ALATA Xは最大ペイロード15.9kgに対応する大型機体。機体下部にはスキッド(脚部)が取り付けられておらず、機体自体も軽量化のための「肉抜き」が施されており、独特の形状となっている。もともとは映画撮影に使用され、8Kカメラが搭載されることもあったようだが、現在はLiDARやマッピングカメラなどのペイロードをラインナップ。また、鉄塔間を通る電線を取り替える延線作業にも投入されている。カナモトが取り扱う機体は2パイロット体制がとれるように調整され、安全性が向上している。
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担当者は次のように説明した。
DJI Fly Cart 30だと機体自体を運ぶのに2人以上が必要になります。ALTA Xの機体重量は10.4kg。1人でも持ち運べる大きさで利便性が高いといえます。
ASTROは測量や点検に特化した機体。離陸して測量し、帰ってきて着陸、撮影した写真などを自動的にアップロードするという一連の作業を、ワンボタンでできるのが特徴だ。遠隔操作にも対応しているので、大阪の事務所で離陸指示を出し、取得したデータを東京のオフィスで確認するといった運用も可能。現在導入している事業者では、毎週の度量計算や進捗管理を、この機体を使用して自動化している。
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カナモトではこのほかにもDJIの機体も取り扱っており、「現場を空撮して記録したい」というニーズに応えている。
