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コラム西村真里子

[ドローン女が行く!]Vol.01 ドローン×ヒューマンインタラクション。ライゾマティクスが語るドローンの未来

2015年8月27日
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ドローンによる撮影や配送が話題になる以前から「ドローン」のポテンシャルを察知し、NHK紅白はじめ多数のドローンプロジェクトを手がけるライゾマティクスリサーチ。彼らが考えるドローンの可能性、未来を取材するためにドローン女(西村真里子)が直撃した!

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Contents
ライゾマティクスが手がけたドローンプロジェクトにはどんなものがありますか?“fly – (2015 version)” elevenplay x rhizomatiks researchdrone + AR test 02 (Rhizomatiks Research)なぜドローンを活用しようと思いましたか?ヒューマンインタラクション。ドローンと対峙するダンサーの反応は?ドローンは自作ですか?機能として改良したいところはどこですか?ベンチマークとしているクリエイター・作品はありますか?ライゾマティクスリサーチのドローン制御システムを販売する予定はありますか?海外と日本、どちらが規制厳しいですか?ドローンに対する期待を教えてください。取材を終えて…

DRNJ01_rzm

オリジナルドローンとともに取材に応じていただいたライゾマティクスリサーチ真鍋大度氏、石橋素氏

Rhizomatiks

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ライゾマティクスでは、創立10周年を機に、より専門性の高いプロジェクトに対応していくため、各ジャンルのスペシャリストが率いる新部門を設立。新しく設立されるのは、リサーチ、テックマーケティング、デザイン、アーキテクチャーの4部門。統合した経営をライゾマティクスが行う。

Rhizomatiks Research

「Rhizomatiks Research」は人とテクノロジーの関係について研究し、アーティスト、研究者、グラフィック・デザイナー、スポーツ選手、ダンサー、振付家、演出家、音楽家、エンジニアなど様々なクリエーターとのコラボレーションワークを通じて世の中にアート、エンターテイメントプロジェクトを発表していくための組織。ライゾマティクスの中でも研究開発要素の強いプロジェクトを中心に行い、未来を切り開く新しい表現を探求。Perfume、ELEVENPLAYで行われたパフォーマンスプロジェクトやメディアアート、データアートプロジェクトを制作してきたチームを中心に構成され、企画、実装、オペレーション、プロジェクトにおける全ての工程を担当する。

ライゾマティクスが手がけたドローンプロジェクトにはどんなものがありますか?

石橋素氏:すでに5~6個手がけてますね。2013年冬のやくしまるえつこ「X次元へようこそ」MVが一番最初のプロジェクトかな。その次がAppleの30周年の映像。こちらはテストビデオ。

2014年6月にはショートショートフィルムフェスティバルのオープニングでシャンパンメーカーMoët & Chandonのためにドローンを活用しましたね。

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真鍋大度氏:2012年 memoがカンヌで初めてステージドローンを使い、アルスでも実施していたのを見て面白いなと思っていました。彼らに直接相談したこともあります。我々も2012年にNHK紅白向け演出でドローンを提案してました。

彼らの最新作品「fly」と最新テスト映像はこちらだ。

“fly – (2015 version)” elevenplay x rhizomatiks research

Artistic direction and Choreograph: MIKIKO(elevenplay)
Music: Ametsub
Dancer: YUKA NUMATA and MINAKO MARUYAMA(elevenplay)
Artistic direction and drone+light programming:Daito Manabe (Rhizomatiks)
Light drone design and development : Motoi Ishibashi
Light drone development : Youichi Sakamoto, Momoko Nishimoto
Support: Rhizomatiks, elevenplay and P.I.C.S.
Light device development support: Color kinetics
Developed for MOSAIC 2015
DVD and more about ELEVEN PLAY

drone + AR test 02 (Rhizomatiks Research)

なぜドローンを活用しようと思いましたか?

真鍋氏:活用しない理由がわからない。笑。汎用性が高いから何でもできる。カメラを取り付けて撮影するというのがポピュラーだと思うけれどそれは使い方としてはほんの一例。

ドローン単体というよりは、人とコラボさせるヒューマンインタラクションの試みが面白いと考えてプロジェクトを立ち上げました。人とドローンを3次元空間内で踊らせることはできないか?と考えて実施したのが表参道スパイラルで発表したダンサーとドローンのステージパフォーマンスです。

石橋氏:もともとParticlesというたくさんの光るボールがレールの上を転がる作品を作ったり、モーター制御のボールを頭上で飛ばしたり。空中に物体が浮く演出はライブ演出として面白いので実施していました。ドローンはその延長上にあるんですよね。ドローンだけのショーはあまり手がけない。唯一手がけたのは今年の六本木アートナイト2015にて、ドローンのノイズと動きをコントロールするパフォーマンスを行ったけどなかなか渋い作品になりました(笑)。

ヒューマンインタラクション。ドローンと対峙するダンサーの反応は?

石橋氏:ドローンと踊るという未知の体験にダンサーも最初は怖がってました。どれぐらいの距離を保つことができるのか、そしてドローンのスピードが把握できてないので距離感・スピード感を探る際に恐る恐る練習していました。どういう性質のものかわからないものには怖れを抱いてしまうのが人間です。ただ、1年後に再演した際にはとても自然にドローンに慣れて踊っていました。

真鍋氏:演出振付家MIKIKOさんとのコラボレーションではドローンに限らず新しい人間と機械の関係を追求しているのですが、ドローンやロボットを扱うことで人間の感性や感覚が拡張されると考えています。三次元空間を自由に動くことが出来ることが重要なのですが、プロポやアプリで手動でドローンをコントロールするのではなくダンサーの動きをキャプチャし、そのデータを解析し、ドローンの動きを生成してダンサーとドローンのインタラクションのデザインを行っています。ドローンの動きをテクニカルチームではなく、演出・振り付けサイドで作るというのが重要な点ですね。

ドローンは自作ですか?機能として改良したいところはどこですか?

石橋氏:最初は市販されているものを利用していましたが、最近では自作パーツが多いです。パーツは主に中国とドイツから購入してます。flyduinoとか。改良してもらいたいのは、静音ドローンも出てきていると聞くけどドローンの羽の音が静かになってもらいたいです。ライブの時の羽音がなくなるととても良いと思ってます。

真鍋氏:初期作品のやくしまるえつこのMVは市販ドローンで撮影しました。ドローンに改良を求めるならバッテリーの持ちがいいものが欲しいですね。 あとは、自律制御機能が賢いドローン。

DRNJ_01_4

恵比寿にあるライゾマティクスリサーチのラボでは自作ドローンが床一面に並べられていた。

ベンチマークとしているクリエイター・作品はありますか?

真鍋氏&石橋氏:うーん。ベンチマークは多くないけど、問い合わせは多いですね。

真鍋氏:話題になったレクサスのプロモーションも実際に飛ばしていたのは数台でCG合成ですからね。シルクドソレイユのやつも同じチームが先日プレゼンしていたけど色々観た感じだと今のところ映像だけなのかもですね。彼らが今作っているAIRというドローンショーはものすごく大規模。年末には出来るそうですけど、今のところCG映像のデモだけなのでベンチマークにはならないかなぁ。逆に技術の相談をされたことがありますよ(笑)。独自の制御と演出のシステムを組み上げて実際にステージショーでドローンを演出で使っているのは、僕らが技術担当してMIKIKOさんが演出しているものと、memo君くらいじゃないですか?

ライゾマティクスリサーチのドローン制御システムを販売する予定はありますか?

真鍋氏&石橋氏:社内ではそういう話もあるけど我々(真鍋&石橋)はあまり興味ないですね。作りたいものを作っているだけなので。

石橋氏:ムービングライト同様、照明卓などでオペレーション出来るようになると販売も可能かもしれないですね。

真鍋氏&石橋氏:現在は3DCGソフトMAYAで書いたパス上を飛ぶようになっているのですが、制作用と本番用はアプリが別だったり、自分用に最適化されているために誰でも使えるようにするのは大変ですね。ライブ向けのシステムは例外処理部分の開発が半分以上を占めていますが、相当色んなことを想定して設計しています。不測の自体を想像する力が必要なんです。僕らは映像作品のためではなく実際のライブで使うことを前提としているので技術的なハードルはかなり高いです。

DRNJ_01_2

ライゾマティクスリサーチ真鍋大度氏

海外と日本、どちらが規制厳しいですか?

石橋氏:いまヨーロッパでは網で囲われた中でのみドローンパフォーマンスが許可されているんですよね。

真鍋氏:我々もドローンをステージで飛ばすのは技術的な問題もありますが、規制との戦いも大きかったですね。2013年のNHK紅白向けのデモンストレーションの際は紐付きドローンで実施してましたが当時は実績があまりなく採用されませんでした。あと、モーションキャプチャの設置の問題も解決出来ていなかったので超音波とマイクアレイで位置計測とか色々と試しましたね。一部テスト動画がありますがまだまだ本当にテストという感じですね。あまり参考にならないかもですが、良ければご覧ください。

2014年のNHK紅白で採用されたのはNHKプロフェッショナルの生放送で問題なく使えたということもあると思いますが、この24台のテストフライト映像があったからですね。

ドローンに対する期待を教えてください。

DRNJ_01_5

ライゾマティクスリサーチ石橋素氏

真鍋氏:小型化され、どんどん利用領域は広まっていますね。屋外は危険なので規制されても止むを得ないと考えています。屋内での活用に関しても何かしらのルールがあるといいですね。最近は海外からのオファーも多いので実現できればと思ってます。

石橋氏:自分たちの作品では使っているけどコミッションワークではまだやってないので今後はクライアントワークもやってみたいですね。

取材を終えて…

ドローンの利用用途は撮影と搬送と考えている方も多いかもしれない。ライゾマティクスリサーチは「ドローン」という個体そのものをクリエイティブアセットとして活用し表現の幅を広げている。人間の進化は未知なるものを取り込み新たな体験を獲得して発展する。ライゾマティクスは進化を加速させている、ドローンはその一役を担っている。世界が彼らに注目する理由が掴めた取材でした。

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TAGGED: Rhizomatiks, Rhizomatiks Research, ドローン, ドローンショー, ドローン女が行く!, ライゾマティクス
Editor 2015年8月27日
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