アイ・ロボティクス、「24時間航行可能なドローン」のコンセプトを発表 [SLUSH TOKYO]

2017-03-30 掲載
アイ・ロボティクス社 COO 小関賢次氏

株式会社アイ・ロボティクスは、2017年3月29日と30日の二日間、東京国際展示場で開催されているベンチャー企業の祭典「Slush Tokyo 2017」において、24時間航行が可能な無人航空機(ドローン)を利用したサービスモデルのコンセプトを発表した。

24時間航行可能ドローンは2m四方のサイズで、高度300m~3000mでの航行を想定している。同ドローンの開発により、衛星と地上付近のドローンの間を埋め、課題解決を図ることができる物理的なインフラを構築していく。

同社はコンセプト実現に向け、バッテリーの数十倍の航行を可能にする金属型燃料電池やマルチGNSS、有人機ともコミュニケーション可能な管制システム、VTOL型機体制御ソフトウェア、人工知能プラットフォーム、高性能カメラ・センサー、ブロックチェーンを利用した飛行許可認証システムなどの技術を特定し、検証を行っている。

24時間航行可能ドローンのコンセプト画像

同機体を、一機10万ドル以下で生産を行い、数千~数十万の機体が常時上空をカバーすることにより、衛星と地上レベルのドローンの間を埋める効率的かつ安価な全地球型物理ネットワークの構築が可能となる。また、積載物を積み替えることも想定し、垂直離発着ができるドローンの利点を活かして超長距離物流を行うとしている。また、同コンセプトを実現し、以下のようにインフラとして開放することで問題解決が可能となるという。

  • 地球環境のモニタリングによる環境問題の対応
  • 海洋資源調査への利用による資源問題の解決
  • 外洋上への船への物資(レスキューキット等)搬送
  • 災害、遭難等への迅速な出動、上空からの管制
  • アフリカや中央アジアにおける食糧問題の解決
  • 地上レベルで作業をするドローンやロボットの管制
  • 報道への利用

さらに同社は「日本からシリコンバレーまで、約8,000キロを飛行させるドローンを開発し、太平洋横断飛行を数年以内に成功させる」という目標をグランドチャレンジとして掲げている。

iRobotics
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