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[小林啓倫のドローン最前線]Vol.43 米中対立がカリフォルニア州の山火事を悪化させる?

[小林啓倫のドローン最前線]Vol.43 米中対立がカリフォルニア州の山火事を悪化させる?

選挙イヤーで深まる米中対立

2020年は新型コロナウイルスのパンデミックという、歴史に残る出来事があった年になったが、世界にとってもうひとつ大きなイベントが控えている。それは米国の大統領選挙だ。もちろんそれは私たちにとって、外国の指導者を選ぶ選挙に過ぎないが、米国という超大国にどのようなトップが君臨するかは、日本人の生活やビジネスにも大きく影響してくる。

さらに大統領選を控えた時期になると、米国の政治は大きな動きを見せることが多い。当選を狙う候補者が、有権者にアピールするために大胆な行動に出るためだ。特に現職の大統領が再選を狙う場合、米国内の有権者に「ウケる」内向きの政策が取られる傾向がある。貿易摩擦が発生している国に対して、「国内の雇用を守る」などの名目で、一方的な制裁を発動するといった具合だ。

いま発生している米国と中国の対立も、根本的な原因はさまざまなところにあるものの、それが過熱している要因は米国が選挙イヤーであることが大きいと言われている。現職のトランプ大統領は熱狂的な支持者を抱えているものの、その反面で不人気の割合も高く、選挙に向けてアピールできる成果を欲している。そこで「パンデミックの原因をつくり、経済においても不正な競争をしている」(これはあくまで米国の主張であり、その正しさをめぐる論争には立ち入らないでおきたい)中国を叩くことで、手っ取り早く国民の支持を得ようというわけだ。

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