ドローンスクールは業界特化型の時代へ。新たな団体も設立[第3回国際ドローン展2017]

2017-04-23 掲載
トラストのブースでは講師も務める女性スタッフがスクールの特長を説明

ドローンスクール

今回の出展の中で多かったもののひとつに、ドローンスクールがあります。ドローン操縦士養成スクール(有限会社トラスト)、日本ドローンアカデミー(株式会社日本サーキット)、ドローン大学校(一般社団法人ドローン大学校)といった、JUIDA認定スクールが多く出展する中、ひときわ大きなブースで目立っていたのが、昨年10月に設立されたJUAVAC(一般社団法人日本UAV利用促進協議会)。

日本ドローンアカデミーのブース

コンクリート工学が専門の出村克宣氏(日本大学工学部長工学博士)を理事長とした団体で、測量と非破壊検査に主眼を置いたドローンエキスパートアカデミーを運営します。スクールは各地で運営される認定校にカリキュラムや教科書を提供する方式で、2016年10月に福島、2017年2月には東京で開校しているとのこと。今年中に47都道府県に各1校は開校したいということです。

ドローン大学校のブースは卒業生や関係者のたまり場に(笑)

橋梁などのコンクリート構造物の老朽化が進む中で(2032年には全国約40万橋の道路橋の67%、約1万本あるトンネルの50%が建設から50年を超えると見込まれています)、このような点検やその他の専門的な業務に特化したスクールも、今後は増えていくと思われます。

会場のほぼ中央に大きなブースを構えていたJUAVAC 数年前の、夢のコンセプト展示がメインだった時代から少し落ち着いた感があったドローン関連展示会でしたが、それはコンセプト提示のフェイズから実用フェイズの時代に移行したことを意味しています。視察に来ていた県議会議員の方は、

夢のようなビジョンを提示する展示会もおもしろいが、このような実用的な提示が多い展示会は私たちのようなドローンを活用側にとっては非常に有意義。

とおっしゃっていました。その言葉が示す通り、今年は活用する側がカタチにしていく年なのかもしれない。そんなメッセージが込められた展示会でした。

関連する記事

広島大学、ドローンの姿勢を乱さない無反動ロボットアーム [第3回国際ドローン展2017]

革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)タフ・ロボティクス・チャレンジ ハイリスク・ハイインパクトな研究開発を促進するプログラムに参加している広島大学の研究チームが出展し... 続きを読む

TIアサヒ、PENTAXブランドが結集した測量用ドローンとカメラを展示 [第3回国際ドローン展2017]

Matrice 600 ProベースのUAV・レーザー測量システム PENTAXブランドを掲げる測量機器メーカーであるTIアサヒは、カラー点群データが得られるUAV・レーザー... 続きを読む

KEVA、広い範囲の地図作成に最適な固定翼ドローン [第3回国際ドローン展2017]

今回、日本で初お目見えとなったのが、韓国のドローンメーカー、ケバドローンの固定翼ドローン「KD-2 Mapper」だ。主翼幅約1.8mの機体は発泡ポリプロピレン製で、重量はバッテリ... 続きを読む

アイサンテクノロジー / 岡谷鋼機株式会社、釣り用リール技術応用ウインチを実装したドローンを出展[第3回国際ドローン展2017]

アイサンテクノロジー株式会社は、DAIWAブランドのリールでお馴染みのグローブライド社製ウインチを実装したドローンを披露。またドローン機体は、PRODRONEが開発した物だ。 ... 続きを読む

田中電気、長時間滞空して周囲を監視する有線式ドローンを展示 [第3回国際ドローン展2017]

有線ドローン「PARC(パーク)」。地上ではコントローラーのほか、ケーブルを巻き取るユニットを設置して飛行させる 日本を代表する電気街の秋葉原で、各種無線通信機器の販売・保守... 続きを読む