Hondaは、2040年代には 全ての二輪製品でのカーボンニュートラルを実現することが目標だ。この目標を達成するため、今後の環境戦略の主軸として二輪車の電動化に取り組んでいる。
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2024年を電動二輪車のグローバル展開元年と位置付け、電動二輪市場への参入を本格化する。2026年までを市場参入期、2026年から2030年を事業拡大期、2030年以降を事業本格拡大期と位置付け、戦略的に電動二輪車の市場投入を推進するという。
今回発表したCUV e:とICON e:は、2023年11月29日に開催した「2023 Honda電動二輪事業説明会」において公表した「2030年までに、グローバルで電動モデルを30機種投入」における、それぞれ10機種目、11機種目に相当し、2030年の目標に対して着実に歩みを進めている。
CUV e:とICON e:は、両モデルともインドネシア国内での生産を予定しており、それぞれの地域のニーズに応じて適切な場所で生産をするとともに、インドネシアを皮切りにグローバルに展開していくという。
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また、電動コミューターのラインアップの強化により、Honda Mobile Power Pack e:搭載モデルのみならず、固定式バッテリー搭載モデルも加わることで、今後もユーザーの求めに応じて多様な選択肢を増し、電動二輪車をより身近なものにしていくとしている。
Hondaは、これからもより多くのユーザーの要望に応えられるように、コミューターをはじめとした電動二輪車のフルラインアップ化への取り組みを加速させ、電動二輪車の多彩なバリエーションを構築していきます。
CUV e:
CUV e:は、交換式バッテリーHonda Mobile Power Pack e:を2個動力源に使用した排気量110cc相当のモデルだ。これは、2023年に東京ビックサイトで開催された「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」で、ワールドプレミアとして出展した「SC e: Concept」を市販化したものだという。
CUV e:のネーミングは、1994年にHondaが初めてリース販売した電動スクーター「CUV ES」に由来している。CUV e:は、CUV ESと同じシティーコミューターコンセプトとして開発され、「多くの方の街中での快適な移動を実現する電動スクーター」であることから、Clean Urban Vehicle に、Hondaの電動車両を示すe:を加えてCUV e:とし、新時代のパーソナルコミューターの位置付けだ。
デザインは、EVならではのシンプルでスマートなスタイリングと、一目でCUV e:とわかるアイコニックなフロントコンビネーションライトおよびリアコンビネーションライトを採用。
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動⼒⽤電源には、交換式バッテリーのHonda Mobile Power Pack e:を2個使⽤。Honda独自開発の自社製モーターを採⽤し、磁気回路と構造の最適化により高効率化を図ることで、航続距離向上に寄与している。
またさまざまな走行シチュエーションやお客様の好みに応じて、3つの走行モード(STANDARD、SPORT、ECON)から選択ができ、狭い場所での切り返しに便利なリバースモードも搭載。
さらにバイクとスマートフォンをBluetoothで接続することで、通話やナビゲーション機能などを利用できるHonda独自のサービス、Honda RoadSync Duo®を装備したタイプも設定している。
ICON e:
ICON e:は、Honda Mobile Power Pack e:を搭載した、日本では原付一種相当の「EM1:e」をベースに、バッテリーを含む主要電動部品を変更し、エクステリアはインドネシア向けとして一新した新たなモデルだ。
動力用電源には、中国で普及している三元系リチウムイオンバッテリーを採用し、充電は車載状態、バッテリー単体の二通りが可能。
後輪にコンパクトなインホイールモーターを採用し、パワーコントロールユニットがモーター出力を効率的に制御することで、一充電あたりの走行距離50km以上を実現。クリーンで静かに走行できる。
シート下には、ヘルメットを収納するスペースの他、小物の収納が可能なラゲッジボックスを確保。また、フロント部内側にはフロントインナーラックと、携帯端末の充電にも便利なUSB Type-Aソケットを標準装備。日常で使い勝手のよい機能を備えている。
ヘッドライトは凹凸のないフラッシュサーフェスのシンプルなデザインとし、アイコニックな表情を演出しています。また灯火器には、夜間走行時の安心感にも貢献する高輝度なLEDを採用。
メーターには、反転液晶表示としたフルデジタルメーターを採用。スピードメーターや時計に加え、バッテリーの残量表示などさまざまな情報をシンプルに表示することで、優れた視認性に寄与している。
※日本での発売は未定