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コラム田口厚

[田口 厚のドローンプロジェクト日誌]Case.03 知っているようで知らなかったドローンの保険事情

2016年8月19日
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墜落して思うドローン保険のこと

先日、大切にしていたDJI Phntom3 Professionalが墜落しました。人がいない無人地帯でクライアント様とフライトテストをしていたので人的被害はありませんでしたが、Phantom3はカメラレンズが割れ、ジンバルが破損し、筐体も歪んでしまいました。あのクライアント様との微妙な雰囲気、なんとも言えませんね(苦笑)クライアント様はもちろん気遣ってくださり、自分は「大丈夫ですよ!」と強がって見せますが、実はお互いに経済的に少なくない損害だとわかっている…。なんとも言えない空気が流れます。

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Contents
墜落して思うドローン保険のことまずはここから 1年間無料の無償付帯保険補償の対象外になる事故補償もたっぷりの有料保険 DJIドローン賠償責任保険驚くほどリーズナブルな価格とそのからくり機体の損傷に保険を掛ける DJIドローン機体保険

SONY DSC

さて、まさかの墜落を経験して気づいたことがありました。DJI Phantomシリーズは1年間無料の保険が付いており、対人最大1億円、対物最大5,000万円の補償があることは知っていたのですが、この保険はどのようなときに補償されるものなのだろうか?1年後はどうしたらよいのだろう?今回のような自損の場合に補償してくれる保険はないものか?…そんな疑問が湧いてきました。業務でドローンを利用している以上、保険は必ず必要なものであり、説明の責任もあります。これはいい機会なので、DJIドローンの保険について、保険を代理販売しているエアロエントリー様に問い合わせをさせていただきながら調べることとしました。

まずはここから 1年間無料の無償付帯保険

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まず、1年間無料で付いている「無償付帯保険」について。こちらはPhantomシリーズを購入した方はほとんどの方が入られているのではないでしょうか。この保険はPhantomシリーズ(3以降)、MATRICE100の購入者を対象に第三者への賠償責任保険を1年間提供する…というものです。1年間ということは、Phantom3が発売になったのが昨年の5月ですので、購入(無償付帯保険の申し込み)が早かった方はもう切れている場合がありますので注意が必要です。

この保険は、アクシデントにより第三者へ損害を与えてしまった場合に補償をしてくれます。操作ミスによって墜落、通行人に怪我をさせてしまった場合や、着地の失敗等により建物を破損させてしまった場合などです。ですので、ルールに従って、通常通り使う中で起きたアクシデントについては、この保険の補償対象に含まれることが大半だと思います。

補償の対象外になる事故

では、逆にどのような場合に補償の対象外なのか。まずはルールから逸脱した飛行をした場合。操縦者が故意に損害を与えた、機体の改造が原因で損害を与えた、そもそも法律を守らずに飛行していた…などです。これらは問題外かもしれませんね。

次に、意外と知られてないのですが、保険は「第三者への損害を補償するもの」であることです。機体を墜落させてそばにいた家族に怪我をさせてしまった場合や、自社の施設を損傷させてしまった場合は、補償の対象に入りません。自社のスタッフに怪我を負わせてしまった場合も同じです。例えば、自社の社屋を空撮していたときに、操作を誤って近所の建物に機体が接触、損傷を与えてしまったとしたらそれは補償の対象になるのですが、社屋に接触して窓ガラスが割れても補償の対象に入りません。あくまで「第三者への損害」を補償の対象にしていますのでご注意ください。

補償もたっぷりの有料保険 DJIドローン賠償責任保険

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では、この無料付帯保険が申し込みから1年経って期限が切れてしまったらどうしましょう…というところですが、その際には有料にはなりますが「DJIドローン賠償責任保険」というものがあります(DJI製フライトコントローラーを搭載した機体であれば申し込み可能)。こちらは、無料付帯保険の内容に加えて「人格権侵害(撮影によるプライバシー侵害等)」に対する保険が1事故最大1,000万円の補償で付いているほか、対人・対物の保険も1事故最大7億円(プランCの場合。Aは1億円、Bは3億円までの補償)まで補償してもらえます。業務でドローンを利用する場合、補償金額が7億円あるというのは万が一のときたいへん助かります。もちろん、無料付帯保険を利用している期間でも、この「DJIドローン賠償責任保険」を上乗せで契約できますので、万が一の備えを拡充したい方にはおすすめの保険です。

驚くほどリーズナブルな価格とそのからくり

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※クリックすると拡大します

そして気になる価格面ですが、これが非常にリーズナブルになっています。その秘密は、三井住友海上の保険にDJI JAPAN株式会社が契約者として団体保険に加入し、その団体保険に対して各申込ユーザーが加入する…という少し特殊な仕組みの構築にあります。個人が個別に保険加入するよりも非常にリーズナブルです。

ただし、注意しなくてはならないのは期限です。DJI JAPAN株式会社と三井住友海上の保険契約が2017年1月10日までとなっていますので、どの時期に加入しても2017年1月10日に一度契約が切れることになります。そのかわり期間中に保険加入した場合は残り期間に対する保険料…という設定になっていますので、申し込みをした月によって保険料が変わります。DJI JAPAN株式会社が加入している団体保険をベースにしているため、期間と料金設定が少しだけ特殊になっていますので、ご注意ください。

機体の損傷に保険を掛ける DJIドローン機体保険

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もうひとつ、気になるのは機体の損傷に対する保険ですね。機体の落下や衝突による損傷のリスクは想定しておかなければなりません。例えば、Phantom4の場合、墜落すると恐らくジンバルやカメラ部分を損傷することが多いと思うのですが、交換するだけで数万円は軽くかかってしまいます。しかし、機体保険の年間保険料は1万円以下、免責金額4,000円で修理費用が補償されます(本体価格189,000円のとき)。また、プランによっては、代替機を購入する際の費用の一部等に使える「臨時費用保険金」が出るものや、代替機としてレンタルする際の「代替機賃借費用保険金」が出るものもあるので、機体の使用頻度が高い事業の方は選択肢として魅力的かもしれません。もちろん、機体保険もDJI JAPAN株式会社の団体保険に加入する形なので、非常にリーズナブルです。

保険の規約は細かい規定も多く、わかりにくいことも多いのですが、今回調べた内容を踏まえた上でご確認いただくといくらかわかりやすいかと思います。ドローンを飛ばすパイロットの責任として、保険の内容をきちんと把握した上で自分に最適なものを選択し、安全な運用を心がけていただければ幸いです。

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Editor 2016年8月19日
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