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PAL-Vの空飛ぶクルマ「Liberty」、ローターブレードの開発に成功。量産準備へ

PAL-Vは、オランダ航空宇宙センター( 以下:NLR)との協力の成果として、空飛ぶクルマ「Liberty」用のローターブレードの開発を成功裏に完了した

2024年11月29日
241129_PAL-V_top

ローターブレードの開発により産業化フェーズが開始された。この成果は、PAL-Vの革新的なFlyDriveビークル(空飛ぶクルマ)の量産に向けた一歩となるとしている。

PAL-Vのローターブレードの設計は、オランダを代表する航空宇宙研究機関であるNLRによって行われた。NLRの航空宇宙工学や複合材料構造における豊富な経験は、設計の改善と最高水準の性能および安全性を確保する上で極めて重要だったという。

このローターブレードは、同等のブレードと比較して空気抵抗が20%低減され、効率性が向上し、燃料消費も削減される。また、先進的な複合材料技術のおかげで、2枚のローターブレードのセットはわずか35.8kgの重量でありながら、長さはほぼ11メートルに達する。

241129_PAL-V_01

PAL-VとNLRはローターブレードの完成度を高めるために緊密に協力し、現在は量産が可能な段階に到達している。PAL-Vは既にオランダ本社近くに小規模な組立拠点を設けており、Libertyの量産準備を進めている。

PAL-Vの空飛ぶクルマ「Liberty」、初の定期技術検査に合格。航空認証の最終段階に集中へ

フリース氏:高性能複合材製ローターブレードという新技術で、また一つのマイルストーンを達成できたことを大変喜ばしく思います。PAL-Vと共に技術的な課題を克服し、ローターブレードが産業生産に対応できる状態に仕上げました。ジャイロプレーンのローターブレードは、モーターではなく空気の流れによって回転して揚力を生み出します。これをオートローテーションと呼びます。つまり、PAL-Vのローターブレードは飛行中はそのまま翼の役割を果たします。
さらに軽量であるだけでなく、中間ヒンジを備えているため、ブレードを折りたたんで車両を全長4メートルのコンパクトなサイズで走行できるようにする設計が特徴であり、他に類を見ないユニークなものとなっています。

241129_PAL-V_02

NLRの最先端設備は、風洞実験施設、複合材料製造施設、構造試験装置、さらには滑走路まで含まれており、PAL-V Libertyの各部品やサブシステムの研究開発や認証試験にフル活用されている。NLRとの提携は、PAL-Vが初の量産モデルを発売する段階に向けて引き続き重要な役割を果たすとしている。

ディンゲマンセ氏:PAL-Vは設立当初から、先進的エアモビリティ市場(AAM)の先駆者として、既存の規制を活用する姿勢で他のプレーヤーを凌駕してきました。多くのサプライヤーやNLRのような著名なパートナーの支援を受けながら、PAL-Vは現在、航空認証の最終段階である適合性の実証に集中しています。
量産開始後3年間分の受注が、主に法人顧客および一部の個人顧客によって既に埋まっており、PAL-V Libertyは世界的に増大するモビリティ課題を解決するために活用される予定です。

▶︎PAL-V

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