Prodroneが開発を進めている第一種型式認証機「Prodrone式PD6B-CAT3型」がお披露目された。第一種型式認証機では初となる最大離陸重量25kg超えの機体だ。
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6月4日にジャパン・ドローン内Prodroneブースで行われた会見で戸谷俊介代表は「この機体はProdroneが開発し、製造をJALエンジニアリングが担います。有人地帯上空での目視外飛行であるレベル4飛行に対応する、ゲームチェンジャーとなる機体です」と紹介した。
PD6B-CAT3の最大離陸重量は約45kgで、そのうち約18kgをペイロードとして使用可能。機体サイズは約2.2m×約2.4m×約0.7mとなり、同社がすでに運用するPD6B-Type3とは大きく変わらない。その一方で、レベル4飛行を実現するため安全対策はアップデートされており、パラシュートを搭載し、各アームの経も太くして強度を高めているほか、システムの構成も冗長化されている。なお、最大巡航速度は約12m/s、最大航続時間は約30分となっている。


ボディ下部のペイロード搭載部分を変更することにより、物流用途および測量用途で使用できる設計になっており、将来的にはカメラを搭載して撮影用途で使用することなども検討しているという。
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型式認証取得に向けて各種耐久試験に向けた最終調整を進めており、2025年9月から10月にかけての型式認証取得を予定している。本体価格は税込1320万円から。
このほかブースでは、フロートを搭載して水上に着水できる水陸一体型ドローンや、ガソリンエンジンで駆動する農業用ドローンヘリ「田助人(Tasketto)」が展示された。

