ロボデックス、クリーンな水素燃料電池をDJI M600 Proに装着したハイブリッド型ドローンも登場 [Japan Drone 2020]

2020-10-02 掲載

株式会社ロボデックスが披露したのは、クリーンエネルギーとして注目が集まる、水素燃料電池を搭載したハイブリッド型ドローンだ。DJIのM600 Proに、インテリジェント・エナジー社(Intellignet Energy/本社:英国・ラフバラ)の燃料電池発電モジュールを搭載。今回は、最新の2400wを装着したという。

水素を入れる高圧ガスタンク インテリジェント・エナジー社製の燃料電池発電モジュール 接続部分

水素燃料電池の魅力は、大きくは2つ。1つはやはり飛行時間だ。従来のバッテリーのみの飛行時間の約3倍となる、80分程度を航行できるという。もう1つの魅力は、脱炭素社会に役立つクリーンエネルギーである点だ。燃料補給がすぐにできることも、現場の運用では有用だろう。

現段階で主な活用用途として見据えるのは、山奥にある送電線の点検現場だ。これまでは、高圧ガス保安法に「水素が入った高圧ガスタンクを空で飛ばす」という観点の定めがなく、申請制度も整っていなかったが、2020年4月に経済産業省が「水素燃料電池ドローンにおける高圧ガスの安全のためのガイドライン」を発表しており、いよいよ許認可による飛行が可能になったという。

ちなみに、インテリジェント・エナジー社は、自動車、航空、運搬機器、UAVなどで使用可能なPEM FC(固体高分子型燃料電池)開発と製造を手がけるグローバルカンパニー。同分野の開発において30年以上の実績を有する。ロボデックスは、同社との水素燃料電池ユニット供給に関して提携しており、今後の展開が楽しみである。

株式会社ロボデックス

関連する記事

エアロセンス、洗練されたVTOL型ドローンを販売開始 [Japan Drone 2020]

先日、新型VTOL型ドローン「エアロボウィング」を発表したエアロセンス株式会社はもちろんエアロボウィングをメインで展示、有線給電ドローン「エアロボオンエア」も吊り下げられていた。 ... 続きを読む

中日本ハイウェイ・エンジニアリング、構造物点検システムを展示 [Japan Drone 2020]

中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京株式会社は2017年からマルチコプターを用いた構造物点検システムを継続的に展示しており、その機体「SUIMUS」シリーズも年々進化を重ねている... 続きを読む

日本海洋、水中ドローンや有線給電ドローン、固定翼機など幅広く展示 [Japan Drone 2020]

無人航空機や関連システム、水中無人機システムや潜水機器の輸入販売を行う日本海洋株式会社は、幅広いラインナップの機体を展示した。 特に来場者の目を引いていたのが、Blu... 続きを読む

エアロジーラボ、純国産ハイブリッドドローンのお披露目に行列 [Japan Drone 2020]

ハイブリッド型ドローンの展示が目立ったJapan Drone 2020。なかでも多くの来場者が絶えず訪れていたのが、株式会社エアロジーラボのブースだ。エアロジーラボは、岡山県和気町... 続きを読む

スペースエンターテインメントラボラトリー、航続時間1.5時間「飛行艇ドローン」が登場 [Japan Drone 2020]

航空宇宙技術をコアとしたテクノロジーカンパニー、株式会社スペースエンターテインメントラボラトリーが展示したのは、なんと機体全体をまるごと水で洗い流すことができる「飛行艇ドローン」だ... 続きを読む