飛助10リリースの背景
農家の高齢化を背景に、省力化・省人化を目的として、規模の大きい農家を中心に大型ドローンが一定程度市場に出回ってきた昨今、マゼックスでは改めて顧客・ユーザーの声や使用状況、マーケットから求められているニーズを踏まえ、これに応える機体「飛助10」をリリースすることとした。
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現在、自動航行やデータの高度活用などに注目が集まる中であっても、本来の使い勝手の良さを追求し、確かな散布能力を備えた機体が求められている。そうしたニーズに応えることを目指し、マゼックスが開発した製品が飛助10である。
主な特徴
飛助10は、マゼックスのベストセラー機「飛助DX」の基本性能を継承しつつ、各種機能をさらに進化させた最新モデルである。10Lのタンク容量を備え、日本の圃場に適したコンパクトな設計と、一人でも効率的に作業が可能な操作性を兼ね備えた農業用ドローンで、中山間地域や狭小農地での防除作業はもちろん、畑作や果樹の防除まで幅広く対応する。
通常、プロペラの大型化に伴い機体サイズは大きくなるが、飛助10では設計の最適化により、強力な風量を維持しながらも、取り回しの良いコンパクトなサイズを実現。操作面では、フタバ製の送信機を使用し、マニュアル操作を基本とした直感的で容易に操作できる設計となっている。
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従来、農薬散布ドローンでは薬剤の飛散(ドリフト)が課題とされていたが、飛助DXで採用された大型4枚プロペラと独自の特許技術により、これを大幅に低減。飛助10ではさらにプロペラサイズを34インチへと拡大し、強力なダウンウォッシュを実現。薬剤を作物の根元まで確実に届けるとともに、より安全で安定した防除作業と飛行を可能にしている。
製品情報
製品名:飛助10
出荷開始:2025年7月下旬(予定)
ラインアップと価格(税込)
- 飛助10 アドバンス+バッテリー2本:1,265,000円
- 飛助10 プロ(2025年10月上旬発売予定)+バッテリー2本:1,540,000円
推奨されるユーザー層
- 必要十分な性能と簡便な操作性を求める方
- 自動航行なしで作業効率を高めたい散布代行業者・プロユーザー
- 10Lクラスのドローンからの乗り換えを検討中の方
飛助シリーズ比較表
