産業用ドローンは同社のフラッグシップ機である「S200シリーズ」と、スキッドを備え、各種ペイロードが取り付け可能な「S400E」が見られた。
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S200シリーズのアーム展開時のサイズは613×699×133mmで、DJIのMavic 3シリーズよりもやや大ぶり。標準装備されるカメラは有効画素数4800万画素で、光学10倍ズームにも対応する。同シリーズの「S220」「S220 PRO」は赤外線カメラも使用可能だ。
「S400E」はペイロードを3kgに設定。ブースではサーチライトやスピーカーなどのペイロードが搭載された状態で展示された。

ドローンポートは「K02」「K03」の2種を出品。K02はS200シリーズのバッテリーの自動交換に対応するタイプ。約115kg程度とやや大きいが、ポート着陸後に充電する時間を設けるのが難しく、バッテリーの交換が必須の運用に活用できそうだ。K03は50kg未満の軽量タイプ。設置面積も0.36平方メートルとコンパクトさが魅力。
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DJIとBYDによるドローン搭載SUVが話題になったが、GDUも持ち込んだSUBARUのクルマのルーフキャリアに車載ドッグ「K05」を取り付けて展示した。25kg未満で、機体のバッテリーを60分以内に90%程度まで充電できる。担当者は家族でドライブした際の記念撮影などに利用してもらえるよう、日本市場への導入を検討するとしている。

GDUは2025年7月に日本にカスタマーサポートセンターの開設を予定。今後はドローン点検などを行う事業者向けに、機体の導入を提案していく考えだ。取材に応じた同社のGeneral Manager International Business DivisionであるLizzy Liu氏は、次のようにコメントをした。
Liu氏:GDUは2015年設立で、中国で十分な実績を積んでいます。日本が海外進出の第一号になります。日本の規制にあった機体の開発ができれば東南アジアや欧米でも通用すると考えており、カスタマーの意見を真摯に聞きながらニーズを汲み取り、ソリューションを磨き上げていきたいと考えています。