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コラム田口厚

[Reviews]Vol.25 Parrot ANAFIの実力はいかに?DJIユーザも気になるところとは?

2018年9月26日
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君はANAFIを知ってるかい?

8月末に発表されたDJI MAVIC 2シリーズの衝撃でドローンユーザーは沸き立っているようだが、もうひとつのドローンの雄、Parrotが8月上旬にリリースしたANAFIをご存知だろうか。一部でコンシューマー向けドローンからParrotは撤退するとの噂があったが、突然リリースされたこの新機種の実力はどうなのだろうか?

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Contents
君はANAFIを知ってるかい?開封の儀:シンプル&コンパクトなパッケージ機体&送信機をじっくりとレビュー:とにかく軽い&小さいフライトレビュー:超スローで安全重視?安定性はバッチリ撮影レビューいろいろな撮影方法が楽しめるのもANAFIの魅力旅先で空撮を楽しむのにぴったりのANAFI

開封の儀:シンプル&コンパクトなパッケージ

まずパッケージを見るとおどろくほどコンパクトなことに気づく。ちょっと心配になるくらいだ。蓋を空けてみると入っているのは…

  • ケースに収納された機体
  • プロポ
  • 予備プロペラ(2セット/8枚)
  • USBケーブル
  • 簡易マニュアル

となっている。バッテリーの充電はUSB-Cを使って行うので、モバイルバッテリー等からの充電が可能だ。バッテリーが少ない人はこの機能はうれしいところ。

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ちなみに、機体性能も再度確認してみたい。価格的にはDJI MAVIC AIRとライバルになると思われるので、MAVIC AIRのスペックも一部併記してみた。

Parrot ANAFI DJI MAVIC AIR
サイズ 175x240x65mm 168x184x64mm
重量 320g 430g
最大操作可能範囲 4km 2km
最大飛行時間 25分 21分
カメラセンサー 1/2.4インチCMOS 1/2.3インチCMOS
動画解像度 4K シネマ 4096×2160 24fps
4K UHD 3840×2160 24/25/30fps
FHD 1920×1080 24/25/30/48/50/60fps
4K Ultra HD:3840×2160 24/25/30p
2.7K:2720×1530 24/25/30/48/50/60p
FHD:1920×1080 24/25/30/48/50/60/120p
HD:1280×720 24/25/30/48/50/60/120p
最大ビットレート 100Mbps 100Mbps
HDR 4K UHD video ×
内部ストレージ × 8GB
検知システム 下方:ビジョンポジショニング×1
超音波センサー×1
下方:ビジョンポジショニング×2
赤外線センサー×2
前方:ビジュアル障害物検知×2
後方:ビジュアル障害物検知×2

機体&送信機をじっくりとレビュー:とにかく軽い&小さい

機体全体のデザインは好みが分かれるところだが、角ばったシャープなデザインとなっておりコレはコレでかっこいい。サイズもとてもコンパクト。発表時の機体写真を見たときにはDJI MAVICやParrot Bebop 2くらいの大きさを想像していたのだが、サイズ的にはMAVIC AIR程度ということろか。機体重量もとても軽く320g。軽量ドローンと思っていた430gのMAVIC AIRが重く感じるくらいだ。

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次に2機とも折りたたんだ状態。付属のケース材質は似ているのだが、折りたたみのアプローチは全く別。ANAFIはシンプルに縦型になる。カバンの状態によっては細長いほうが収納しやすい場合もあるのでこういったカタチもアリ。

ほか、ANAFIの機体の特徴を見てみると、ポジショニングカメラ・超音波センサーといった低空時の機体安定性を左右するセンサーが1つずつとなっている。ここは低空時の安定性に影響がありそうだ。また、DJI製品にはお馴染みの障害物検知センサー類はANAFIにはないので注意が必要だ。

また、イチバンの特徴はやはりカメラまわり。Bebop Droneにはなかった物理的なジンバルを搭載し、カメラのチルトは上下に180°動くようになっている。そのせいもあって、機体が大きく傾いてもプロペラが映り込むことはなさそうだ。プロペラ自体も非常に小さくなっている。

メモリはmicroSDカードを本体に装着する。位置はバッテリーの下となる。このmicroSDカードの装着方法は独自で非常にわかりにくかった。機体本体にメモリーの内蔵はないので、microSDカードの入れ忘れには注意だ。起動後にmicroSDカードの入れ忘れに気づくと、バッテリーを外してから装着しなくてはならない。

プロポは少し小ぶりな専用プロポとなっている。電源ボタンがないのだが、スマホホルダーが蓋のようにかぶさっているので、これを開くと自動的に電源が入る。スマホとはUSBで接続し、専用アプリ「FreeFlight 6」で各種設定を行ったりFPV映像を確認することができる。スティックは取り外しできないタイプとなっている。

プロポの人差し指の位置(上部の角)にはカメラのチルトコントロール(左側)とズームコントロール(右側)のレバーがある。DJI製品に慣れている人はダイヤルのほうが馴染みやすいかもしれないが、このレバー型も操作性は悪くはなかった。

フライトレビュー:超スローで安全重視?安定性はバッチリ

さて、ついにフライトしながらレビューをしてみたい。まずプロペラ音だが、非常に静かなものになっている。MAVIC AIRと比較するとMAVIC AIRがうるさいほどだ。スロットルをゆっくりと入れると非常に静かに浮かび上がる。ただ、ポジショニングが単眼なせいか、低空では僅かだが流れる感じだ。DJI製品のピタッと止まるイメージで操縦してしまうと少し違和感が残るかもしれない。

また、飛行スピードは非常にスローに設定されている。デフォルトでは「Film」モードになっているが、これだと少し遅い(4.5m/s前後)ので「Sport」モードでちょうどいい(11m/s前後)くらい。ちょうどDJIのドローンだと「Tripod」モードと通常の「P」モードというイメージだ。ANAFIの「Sport」はDJIの「Sport」ではなく「P」モードと同等と思ったほうがいい。

始めてドローンをさわる人にとっては「Film」モードくらいのスピードが安全に飛ばせるスピード感としてちょうどよいかもしれない。ドローンに慣れた人では少し遅く感じるかもしれないが、「Sport」モードでDJIのPモードくらいのスピードは出るので問題はないだろう。

撮影レビュー

では、高画質なHDRモードも搭載しているANAFIの撮影した映像はどのようなものだろうか。DJI MAVIC AIRと比較しながら通常の撮影モード、HDRモードを検証してみたい。多少の飛行ルートのズレがあるが、ほぼ同じルート・時間で飛行させている。ANAFIはズームを使わない状態で撮影した。

※映像は全てオートに設定

https://d2llikhal5te33.cloudfront.net/wpdronenews/wp-content/uploads/2018/09/taguchi_Reviews25_%E6%AF%94%E8%BC%83%E7%94%BB%E5%83%8F_2000.jpg

※画像をクリックすると拡大します

映像を比較すると、ANAFI標準は少し明るめな画面となり、水面もギラギラとしている。しかし、その反面キティが白飛びしてモニュメントの目などのディテールが失われてしまっている。ANAFI(HDR)は逆に少し暗めな映像だがキティのディテールもはっきりと映っている。しかし、こちらは少し画面にノイズが乗るようだ。HDRは露出を変えた複数の映像を同時に撮影・合成しているのでビットレートが少し落ちるのかもしれない。DJI MAVIC AIRの映像は白飛びもなくコントラストもはっきりとしていている。映像の画質はMAVIC AIRに軍配が上がりそうだ。

いろいろな撮影方法が楽しめるのもANAFIの魅力

映像の画質はMAVIC AIRに譲るカタチとなったANAFIだが、映像の楽しみ方は画質だけではない。8万円台の機種ながらズーム機能やそれを利用したドリーズームが楽しめたり、カメラも上方90°にも向くなどさまざまな映像を撮影することができる。特にドリーズームはDJI製品だと162,000円のMAVIC 2 ZOOMに搭載されているくらいの機能なので、ANAFIの価格帯で搭載されているというコストパフォーマンスには驚く。

x1.0~3.0まで対応し、x1.4まではロスレスズームなので画質劣化が少ない

旅先で空撮を楽しむのにぴったりのANAFI

ANAFIをいろいろ試してみて感じたことは、取り扱いやすさとコストパフォーマンスの良さだ。いざ撮影しようと思っても準備に時間がかかっては興ざめだ。ANAFIなら、撮りたい!と思ったらすぐにセッティングを済ませてフライトすることができる。機体の収納からプロポのセッティングまで非常にシンプルだ。そして、いざ飛ばしてみても音は静かで飛行も安定している。上級者にはスピードは遅いかもしれないが、ライトユーザーには安全に飛行でき、安定した空撮をするためには最適なスピードだ。

画質はDJI製品と比較すると少し劣るかもしれないが、ズーム機能やカメラが上方にもチルトするのは映像のバリエーションをたくさん出すことができる便利な機能だ。特にズームは被写体と接近しなくても撮影することができるので、安全性にもプラスに働くだろう。

しかし、機体はコンパクトなのだがプロポが少しかさばったり、プロポ収納ケースがなかったりなど実際に持ち歩くには少し不便を感じることも確か。周辺グッズを充実させて旅のパートナーに使えれば非常に魅力的な機体だ。

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shizuka 2018年9月26日
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