DJI、新型ポータブル電源「DJI Power 2000」発売。コンパクトながら出力と入力の性能向上

わずか85分1で80％まで充電可能、最大22,528Whまで拡張でき、アプリで操作可能な「DJI Power 2000」は、家庭用バックアップ、ロードトリップ、キャンプ、映画およびテレビ制作など、様々なシーンに最適なポータブル電源だという。

DJIのコーポレート戦略シニアディレクター、Christina Zhang氏は次のようにコメントしている。

DJIのプロダクトエクスペリエンスディレクターであるFerdinand Wolf氏は、次のようにコメントしている。

大きなパワー、コンパクトなサイズ

DJI Power 2000は、2,048Whの容量をコンパクトな32.6リットルのコンパクトボディに収めている。そのわずか40.6cm（16インチ）のサイズは、携帯性に優れていてどの車やRVにも簡単に収納でき、家庭内でも目立たずに保管可能だ。前面にポート・操作ボタン・ディスプレイを集約したデザインにより、操作性と収納効率の両立を実現している。

最大10台の2,048Wh Power Expansion Battery 2000 1を接続することで、容量を22,528Wh1に拡張できるため、家庭の電源バックアップに最適だとしている。

また、追加の拡張ユニットにより、車で旅行する人や映像制作チームは必要な電力に合わせた最適な構成を選択し、安定した電力供給を確保できる。

連続2,700W出力を実現する複数のポートも搭載。家庭の停電時には、DJI Power 2000は完全放電まで2,700Wの出力を安定して維持し、電子レンジや冷蔵庫、照明など、家庭用電化製品の99％以上を確実に稼働させることが可能だ。また、DJI Power 2000は、4つのAC出力ポート、4つのUSB-Cポート、4つのUSB-Aポートを備えており、家庭環境はもちろん、屋外、移動中、さらには撮影現場でも、複数のスマートフォン、タブレット、高出力機器を同時にスムーズに充電できるとしている。

お好みの方法で充電

DJI Power 2000は、ユーザーのニーズに合わせた充電方法を柔軟に選択できる。外出先でも自宅でも、以下の充電方法から最適な方法を選ぶことが可能だ。

家庭用コンセント

高速で簡単に接続し、充電して出発できる家庭用電源は、最大2,200Wまでの高速充電をサポートする。0％から80％まではわずか85分、フル充電までは114分で完了する。出発直前に充電を始めても、いつでも出発できるという安心感を与えてくれる。

太陽光発電

DJI Power 2000は経済的で環境にも優しい、DJI Power 1.8 kWソーラー/車内超急速充電器を使って、最大1,800Wの太陽光発電による急速充電が可能だ。0％からフル充電まではわずか75分だ。

車内電源

DJI Power 1kW車内超急速充電器や1.8kWソーラー/車内超急速充電器を使えば、どんなドライブや、車の旅行でも快適に電力を確保できる。この充電方法では、自動車のオルタネーターからの余剰電力を利用してDJI Power 2000を素早く充電でき、一般的な乗用車やRVにも対応する。わずか145分で1ポータブル電源をゼロからフル充電できる。

インテリジェントハイブリッド充電

ACとDCの両方を使用した充電は、経済的かつ環境に優しく、非常に効率的だ。家庭用電源を使用する場合、DJI Power 2000をソーラーまたは車の接続と組み合わせることで出力を2,200Wに引き上げることができる。充電電力は、DJI Power 2000 Expansion Batteryを使用することでさらに増加し、出力は2,700Wになる。インテリジェント充電はクリーンな太陽光発電を優先し、家庭用電源からの電力使用を抑えて電気代を削減する。これは特にRVキャンプや緊急電源のニーズに役立つ。

DJI Power 2000は、無停電電源装置（UPS）モードも備えており、突発的な停電時にも継続的な電力供給を実現し、ユーザーに安心感を提供する。商用電源から電力供給を受けている本体にAC出力ポートを介して電気機器が接続された状態（本体と接続機器の両方が商用電源から電力供給を受けている状態）で、本体はUPSモードにデフォルト設定され、接続されたデバイス（またはデバイス群）は0.01秒以内に電力を受け取り続けられる。

超静音動作と高度な安全性

標準充電モードでは、DJI Power 2000は標準充電モードにて、ほとんどの家庭用冷蔵庫よりも静かであり、発生する音は30dB未満だという。安全性に関しては、ボディ構造やセル化学からシステムソフトウェアに至るまで、全体の設計において慎重に考慮されている。高度な電力管理システムを採用しているため、長期間オフにしても電力を保持し、電源を入れるとすぐに使用できる。

リン酸鉄リチウム（LFP）バッテリーは、4,000回のサイクル後でも80％の容量を維持する長寿命を誇る。これは1日1回のフル充電サイクルで、約10年間の使用に相当する。

スマートなバッテリー管理システム（BMS）は、包括的な保護機能を提供する。26個の温度センサーが常に放熱を監視し、デバイスは45℃（113°F）の高温下でも正常に動作する。さらに、21個のヒューズが各モジュールの回路を保護。電力使用が安全閾値を超えると、電源供給および充電の保護機構が自動で作動する。

さらに、BMSは、バッテリー保護を強化するために新しいサブナノコーティングを採用している。インバーターを保護するために新たにポッティング保護加工を採用しており、雨、結露、塩水噴霧といった環境下でも安全に動作する。これにより、海辺でのキャンプや高地でのドライブ中でも安心して使用できる。DJI Power 2000は難燃性材料で製造され、落下や衝撃による火災の可能性が低く、最大1トンの静圧耐荷重を備えている。

より万端な備えのための認証

DJI Power 2000はすべてのテストに合格し、一般社団法人防災安全協会からの認証を取得した。災害に備えるための画期的な製品であり、安全性、機能性、利便性を向上させ、安心を提供する。

DJI Homeアプリを介した遠隔操作

DJI Power 2000は、新しいDJI Homeアプリに直接接続可能だ。このアプリはシンプルで使いやすいインターフェースを備えており、AC出力のオン/オフをリモートで切り替えたり、パラメーターを調整したり、リアルタイムで電力状況を監視したりできる。ポータブル電源本体に加えて、Expansion Battery 2000や1/1.8kW超急速充電器のパラメーターの表示・調整も可能だ。DJI Homeアプリを使うことで、ユーザーはDJI Powerデバイスをリモートで簡単に管理でき、よりスマートで効率的な体験を実現するとしている。

拡張アクセサリー

DJI Power 2000は、2つの140 WのUSB-Cポートに、2つの65WのUSB-Cポート、4つのUSB-Aポート、4つのAC出力ポート、2つの完全なSDCポート、2つの1/4インチねじポートを備えており、さまざまなDJI Powerシリーズのアクセサリーや異なるモデルのソーラーパネル、電源ケーブル、アダプターケーブルに接続して、多様な拡張ニーズに対応できる。

DJI Power Expansion Battery 2000

指定されたケーブルを使用して最大10個の拡張バッテリーを接続でき、最大22,528 Whの電力を提供する。

DJI Powerシリーズハンドトラック

DJI Powerシリーズのパワーステーションおよび拡張バッテリーの持ち運びに適した設計だ。

DJI Power 1kW車内超急速充電器

ドライブ中に自動車のオルタネーターからの余剰電力を利用して、DJI Power 2000を最大1,000Wで迅速に充電することができる。また、カーバッテリーに接続し、バッテリーの消耗を防ぐためにDJI Power 2000からのリバース充電も可能だ。これにより、インテリジェントな双方向充電とカーバッテリーの容量拡張が実現する。

DJI Power 1.8kWソーラー/車内超急速充電器

ソーラーパネルとRVのオルタネーターに同時接続でき、太陽光発電による最大1,200Wの電力と、自動車からの600 Wの連続給電を合わせて、DJI Power 2000を迅速に充電する。さらに、RVのバッテリーに接続し、バッテリーの消耗を防ぐためにDJI Power 2000でリバース充電することも可能だ。これにより、インテリジェントな双方向充電とRVバッテリーの容量拡張が実現。1.8 kW超急速充電器は、XT90ポートを介してソーラーパネルに接続し、最大1,800 W1の太陽光発電でDJI Power 2000を迅速に充電する。

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