2024年は屋外ドローンショーが一気に市民権を獲得した年となった。だが、ドローンショーは屋内でも開催できる。また、屋外ショーほど開催費用がかからないことから、結婚式や、企業の周年パーティなど小規模な開催が見込める。そこに着目した企業の参入が相次いでおり、愛知県名古屋市に本社を置くROBOZ(ロボッツ)もそのひとつだ。
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屋外ショーが数百機規模で行われる一方、屋内ショーでは数十機単位が基本。ROBOZではこれまで、最大50機で飛行した実績を持つ。機体数が少ないからといって表現力が屋外より劣るということはなく、ROBOZでは専門のプログラマー・エンジニアによって魅力的なショーを構成している。
また、屋内ショーは教育コンテンツとしても注目を集めている。ROBOZで運用する「Litebee Stars」は直感的なデザイン画面で初心者でもプログラムを組みやすく、3D画面でのプレビューでショーのイメージが捉えやすい。

同社の石田宏樹代表は「ドローンを活用したプログラミング授業は小中学生だけでなく、高校生、大学生にも需要がありますが、ただ飛ばすだけのプログラムを組むといった内容だと飽きられます。でも、ショーを作ることを目標にすると、学生たちの目の色が変わり、真剣に取り組むんです」と、教育効果の高さに言及した。
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石田代表は「弊社ではショー用の機体販売も行っています。多くの事業者に参入してもらい、まずは市場拡大を狙いたい」と意欲を示す。

2025年のJapan Drone & AAM Awardsではソフトウェア・アプリケーション部門とオーディエンス部門をダブル受賞したROBOZ。屋内ショー市場の牽引役になっていきそうだ。