別相談では、補助金関係も詳しく紹介させていただきます。

おすすめの参加対象者

・人員不足、次代の担い人手不足に悩む中小事業者様 ・ICTを活用できる協会社不足に悩む大規模土木事業者様 ・ドローンをうまくお仕事に活用できていない方

会場

株式会社テックササキ大江工場 〒455-0024 愛知県名古屋市港区大江町1-5 名鉄「東名古屋港駅」から徒歩約8分

[5/11]DJI Avata 2デモフライト・マイクロドローンレース

日時

2024年5月11日(土)10時~15時

イベント概要

・超小型マイクロドローンを使用した全天候型の世界最小!最速のエアレースを開催 ・最新FPVドローン「AVATA2」の実機デモンストレーションと当⽇販売 ・フライト体験会 ・体験会や国家資格説明会も同時開催

おすすめの参加者対象者

・これからドローンを始める方 ・どのドローンがオススメか迷われている方 ・最新機種にご興味ある方 当日参加も可能です!

会場

株式会社テックササキ熱田航空機工場 〒456-0031 愛知県名古屋市熱田区神宮4丁目9−21 名古屋市営地下鉄「熱田神宮伝馬町駅」から徒歩約3分 / 名鉄「神宮前駅」から徒歩約7分 / 駐車場完備(10台前後)

お申込み

参加無料(事前申し込み制/入退場自由)です。 下記より必要事項を入力し、ご希望のイベントを選択してお申込みください。 ※両日参加を希望される方へ 会場が異なりますのでご注意ください。

お申し込みはこちら(外部フォーム)

主催

安田建設株式会社 共催:株式会社エアロテック・GX行政書士法人・日立建機日本株式会社・株式会社システムファイブ

▶︎申し込み

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Zuriの次世代VTOL機、8ティルトローターによる冗長性と700km以上の航続距離を実現 https://www.drone.jp/news/2024041915355586485.html https://www.drone.jp/news/2024041915355586485.html 2024-04-19T06:35:55+00:00

Zuriは、垂直離着陸が可能な最新の自家用VTOL航空機を開発している。これにより、最大700km離れた都市から都市へ手頃な価格で移動できるようになるという。

特徴

  • 航続距離:700km以上
  • 飛行距離を拡大するハイブリッドパワートレイン
  • 巡航速度:300-350km/h
  • 離陸エリア:26x26m
  • 非常に低い音響特性

ティルトローター

前部に4基、後部に4基の推進ユニットが、垂直位置と水平位置の間で傾く。これらの電気モーターは、完全に冗長化された分散型電気推進システムを形成している。どのコンポーネントが故障しても、安全な飛行が保証されるという。

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ジェネレーションセット

Zuriはタービンと発電機を搭載。このシステムは飛行中ずっと電気エネルギーを供給し、Zuriが他のeVTOLの数倍の航続距離を達成することを可能にしている。

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バッテリーパック

バッテリーパックは最新の軽量リチウムセルで構成されている。複数の独立したバッテリーボックスがあり、インテリジェントなバッテリー管理システムによって個別に監視・保護。ボックスには、最大限の安全性を確保するための耐火断熱材が装備されている。

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飛行制御と自動操縦

飛行制御システムは、飛行機操縦面の機械的バックアップを備えた冗長フライ・バイ・ワイヤ・システムで構成されている。高度な自動操縦は、最大限の安全性を確保するため、複数の入力、交通情報、地形情報に基づいて飛行制御を提供する。

コンピュータービジョンとセンサー

コンピュータービジョンとその他のセンサーは、パイロットが最大限の安全性を確保できるよう、状況認識を強化する補助的な安全機能を提供する。このシステムは、物体認識、オプティカルフロー、3Dモデリングのための洗練されたAIアルゴリズムに基づいている。

▶︎Zuri

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Trek Bicycleの「Marlin+」、TrekとBoschの長所を併せ持つハードテイル電動マウンテンバイク https://www.drone.jp/news/2024041914564781078.html https://www.drone.jp/news/2024041914564781078.html 2024-04-19T05:56:47+00:00 Marlin+は、手頃な価格のe-MTBパッケージで、望むブーストと必要な信頼性を提供。頑丈なトレイル対応のフレームとBosch製ドライブユニットを備えており、埃っぽいシングルトラックから混雑した通勤路まで、どこにでも走行できるとしている。

乗車中はシンプルに

電動バイクは操作に集中するのではなく、走りに集中するのが一番楽しいとして、Marlin+はテクノロジーが満載されているが、セッティングに煩わされることなく、ただ走りを楽しむことができる。

AUTOモードのアダプティブモーターサポートは、走行中にアシストレベルを自動的に調整し、ライダーの流れに沿った走りをサポートする。スピードの低下を認識し、それに合わせてサポートを微調整するので、常に適切なブーストで走ることができるという。

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真の力を内蔵

BoschのCompactTube 400 Watt-hourバッテリーは、ダウンチューブに固定されており、風雨から守られている。エネルギー密度が高いため、スリムで洗練されたプロフィールを実現し、使いやすい充電ポートによって充電も簡単だという。

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ピュリオン200リモコンは、バッテリー残量、走行距離、速度を鮮明に表示する明るいカラーディスプレイで、必要なすべてのデータを提供する。シンプルな操作で、表示データの変更やパワーアップが可能だ。

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Trek–Marlinを電動化

Marlin+は、Trekで最も人気のあるMarlinと同じプラットフォームを使用。従来のMarlinと同様のハンドリングと多用途性はそのままにパワーアップしている。

120mmサスペンションフォーク、動き回れるドロッパーシートポスト、正確なハンドリングを維持する剛性の高いフロント&リアスルーアクスルで、過酷な状況にも挑戦できる。トレイルに対応するMTBジオメトリーとの組み合わせで、未舗装路でも自由に走れるとしている。

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オプションバッテリー

もっと遠くまで走りたいときは、Marlin+に250ワット時BoschPowerMoreレンジエクステンダーバッテリー(別売)を組み合わせれば、航続距離を60%以上伸ばすことができる。

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安全性

すべてのMarlin+はBoschとTrekのバックアップを受けており、安全基準を上回る性能を保証している。

  • UL認証:Trekのe-bikeに搭載されているe-systemsは、主要なe-bike安全基準を満たすために第三者機関によるテストを受けている。
  • トップレベルのバッテリー:Trekのe-bikeバッテリーに使用されているセルは、Tier 1サプライヤーから供給されたものだけだという。これは、品質に対する要求が最も高く、文書化が優れており、認定までの期間が最長、製造経験が最も豊富な企業から供給されていることを意味するとしている。
  • より優れたバッテリー管理:Trekのe-bikeに搭載されているすべてのバッテリーには、洗練されたバッテリー管理システム(BMS)が搭載されている。

主なスペック

フレームセット
フレーム サイズ: XS
Alpha Gold アルミ, カーブドトップチューブ, テーパードヘッドチューブ, 内蔵ケーブルルーティング, ラックマウント, フェンダーマウント, キックスタンドマウント, UDH, Boost148, 12mmスルーアクスル
サイズ: S , M , L , XL
Alpha Gold アルミ, テーパードヘッドチューブ, 内蔵ケーブルルーティング, ラックマウント, フェンダーマウント, キックスタンドマウント, UDH, Boost148, 12mmスルーアクスル
フォーク サイズ: XS
SR Suntour XCM 34, コイルスプリング, プリロード, ロックアウト, テーパードステアリングコラム, 44mmオフセット, Boost110, 15mmスルーアクスル, 100mmトラベル
サイズ: S , M , L , XL
SR Suntour XCM 34, コイルスプリング, プリロード, ロックアウト, テーパードステアリングコラム, 44mmオフセット, Boost110, 15mmスルーアクスル, 120mmトラベル
ホイール
バッテリー Bosch CompactTube 400Wh
充電器 Bosch standard 2A, 110V, smart system
コンピューター Bosch Purion 200
モーター Bosch Active Line Plus, 50 Nm
電動システム
バッテリー Bosch CompactTube 400Wh
充電器 Bosch standard 2A, 110V, smart system
コンピューター Bosch Purion 200
モーター Bosch Active Line Plus, 50 Nm
ドライブトレイン
シフター Shimano U4000, 9速
リアディレイラー Shimano CUES U4000
クランク FSA CK-220, アーム長165mm
チェーンリング FSA, 32T, スチール
カセット(スプロケット) Shimano LINKGLIDE LG300, 11-46, 9速
チェーン Shimano LG500
ペダル VP-536 nylon platform
コンポーネント
サドル ボントレガーVerse Short, ステンレスレール
シートポスト サイズ: XS , S
Bontrager alloy, 31.6mm, 12mm offset, 330mm length
サイズ: M
Bontrager alloy, 31.6mm, 12mm offset, 360mm length
サイズ: L , XL
Bontrager alloy, 31.6mm, 12mm offset, 400mm length
ハンドルバー サイズ: XS , S
ボントレガーアルミ, 31.8mm径クランプ, 15mmライズ, 720mm幅
サイズ: M , L , XL
ボントレガーアルミ, 31.8mm径クランプ, 15mmライズ, 750mm幅
グリップ Bontrager XR Endurance Comp, lock-on
ステム サイズ: XS , S
Bontrager Comp, 31.8mm径クランプ, 7度, 長さ35mm
サイズ: M , L
Bontrager Comp, 31.8mm径クランプ, Blendr対応, 7度, 長さ50mm
サイズ: XL
Bontrager Comp, 31.8mm径クランプ, Blendr対応, 7度, 長さ60mm
ヘッドセット セミインテグレーテッド, 深溝ボールベアリング, 1-1/8インチトップ, 1.5インチボトム
ブレーキローター Tektro, センターロック, 203mm
ブレーキセット Tektro HD-M275 油圧ディスク
重量
重量 M - 22,45 kg / 49,5 lbs (チューブ付き)
体重制限 このバイクの重量制限(バイク本体、ライダー、装備含む)は300ポンド(136kg)です。

※日本で発売開始

▶︎Trek Bicycle

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ASCENT Aerosystemsの物資輸送用ドローン「NX30」、天候に左右されず60分超の飛行可能 https://www.drone.jp/news/2024041914371286473.html https://www.drone.jp/news/2024041914371286473.html 2024-04-19T05:37:12+00:00 可能な限り小さな機体にかつてない揚力を詰め込んだ。速度、航続距離、耐久性、積載量において、高いコンビネーションを提供する。

同社の新しいシステムにより、オペレーターはより多くのペイロードを搭載しながら、より遠くへ、より長く飛ぶことができるようになるという。より優れた空気力学と飛行物理学により、同社独自の同軸ローターがこれを可能にする。

主な特長

  • 飛行時間60分以上
  • ファーザー(可搬重量5ポンド、リザーブ5分):2ウェイ(往復)450平方マイル
    片道(ドロップオフ)1,800平方マイル
  • 最大対気速度:65MPH以上
  • 最大風速:40MPH以上
  • 最大15.3ポンド積載量
  • 全天候型IP56
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仕様

最大耐久性(バッテリー2個) 65分以上、予備5分
最大航続距離(バッテリー2個) 56km
最大動作半径 17sm
運用サービスエリア 1,800平方マイル(4662平方キロメートル)(最大航続距離56km)
最大範囲速度 45mph(時速72キロ)
最大速度 時速104マイル(時速167キロ)
最大風速 40mph(時速64キロ)以上
環境 IP56 ※24マイル(38km)のA-to-Bミッションでカバーされるエリアとして定義
MTOW 30.0ポンド(13kg)
機体重量(空の状態) 8.1ポンド(3.6kg)
バッテリー重量(2個) 13.2ポンド(6.0kg)(12S 30Ah)
バッテリー重量(1個) 6.6ポンド(3.0kg)(12S 15Ah)
最大積載量(バッテリー2個) 8.7ポンド(3.9kg)
最大積載量(バッテリー1個) 15.3ポンド(6.9kg)
機体最大重量比 27%
最大ペイロード最大重量比(1バッテリー) 51%
コア直径 7インチ
高さ(バッテリー2個) 32インチ
先端から先端までのスパン 36インチ
梱包体積 3立方フィート(0.08立法メートル)以上

▶︎ASCENT Aerosystems

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