中型マルチコプター向けのコンパクトなものから、大型UAVやヘリコプターに搭載できるタイプまで、用途に応じた様々な種類のレーザー測量機器を販売するリーグルジャパン。今回のジャパン・ドローンでは新発売のLiDAR測量機「RIEGL VUX-100-25」が注目を集めた。
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従来の「RIEGL VUX-120-23」は機器直下と前方10°、後方10°の3ラインを同時に計測することが可能だ。FOV(視野)は100°とやや狭いため、高高度で速いスピードで飛行する固定翼機に搭載する場合に性能を発揮した。しかし、マルチコプターの場合、飛行時に機体が傾くことがあるため、正確な測量にやや困難をきたすケースがあった。
VUX-100はFOVを最大160°に拡大。さらに1秒あたり133万点という高密度で点群を取得することが可能に。秒速8m程度の飛行速度でも広範囲でデータを取得できるようになり、マルチコプターで使用しやすいスペックとなった。
重さも2.3kgとなり、DJI Mactrice350にも搭載可能。産業用ドローンのペイロードとして選択肢に入れやすい重さになったのもうれしいポイントだ。
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ブースではRIEGL VUX純正システムを導入する各社で構成される「VUXコンソーシアム」についても紹介された。日本全国で40社以上が加入しており、作業が重複したり定期点検をしていたりして業務が行えない場合に、企業間で補完する協業体制が整っていることをアピール。新たにレーザー測量に取り組みたい事業者にとっては、RIEGL製品の選択を判断する要素になりそうだ。
