DRONE
  • DRONE
  • MOBILITY
  • SPACE
  • ROBOTICS
  • 特集
  • コラム
  • ニュース
  • ABOUT US
Reading: 月面探査車YAOKIを開発するダイモン、天井裏点検ロボットの開発に着手
Share
DRONE
  • DRONE
  • MOBILITY
  • SPACE
  • ROBOTICS
  • 特集
  • コラム
  • ニュース
  • ABOUT US
検索
  • DRONE
  • MOBILITY
  • SPACE
  • ROBOTICS
  • 特集
  • コラム
  • ニュース
  • ABOUT US
Follow US
© 2013-2022 DRONE. All Rights Reserved.
ニュース

月面探査車YAOKIを開発するダイモン、天井裏点検ロボットの開発に着手

株式会社ダイモンは、月面探査車YAOKIを開発してきた技術を活用し、それを地上での課題解決に向けて応用した新型の「天井裏点検ロボット」の開発に着手した。2024年内の開発完了を予定

2024年2月13日
240213_YAOKI_top
SHARE

同開発は、1960年代からの高度経済成長期に建設された老朽化ビルの維持・保全を目的としている。超軽量・小型で転んでも走行可能な月面探査車YAOKIの強みを活かし、天井裏点検ロボットとして改良することで、複雑な天井裏や配管設備を安全かつ効率的に点検するという。

- Advertisement -
Contents
背景・課題月面探査車YAOKIについてYAOKIを改良して開発する天井裏点検ロボット

また、同事業において、弊社は東京都中小企業振興公社の助成事業「令和5年度TOKYO地域資源等を活用したイノベーション創出事業」に採択された。

背景・課題

東京都の都市部では、1960年代から始まった高度経済成長期に今のビルの大半が建設された。現在これらのビルは老朽化が進み、修理・補修にまず点検が必要な状態にあるという。しかし、天井裏など人が入れない場所の点検が困難であることが課題となっている。そこで、同社は月面探査車の開発で培った技術を活用し、ビルの天井裏点検に適した超軽量小型ロボットを開発している。

老朽化が進んだビルは、メンテナンスが非弱な場合が多く、特に天井裏の配管設備の劣化が顕著に進んでいるという。この配管から一度でも水洩れが発生すると、周辺部に水が溢れ、コンクリートに浸水し、ビルの寿命を一気に縮めることになる。これら老朽化が進んでいるビルの維持・保持が都市部の喫緊の課題となっている。

- Advertisement -

天井は人の体重には耐えられず、天井裏に人が入ることができないため、対象エリア全域を洩れなく点検することが困難だという。そのため、作業時間も多く必要となり、さらに点検中は周辺エリアのビル内での通常営業を止めてしまうため、点検作業のコストが高くなっている。ドローンによる点検も使われ始めていますが、配管の裏や狭い隙間の点検精度が悪く、また1回の点検時間が限られるという問題もある。

上記のような課題は、2018年頃から顕在化し、年々増加、2030年には「都市寿命」を迎えるとされ、早急な対応が必要な状況となっている。

月面探査車YAOKIについて

同社が開発する月面探査車YAOKIは、双輪式で重量が0.5kg(従来比1/10)、大きさが15x15x10cm(従来比1/50)と超軽量小型を実現している。また、カメラの映像を頼りに地球から遠隔操作する。車輪は球形で車体を覆い、上下対象で、全体的にラグビーボールのような楕円形なため、転んでも倒れても走行可能で、その特徴から「七転び八起き」に由来して「YAOKI(ヤオキ)」と命名された。

YAOKIの初回のミッションは2024年春を予定しており、米Intuitive Machines社の月着陸船Nova-CにYAOKIを乗せ、月の南極付近に送り込みます。月面着陸後、YAOKIは地球からのリモート操作による月面走行および月表面の接写画像データの獲得など、超小型ロボットによる月面運用を実施します。

240213_YAOKI_01
月面探査車YAOKI

YAOKIを改良して開発する天井裏点検ロボット

同社では「月面探査事業」を主力事業として邁進する一方、「地上ロボット事業」への技術展開を図っている。同開発は、月面探査車YAOKIの特徴である、シンプル、小型軽量、高い走破性を活かし、地上点検ロボットへの展開を図ったもの。その中でも特に市場ニーズの高い、天井裏点検ロボットの開発をスタートした。

- Advertisement -

同ロボットは、ビルの天井裏等の人が立ち入れない狭いスペースや危険な領域の点検を可能とし、ビルの定期的な点検作業を効率化する。さらに、広角カメラや立体把握センサー等を搭載することで、より高精度な点検が可能となるという。これにより、ビルの寿命を延ばし、都市部の安全と環境保全に大きく貢献するとしている。

240213_YAOKI_02
天井裏点検用YAOKIのプロトタイプ

同社は、月面探査車から天井裏点検ロボットに転用するために必要な改良項目として、具体的には下記を挙げている。

  • 構造変更:2輪を4輪に変更し、配管等障害物の乗り越え性能を上げる
  • 材料変更:車輪を耐熱樹脂から、弾性材等に変更し、グリップ力を高める
  • 形状変更:車輪を月面砂地走行に適した形状から、点検に適した形状に変更し、走行の最適化を図る
  • センサー変更:月面探査用カメラから、広角カメラに変更し、立体把握センサー等を追加搭載することで、点検精度を高める

2024年内には開発完了予定で、販売先として、ビルのオーナー、管理会社、メンテナンス会社などを想定。また、将来的に「公共施設ビル」「マンション」「配管などのインフラ設備」など対象ビルの追加により、事業の拡大を図る計画だ。また、今後は被災地救済ロボット、配管・廃炉点検ロボットなどへの応用も計画しているという。

▶︎ダイモン

DJI Matrice 4Tが広大な遊水地上空で活躍。DJI Dock 2も投入、ドローンによる「ヨシ焼き」残火確認 現場レポート
2025年3月21日
大林組とKDDIスマートドローン、ドローンポート「DJI Dock 2」を活用し能登半島で道路工事の作業効率化を推進
2024年11月20日
ドローン操縦スキル上達のために。DPA回転翼3級から国家資格がベスト![後編]
2024年9月30日
ドローン操縦スキル上達のために。DPA回転翼3級から国家資格がベスト![前編]
2024年9月30日
TAGGED: ロボット, 株式会社ダイモン, 点検ロボット
watanabe 2024年2月13日
Share this Article
Facebook Twitter Copy Link Print
Share
Previous Article 240213_Bell_HSVTOL_top Bell、ホロマン空軍基地で高速垂直離着陸(HSVTOL)技術を実証
Next Article 240213_EPFLLIS_top EPFLLIS、ドローンが停止と歩行ができるようになる爪を開発。鳥にヒントを得て設計
- Advertisement -

最新ニュース

地球の磁気バリアの破れを可視化する
千葉大学ら、地球の磁気バリアの破れを可視化する
ニュース 2025年7月15日
250714_Co-Creation_with_Network_top
中国電力ネットワーク、インフラ点検ノウハウ活用したドローンショーサービスの実証を開始。DSJ社と連携
ニュース 2025年7月15日
「再帰性反射可変QRコードのライフジャケット」南海トラフ大地震で人命救助に役立つ!
「再帰性反射可変QRコードのライフジャケット」南海トラフ大地震で人命救助に役立つ!
ニュース 2025年7月15日
250714_Oakley_top
OakleyとAxiom Space、宇宙飛行士のための次世代バイザーシステムを発表。月面探査のために設計、地球で検証済み
ニュース 2025年7月14日
250714_ISC_top
将来宇宙輸送システム、米Ursa Major Technologie社とエンジン追加調達・共同開発で合意。日米協力で宇宙輸送を加速
ニュース 2025年7月14日
- Advertisement -

関連記事

最先端ヒューマノイドロボット「Unitree G1 レンタルサービス」開始
ニュース

EmplifAI 、最先端ヒューマノイドロボット「Unitree G1 レンタルサービス」開始

2025年7月10日
兼松、ニッセイと「球状歯車機構」の実用化に向けサブライセンス契約を締結
ニュース

兼松、ニッセイと「球状歯車機構」の実用化に向けサブライセンス契約を締結

2025年7月9日
国産AIヒューマノイド「HL Human」初公開 ─ 複雑作業の自律化に挑む
ニュース

Highlanders Inc, 国産AIヒューマノイド「HL Human」初公開─ 複雑作業の自律化に挑む

2025年7月9日
四足歩行ロボット
ニュース

ポケット・クエリーズ × 鴻池組:切羽観察をロボットで革新!トンネル掘削の「危険作業ゼロ」へ挑戦

2025年7月8日
Previous Next

DRONEとは

DRONE(https://www.drone.jp/、以下本サイト)は、ドローンやマルチコプターについての本格的な解説やおすすめ、最新情報を発信する日本初のメディアとして、「Explore the Future」をタグラインに2015年スタートしました。

2022年、時代とテクノロジーの急速な進化を押さえ、ドローンを起点に、「空飛ぶクルマ」、「自動運転」、「AI」、「ロボティクス」、「電気自動車(EV)」、「宇宙関連」など、時代を変えていく国内外のテクノロジーについて、幅広くみなさまにお伝えします。

メディアパートナー

ページ一覧

  • Home
  • DRONE
  • MOBILITY
  • SPACE
  • ROBOTICS
  • 特集
  • コラム
  • ニュース
  • ABOUT US
  • プライバシーポリシー

アーカイブ

姉妹サイト

PRONEWS(プロニュース)は、デジタル映像制作専門情報Webメディア

DRONE
Follow US

© 2013-2023 DRONE. All Rights Reserved.

Welcome Back!

Sign in to your account

Lost your password?