パラレル・ハイブリッドフライヤー
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大型ローターを6つ搭載した大型ドローンで、ペイロードが60kg、約90分飛行できる。自社開発の800ccのOTC(Opposed Piston Twin Crankshaft)無振動エンジンを搭載している。すでに、飛行試験を繰り返しているという。
特徴として、6つのローターのなかで2つがエンジンで駆動するメインローターとなり、他の4つは電動駆動のサブローターとなる。高効率を追求した結果だというが、なかなか他に類を見ない仕様だ。
石川エナジーリサーチはもともとエンジン開発から始まった会社であり、自社エンジンの信頼性には自信があるという。
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まだ試作機の段階のため、最終的なデザインや仕様は変更する可能性が大きいという。2026年に開発完了、2027年に生産開始を予定している。
ハイブリッドフライヤー
4つのローターを搭載した中型ドローンは、自社開発の125ccのOTCエンジン発電機を搭載したハイブリッドマルチコプターだ。
ペイロードは5kgで、約90分飛行できる。用途としては、物流、送電線の点検、災害時での状況確認を想定している。また長時間飛行できるメリットを活かして、洋上風力発電の点検も可能だという。
現在の課題は、ドローンの見通し外通信においてLTEや衛星通信など通信関係であり、引き続き検討を続けている。10km先まで簡単に飛ばすことができるため、悩ましいところだという。
エンジンの耐久時間は1000時間だが、条件として500時間ごとにメンテナンスを受けることを想定している。
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第二種型式認証の取得を予定しており、2025年12月に生産開始を目標に開発中だ。
ニュー・アグリフライヤー
既存のアグリフライヤーType Rより使い易さを追求した農薬散布専用電動マルチコプターだ。2025年4月に生産開始する予定。
富士フイルムの中判カメラ「GFX100S II」
富士フイルムの中判カメラ「GFX100S II」を、石川エナジーリサーチのドローンに搭載して展示した。
富士フィルム、1億200万画素センサー搭載「GFX100シリーズ」と長時間飛行可能なドローンを組み合わせた遠隔撮影に関する技術検証を開始
実際にドローンに搭載したGFX100S IIで取得したデータを確認したスタッフによると、既存のカメラとは桁違いに高画質だったという。
今後、ドローン点検においてGFX100S IIを搭載したドローンを見る機会が増えていくだろう。
自社開発エンジン「Gen-Setsシリーズ」
自社開発した3種のOTCエンジン(125cc 6kW、800cc 40kW、1800cc 80kW)を展示。