ISCは、「毎日、人や貨物が届けられる世界。そんな当たり前を宇宙でも。」をビジョンに掲げ、宇宙往還を可能とする輸送システムの実現を目指すスタートアップ企業である。
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今回、2025年7月9日(水)、ジョージ・グラス駐日米国大使臨席のもと、ISCおよび米国子会社のSirius Technologiesとアメリカのロケットエンジン開発企業であるUrsa Major Technologies社との調印セレモニーが在日米国大使館で執り行われた。
ロケットエンジンの追加調達と将来的なエンジン開発に関する共同検討
Ursa Major Technologies社は、アメリカ合衆国コロラド州バーサウドに本社を構える、ロケットエンジンの開発・販売を行う企業である。
ISCおよび米国子会社のSirius TechnologiesとUrsa Major Technologies社は昨年4月に記者会見を実施し、同社が製造販売するロケットエンジン「HADLEYを購入することを皮切りに、再使用型ロケットの開発に向けた協業を進めてきた。
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また、今年4月には、再使用型ロケットASCA 1の飛行実証に向け、ロケットエンジン「HADLEY」の調達を行った。
あわせて、将来的な大型化・高性能化を見据え、開発中のロケットエンジン「ARROWAY(アロウェー)」を用いたロケットシステムを共同で検討する旨の合意締結を行っている。
在日米国大使館にて調印セレモニー
7月9日(水)、ジョージ・グラス駐日米国大使臨席のもと、上述の合意締結に関する調印セレモニーが在日米国大使館で執り行われた。

調印セレモニーでは、ジョージ・グラス駐日米国大使のスピーチの後、ISCのCEO畑田康二郎氏とUrsa Major Technologies社 President of Liquid Systems(液体システムの責任者)のChris Spagnoletti氏が、両社による共同検討ならびに、日米の宇宙ベンチャー企業による今後の交流・事業創出についてスピーチを行った。