キヤノン株式会社は、電波を用いてRFIDタグを非接触で読み取るRFID(Radio Frequency Identification)を用い、ヒト・モノを効率的に管理する「Canon RFID 位置情報ソリューション」を開発。株式会社大林組の建設現場にて実証実験を実施した。
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360°方向に電波を発信するアンテナを有し、移動量検知機能を搭載。読み取り作業をせずに通常の現場巡視を行うだけで、RFIDタグを貼り付けた人や物の位置情報を収集できる。専用アプリをインストールしたスマホやタブレットを通して位置情報を自動アップロードすることで、クラウド上に登録した現場のマップ上に表示。RFIDリーダーは、ニーズに応じ、固定設置での使用も可能としている。
同実験では、現場における建設資材や機材、作業員の正確かつ効率的な所在把握の実現性に関する検証を実施。人や物を探す時間の短縮、現場施工管理者の作業管理効率化や、リソースの適切な配置によるコスト削減等に貢献できるとしている。
「Canon RFID 位置情報ソリューション」について
- 幅75×奥行き137×高さ14mm、質量約118g。スマホと同程度の大きさであるため、持ち運びが容易。ニーズに応じて、固定設置して使用することも可能。
- 総務省への電波局としての申請が不要な特定小電力製品に該当する他、導入時にアンテナ設置などの工事が不要で、導入に際しての作業負荷やコストを抑えられる。
- RFIDリーダーから発信される電波を動力源とするパッシブRFIDタグを使用しているため、タグの電池交換が不要。
- ユーザーは、新たなタグの発行依頼や、現場マップの登録、タグを貼り付けた人や物の位置把握など、さまざまな作業を一つのウェブアプリ内で実行できる。