スペースエンターテインメントラボラトリー、航続時間1.5時間「飛行艇ドローン」が登場 [Japan Drone 2020]

2020-10-05 掲載

航空宇宙技術をコアとしたテクノロジーカンパニー、株式会社スペースエンターテインメントラボラトリーが展示したのは、なんと機体全体をまるごと水で洗い流すことができる「飛行艇ドローン」だ。同社はNTTドコモが米国グアム島に設置した5G技術検証環境「ドコモ5Gオープンラボ」の通信エリア品質調査ソリューションの実証実験で機体を提供するなど、海外での活動実績も豊富。「海外と比べて日本では、固定翼機を飛ばせる場所が少ない」と、ブルーオーシャンの水上離着陸機「飛行艇ドローン」の開発をいち早く手がけている。

今回は、2020年度中に製品版リリースを予定しているという、飛行艇ドローンの試作機を展示していた。これは実際に、試験飛行を繰り返している機体だそうで「傷だらけなんですが」というコメントが印象的だった。

1~2秒で離陸でき、GPSを用いた自動航行で、現在の航続時間は1.5時間程度とのこと。製品販売時には2時間を目指すという。素材はCFRPを使い軽量化を図った。河川や湖、海、農業用のため池など水上で離着陸できるため、水産業や海洋調査、深浅調査といった幅広い用途が期待される。

機体の向きは前方に2つ装備したプロペラで変える

特に水産業において、マグロやカツオなどの高付加価値魚類の魚群探知としての活用は、実際にニーズが高いそうだ。ドローンでは航続時間がネックだったが、固定翼ならではの長距離滑空なら実用可能性が高まるためだ。機体についた砂埃や海水などを水で洗い流せる点は、洋上という過酷な環境での運用に最適。分解すれば軽トラックで運べるサイズになるという。

株式会社スペースエンターテインメントラボラトリー

関連する記事

エアロセンス、洗練されたVTOL型ドローンを販売開始 [Japan Drone 2020]

先日、新型VTOL型ドローン「エアロボウィング」を発表したエアロセンス株式会社はもちろんエアロボウィングをメインで展示、有線給電ドローン「エアロボオンエア」も吊り下げられていた。 ... 続きを読む

中日本ハイウェイ・エンジニアリング、構造物点検システムを展示 [Japan Drone 2020]

中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京株式会社は2017年からマルチコプターを用いた構造物点検システムを継続的に展示しており、その機体「SUIMUS」シリーズも年々進化を重ねている... 続きを読む

日本海洋、水中ドローンや有線給電ドローン、固定翼機など幅広く展示 [Japan Drone 2020]

無人航空機や関連システム、水中無人機システムや潜水機器の輸入販売を行う日本海洋株式会社は、幅広いラインナップの機体を展示した。 特に来場者の目を引いていたのが、Blu... 続きを読む

エアロジーラボ、純国産ハイブリッドドローンのお披露目に行列 [Japan Drone 2020]

ハイブリッド型ドローンの展示が目立ったJapan Drone 2020。なかでも多くの来場者が絶えず訪れていたのが、株式会社エアロジーラボのブースだ。エアロジーラボは、岡山県和気町... 続きを読む

ブルーイノベーション、多彩なソリューションを展 [Japan Drone 2020]

棚卸しソリューション用のACSL Mini。機体下部にRFIDを搭載している 毎回さまざまな分野のソリューションを展示している株式会社ブルーイノベーションのブース。今回も... 続きを読む