10月5日にロンドンで開催されたHelitech Expoで、「eVTOL Safety Leadership Group(eVSLG)」コンソーシアム(共同事業体)発足が発表された。
eVSLGは「産業界のためのオープンスペース」として、通常のCAA(英国民間航空局)のガバナンスプロセスとは別に存在し、
eVTOL市場が「英国の最高レベルの航空安全を維持しつつ、離陸を成功させる」ことを目的としている。
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eVSLGには、CAAに加えて、Joby Aviation社とVertical Aerospace社、英国航空事故調査局と航空サービスプロバイダーのNATS、航空機運航会社のBristow Helicopters社、Flexjet社、Virgin Atlantic社が設立メンバーに名を連ねている。
また、British Helicopter AssociationとGeneral Aviation Safety Councilも参加している。eVSLGは、CAAのRapid Capabilities Officeの責任者であるリック・ニューソンと、Bristow社のマット・ローズが共同議長を務める。
eVSLGコンソーシアムの設立は、英国の空域でeVTOL機やドローンタクシーが現実のものとなる未来に向けた重要なマイルストーンです。今後5年以内に商業運航が開始される可能性がある中で、eVTOL運航の中核となる強固な安全文化の構築は極めて重要です。
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と、ニューソン氏はコメントした。またローデス氏は以下のようにコメントしている。
eVTOL機は、この業界において重要かつ革命的な変化をもたらすものであり、この動きの速いダイナミックな技術に合わせて安全プロセスを進化させていく必要があります」と述べています。私たちは、安全性に関わる重要なデータやベストプラクティスを共有することで、成功に向けて協力していきます。
英国のVertical Aerospace社は、5人乗りの完全電動エアタクシー「VA-X4」の初期認証をCAAとすでに実施済だ。カリフォルニア州に本社を置くJoby社は、英国市場での計画を公にしていない。eVSLGの設置は、eVtolそして空飛ぶ車が現実化であることは言うまでもない。