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ニュース

炎重工製水上ドローンを使った小規模橋梁点検診断システムを公開試験

早稲田大学の佐藤靖彦研究室と長野県安曇野市は、炎重工株式会社製の水上ドローンを遠隔操縦する小規模橋梁点検診断システムの公開試験を実施した

2024年11月7日
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公開試験は2024年10月2日(水)に長野県安曇野市・矢原堰にて行われた。自治体職員、橋梁点検事業者など、約45名が参加した。水中の藻や浮遊物・段差などの影響を受けずに安定航行できるよう、船体上部に設置したプロペラを推進力としているため、水中生物を傷つける・不必要に水を撹拌するといったリスクもないという。

Contents
水上ドローンによる小規模橋梁点検診断システム開発の背景従来の橋梁点検方法との比較水上ドローンを活用する理由

参加者はFPVプロポによる水上ドローン遠隔操作による小規模橋梁点検を体験した。参加者のほとんどは水上ドローンの操作は初めてであったが、10分ほどで慣れ、堰にかかる橋の下を何度もくぐらせて撮影する、向きやスピードを自在に調整するなど、実際の橋梁点検をシュミレーションする動きを確かめていた。

水上ドローンによる小規模橋梁点検診断システム

水上ドローンを使った小規模橋梁点検診断システムとは、水上ドローンとAIを活用し、小規模橋梁の点検・診断・措置の記録データの可視化・一元管理を行う、早稲田大学 佐藤靖彦研究室と長野県安曇野市が共同開発しているシステムだ。

水上ドローンで撮影した橋梁の画像をAIスクリーニングすることにより、人が詳細確認するべき橋梁部位を自動的に診断。スクリーニング結果を地図上に可視化して情報を集約することにより、橋梁点検の省力化に貢献するという。

開発の背景

長野県安曇野市は管理している橋梁の90%以上が堰や用水路にかかる小規模橋梁であり、桁下が低い・橋長が短いといった理由で人や点検車が入りづらく、橋梁点検の労力が大きな負担となっており、安全に効率よく点検できる仕組みを模索していた。

従来の橋梁点検方法との比較

橋梁点検にかかる時間の目安は以下の通り。

点検車 126分/橋
梯子 114分/橋
通常目視 96分/橋
水上ドローン 5分/橋

※面積60㎡(橋長×幅員)の橋を想定(提供:早稲田大学 佐藤靖彦研究室)

2人で週に10カ所回ると仮定すると、点検車を使用した場合と比較して約40時間/週(約1人分)の短縮に貢献することになる。

水上ドローンを活用する理由

同システムは橋梁の撮影が必須である。水上ドローンを活用すると水中の藻などが絡まず、堰や用水路の段差も越えることができ、安定したスムーズな映像を撮影できる。

「水上を航行する」ため、1つの河川や堰・用水路にかかる複数の橋梁を、1台の水上ドローンで通過しながら連続で撮影できる利点もある。スーツケースで持ち運べて電車移動も可能なコンパクトな設計も、同システムによる小規模橋梁点検の省力化に寄与しているという。

▶︎炎重工

TAGGED: ドローン, ドローン点検, 水上ドローン, 炎重工
watanabe 2024年11月7日
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