2025年1月に発生した埼玉県八潮市の道路陥没事故で、下水道管に落下したトラックのキャビンを発見し、一躍注目を集めるようになったLierawareの「IBIS2」。ブースにはおなじみの狭小空間が設けられ、IBIS2がそのなかを飛行する姿が見られた。
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報道でIBIS2の活躍を知った来場者も多かったようで、担当者は次のようにコメントしている。
八潮市の事故後、下水道点検に関する引き合いは、自治体からも事業者からも確実に増えてきています。また、我々から導入を提案するケースもあります。点検の成果も出てきており、手応えを感じています。
ブースには、担当者がIBIS2を操縦する様子を観察したり、送信される映像を確認したりといった、実際に導入することまで見越して、IBIS2をチェックする来場者の姿も見られた。
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LierawareではJR東日本と合弁会社「Calta」を設立し、都市のデジタルツイン化を目指すプラットフォーム「TRANCITY」の開発に取り組む。IBIS2で取得したデータも、TRANCITYに取り込み処理することができるようになっており、狭小空間の3D化に寄与する。

担当者は取り組みの重要性を次のように説明してくれた。
天井裏や機械室の配管の裏など、しっかり点検したい箇所ほど図面やデータがありません。IBIS2のような小型ドローンで調査を実施して、日々の点検業務などに利用でき、かつ次世代にも残せるようなデータを作れるのは意義深いと考えています。